米産牛脊柱@成田検疫
やっぱり。とみんな思ったでしょう?
そんな時には『屋久島ふるさと館』のレストランで、鹿児島県産最高級黒毛和牛on屋久島産炭火焼をどうぞ♪
しかしどうもプリオン説の真偽がよくわからないな。と思っていたら、こういう本がありました。
「もう牛を食べても安心か」福岡伸一.文春新書2004
池澤夏樹の書評を読んで取り寄せたもの。これはおすすめします。すこし引用。
「・・・分子のレベル、原子のレベルでは、私たちの身体は数日間のうちに入れ換わっており、『実体』と呼べるものは何もない。そこにあるのは流れだけなのである。」
驚きませんか?
細胞が分裂したり死んで垢になって、という話ではない。そこにかわらずあるように見える細胞さえ、はるかに小さなNやPなど原子や分子のレベルで短期間にすっかり置き換えられてしまう、いわば物質の流れがそこでしばし「たゆたう」だけのこと、というのだ。
この「動的平衡」という事実から、私たちはなぜ食べ続けるのか、そして狂牛病にどういう意味があるのか、分析が展開されてゆく。
商売柄、私自身は「動的平衡にあるからこそ、修復も早く、環境に対応してすばやい変化も可能、変化し続けることが安定をもたらしている」という捉え方が、ヤクスギの更新のあり方に似ているな、と思いました。(脱線)。
『食物崩壊―出揃った滅亡のシナリオ』 西丸震哉 講談社2002
↑読売新聞の書評を、かの田中清彦が書いています。が、田中先生プリオンに関しては勝負を避けておられるか?
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