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2006.11.28

蛇之口滝 危機一髪!2006.11.26.

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雨の日は、ヒキガエルやサワガニが餌探しに奔走している。これは1歳くらいの小さなヒキガエル。

蛇之口滝ハイキングコースは、標高差400m強、片道2~3時間で、そんなにきつくもなく手ごろな登山が楽しめるいいルート。前半は照葉樹林のいい森の中、昔の木馬道(きんまみち)をたどる歩きやすい道、後半は巨岩の埋める渓谷に沿って斜面をだとるワイルドな道になる。

このコースのウィークポイントは、蛇之口滝直前にある鈴川右俣の渡渉点。ここが増水すると、渡渉は不可能になるので、渡った後で増水されたら、その日のうちには帰れなくなる。渡っている最中に鉄砲水がきたら、万事休すである。

これがあるために、雨の日にこのコースに行くのは、なかなか判断が難しい。

11月26日、雨の中の楽しいフォレストウォーク。森は潤い美しい。尾之間歩道分岐の東屋で昼食を取ったあと、蛇之口滝へ向かう。

渡渉点は数日前からの雨で鈴川はすでに増水気味。その時点で渡れないことはないが、昼前から雨脚がつよくなり、あっちこっちで雷鳴もとどろきはじめた。

残念だがリスクは犯せない。さいわいこの渡渉点からは蛇之口滝の上部が望めるので、そこで引き返すことに決定した。

別れを惜しみつつ展望を楽しんでいると、・・・蛇之口滝の水流の幅がだんだん広がってくる。増水が始まったのだ。

帰路、道沿いの鈴川の谷音がにわかに高くなった。鉄砲水である。

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谷へ出てみると、「・・・!」 もの凄い増水だ。危ないところだった。三途の川をわたるところだった。

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上流の中尾根大斜面のスラブ群にはことごとく大滝がかかっている。短時間に集中的に豪雨が降ったらしい。この幻の滝群は尾之間方面からも見える。岩壁に滝がたくさんかかって見えるなら、鈴川は増水している可能性が高い、というわけだ。

蛇之口滝、あなどれません。天候が不安定なときは、安全第一で判断を!

 

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さて、途中の小沢のホウオウゴケ。水圧を受け流すデザインになっている。「渓流ゴケ」というべきだろう。

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東屋にいたものすごい毛虫。まっ黄色でドクガ類らしい。そういえばこの虫の脱皮ガラを沢登りのときに触ってさされたことがある。

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ボチョウジの実。緑→黄→橙→赤と熟して変化する色が美しい。あたりが暗いのでピンボケですいません。

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コメント

蛇の口滝・・・。僕が以前、行った時も大した雨量ではなかったですが雨で、温泉のおばさんに、『途中の河を渡る時に、増水してたり河が濁ってたら絶対に渡ったらいけない!』と言われました。

何気に行ってしまいましたが、運が良かっただけなのかも・・・。
ちなみに滝はガスっていてほとんど見えませんでしたが・・・。

なんと素晴らしいカエルの写真!触れないのに最近とても好きになりました。以前、仕事場の階段の下でぐんにゃりしたものを踏んで、闇夜に絶叫したことがありました。でも大丈夫、カエル君の弾力は私の体重を跳ね返しました。すごく大きかった、あれは東京のヒキガエルだったのでしょうか?目の色とか手の形とかもすごく刺激的ですね。日本のカエル、ばんざい!!他の写真も素晴らしいですね。屋久島から帰ってから、「飛行蜘蛛」という本を見つけて読んでいます。中国では遊糸と呼ぶそうです。屋久島ではよく見かけられる現象なのですか?あの時モスフォさんはなぜすぐに、あれが蜘蛛だとわかったのですか?あてもなく空間に飛び立つというところに惹かれます。なにか面白い形にできるといいと思っているのですが・・・くれぐれも気をつけて、また素晴らしい写真を見せてください。

カエルはね、熱帯へゆくほど種類が増えて面白いですよ。

アマゾンの支流沿いで夜ボートを待っているとき、神秘的な鈴を転がすような、えもいわれぬ不思議な鳴き声がずっと聞こえていました。カエルらしかったのですが、あの声をもう一度聞いてみたいなあ。

ボルネオでもいいです。

蜘蛛のウィンドサーフィン、不思議でしたね。
偶然、というか離陸に失敗してああなったのか、あのような移動方法がそもそもあるのか、謎です。

ヤクスギランドの吊橋のワイヤーの上から、一列に並んだ蜘蛛の子たちがいっせいに飛び立とうとしているシーンは、なにか、じんとくるものがありました。ほとんどが、いずこともなく消えてゆくのでしょうが、運のいいものは太平洋を越えて世界を回るのです。

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