屋久島観光協会ガイド部会「西部地域の利用調査・意見交換会」
この会議はとても重要でした。
西部の森を、我々ガイドがどう利用してゆくか、作業部会に具体的に提言するもので、先日のガイ連協の会議の報告書が叩き台になり、かなり制限をかけてゆく内容になりました。後ろの方の「共通ルール」案などは、一般向けにもいい内容だと思います。
屋久島観光協会ガイド部会「西部の利用調査・意見交換会」
日時:2006年1月19日 13:30~16:00
出席者:真津昭夫(西部作業部会委員)、臼杵保男、大石孝子、水野明紀、稲留範明、山本勝也、会田淳一、高田健太、青木亜紀子、郷洋一郎、市川聡、小原比呂志
(11業者 13名)
岡田久美(観光協会事務局)
以下、まとめられた「提言」から一部抜粋
・・・西部地域作業部会が設立された。第1回会議、第2回会議では、・・・特に利用による自然の荒廃は見られないことがわかった。また半山などは生活圏に見られるような代替植生であり、ここでよいエコツアーを行うためにはガイドの質が重要であることが理解された。・・・・
・・・2005年1年間の半山の利用者数は、森歩きツアー538人、沢登りツアー30人。川原の利用者数は森歩きツアー10人、沢登りツアー70人。合計648人/年。ツアー件数はトータルで151件/年。一件あたりの平均利用者数は4.3人になる。・・・・・
・・・・・本会議で検討の結果、以下のように厳しい制限ルールを定めることで、今後ともフィールドを保全し、質の高い利用の持続が可能であろうという結論に達した。
①西部地域を自然公園法に基づく「利用調整区域」とし、利用者数やその形態の制限を設定する。具体的には、利用を許される客数の定員を1日あたり、半山20人、川原20人とし、1つのツアーグループの客数を7人以下とする。そのほかに動物の生態保護のために必要な制限が考えられれば、研究者サイドからの助言を受けて、項目に盛り込むことができる。
②指定地域内でのエコツアーガイド営業を認可制とし、環境省がガイド基準を策定し管理する。
③西部地域内に関して、下記のような業者間の共通ルールを作り、その遵守を認可の条件の一つとする。
- 自然公園法、鳥獣保護法など、関連法規を遵守する
- フィールド内では極力研究者の邪魔をしないよう努める
- 動物を撮影する際にストロボをたかない
- 派手な色の衣服を着ないなど、鳥や動物をむやみに刺激しないよう配慮する
- スプレーやテープなどの目印をつけない
- 産業・生活遺跡に属する物を持ち帰らない
- 石や倒木など自然の事物をみだりに動かさない
- なるべく同じところを歩かないようにし、踏圧を集中させないよう配慮する
なお①に関して本会議では、「半山と川原で一日各20名を定員とした予約制利用を試行し、実際の利用状況を1年間モニターする案」について検討した。・・・・
さあ、作業部会は23日。イトちゃん、よろしく!
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