5月29日ガイド認定テキスト編集準備委員会
ガイド部会運営委員の認定テキスト編集準備委員会@小原宅。
といいましても、エコツーリズム推進協議会や作業部会の作業進行がとどこおっていて、認定制度はなかなか前進していません。
さしあたってガイド部会全体会でも、作業部会でも、認定テキストが必要だという合意は出来ているので、ガイド部会運営委員のほうで主体的に、認定テキストガイド部会の意見集約や方向性の検討をやっておこうということになり、暫定的に編集準備委員会が発足しました。メンバーは、増山重雄、大野睦、井坪美紀、小原比呂志です。
昨日の第一回会議の検討資料がこれです。↓
編集準備委員会 認定テキスト検討メモ~~~~~~~~~~
メリット
○ガイド全体の底上げにより、屋久島ガイド観光業全般への評価・信頼が安定する
○全国的に屋久島のガイド水準を周知できる
○ガイド全体の技術標準を検討するときの見極めの座標となる
○ガイド部会が認定制を主導することにより、組織としてのステータスが安定する
○ハードルの高さを調整することで、技術アップをしない業者との差別化が可能。
○他業種からのなんちゃって就業・とりあえずとっとけ取得を防ぐ
○地域貢献
デメリット
○島内全体の底上げにより先進業者に損失がでる
○反対に島内水準が低レベルで固定してしまう可能性
テキストの内容例
○最先端屋久島の自然誌
⇒△知識の進化をリアルタイムで追う(シンクタンク化)▼労力と費用がかかる
○屋久島なんでも百科事典(かごしま検定型)
⇒△作り易い。執筆を依頼し易い。執筆者を中心に認定機関を構成し易い▼浅く広く型になりやすい
○ウィキペディア型屋久島事典
⇒△全員参加が可能▼見解の相違が対立を生む? 編集委員の負担が大きい。
○課題提供型項目リスト
⇒△自立を促す▼勉強しないのでレベルが下がる
○あんちょこ型マニュアル
⇒△研鑽を積んでいるエコツアーガイドとそうでないもの差別化が可能▼つまらないガイドを誕生させる。
執筆者
○選抜指名型
○全員参加・編集委員調整型
テキスト公開の度合い
公開する ○書籍として販売、○協議会で販売、○インターネットでダウンロード、
公開しない ○「ネタをばらさないでくれ」という要求?
試験
第三者(執筆者中心?)による認定機関を創立し認定機関による講義、終了試験、採点
終了試験結果について
○結果を公開する ○内容は点数を記名ですべて公開 ○無記名で問題と点数だけ公開
○無記名で点数だけ公開 ○記名で点数だけ公開 ○合格者だけ公開
○ガイド業者以外にも門戸を開くかどうか⇒収入源になるのでは
※第3者機関の設置が必要
メモ以上~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガイド部会の会議は、こういう叩き台を誰かが作って、それを元に議論します。この日も心地よい5月の夕暮れのデッキで、頭と口は鋭い意見のやり取りをしつつ、しかし手は炭火の上のジンギスカンを的確に転がしかつ隙を見てコップのビールでのどを潤します。
すっかり暗くなり、話もだいぶ進んだころ、
「お、」と増山さんが闇を指差す。
見ると一筋の蛍光が・・・
止まりました
ホタルです。家では初ホタルだ。何ボタルかな。
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コメント
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この記事は、5月30日に書いたものです。
ガイド部会の編集準備委員会を作ったことに関して、運営委員会から会員全体への報告がされたなかったので、公開を控えていましたが、すでにガイド連絡協議会でも検討が始まっているし、まあいいやということで、エントリ~。
投稿: モスフォ3 | 2006.06.13 14:16