星川淳@Greenpeace
星川淳さんが「グリーンピースジャパン」の事務局長に就任した。
このニュースには驚いたが、なるほどそれはいい人事かも、と思った。
Think Globally,Act Locallyというが、広い視野を持つ星川さんが、活動家として力量を発揮するには、屋久島のコミュニティはなんといっても小さすぎるのではないか。
のんびりした屋久島は暮すにはいいけれど、世界に向けてばりばり発信してゆくのはいくらネットの世の中とはいえ難しい。グリーンピースの中枢として辣腕を振るい、世界に働きかけてゆくことは、人として限りなくやりがいのある仕事だろう、とお察しする。
絶版になって久しく、もはや古書店でも探すのは難しいのだけれども、
『ガイアと里-屋久島対談 地球と人間のゆくえ』山尾三省/スワミ・プレム・プラブッダ(星川淳) 地湧社 1986
という本がある。ニューエイジサイエンスやトランスパーソナル心理学が高揚した時期の雰囲気がよくわかる対談だが、『一つの大きな流れ』を「進化」と見てそこに「叡智」を見出し乗り込んでいこうとする星川さんと、それを「回帰」と認めながらやや離れて凝視する故三省さんとの議論は、そのまま現在につながっている。
乗り込んだ流れの上で、「叡智」を起動する仕事を、星川さんは今やろうとしているのではないか。
今後のご活躍に注目したい。
なお私が紹介するまでもなく、星川さんは本業である著述家・翻訳家として、優れた仕事をされている。この2冊には特に感銘を受け、愛読した。
『星の航海師-ナイノア・トンプソンの肖像』星川淳.幻冬舎1997
絶版が惜しまれる。ナイノア・トンプソンはガイア交響曲第3番の主役のひとり
« 『グッドエコツアー』 byJES | トップページ | 携帯でこのブログを読む »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- Scrambles in the Lake District(2006.01.22)
- 星川淳@Greenpeace(2006.01.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント