土曜日の森⑥海岸の植物‐尾之間 2月19日
(過去の分です)
場所: 松本洋さん宅のお庭から二又川支流沿い(海岸林)
スタッフ: 岡田・樫村・佐藤・長谷川
土曜日の森・第6回は「海岸の原生林」をテーマに、初参加の5人を含め総勢21名の参加者が実際に海岸沿いの植物を採取・同定して、屋久島の植物に触れ合った、といいますか、どれもこれも似たような葉っぱを手に悶え苦しんだ、というべきか。
21人を4つの班に分け、二又川沿いの海岸林を30分程探索。ノルマとして各班5種類の樹木を集めた。その結果、全部で18種の樹木を同定できたのだが、これらを前回白谷林道で調べたリストと比べると、共通種が4つしかない。
海岸性の常緑樹の葉は潮対策で分厚く、光沢があって頑丈そう。なのに新芽は普通の冬芽のように芽鱗(がりん)で堅く守られていない。むき出しのまま。いつでも新しい葉を出せそうだ。寒さを感じない所なんだなーと実感。
しかし、樹木観察シリーズの4回目ともなると、葉っぱの見分け方もなんとなく身についてきたようだ。海岸から標高500mまでの植物で目を肥やした参加者のみなさんは、更なる高みをめざして、日夜植物図鑑と格闘していることであろう。
(鷲尾・小原)
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