土曜日の森⑩巨木の森 土面川照葉樹林
2005.3.19
今日は永田の土面川にやってきました。
この谷の標高400~500m地点、奇跡的に残った巨木林があります。
本日の講師はYNAC樫村精一です。
このパイナップルの葉のような植物はオオタニワタリ。
熱帯系の着生シダで、落ち葉を受け貯めて、栄養にします。
(あまり知られていませんが、新芽を食べるとうまいのです。)
熱帯雨林風に板根の発達したスダジイ。
かたわらのメイさんと比べるとなかなか大きい。
炭焼窯がありました。さっそくカズキちゃんが入りこんで遊びます。
古い木馬道(きんまみち)の跡もあり、以前この付近で
炭が生産されていたことがわかります。
これは珍しいカゴノキ。
瀬戸内海など乾燥しやすい地方には少なくないのですが、
YNACが屋久島で確認した直径10cm以上の個体は
この木を含めてたった6本だけ。
外見は青いヒメシャラ風。パズルピースのように皮がむけ、
鹿の子まだらになるので「カゴノキ」。
尾根の上に巨大なスダジイがあります。すぐとなりはスギの植林地。この木を含めてこの森は、まるで奇跡のように残されたところです。
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