屋久島ガイドセミナー第5期 2006.12.12-14
環境文化財団研修センターで、『屋久島ガイドセミナー(第5期)』が行われ、受講してきました。この受講が「屋久島ガイド」登録の条件になっているからです。
セミナーの内容は各方面にわたりましたが、なかでも圧巻はこの人。ピッキオのディレクター桑田さんの講義とワークショップでした。
ピッキオといえば、エコツアー業務と調査研究を両立させ、軽井沢地域のなかでクマの管理を主導するなどして、第1回日本エコツアー大賞を勝ち取った実力者で、YNACにとって同志であるとともに最大のライバル(!)であります。
エコツアーの仕事を試行錯誤しつつ独力で作り上げてきた過程は似ていますが、正直なところ、YNACがピッキオにかなわないのは、業務の体系化を非常にうまくやり遂げたところと、マーケティングの適切さ。
そのライバル会社のエースがわざわざノウハウを指導に来てくれたわけですから、感謝の気持ち一杯でいろいろ学ばせていただきました。
桑田さんとYNACスタッフは旧知の仲で、仲良しです。研修(という名目で遊び?)に軽井沢のピッキオにお邪魔したYNACスタッフもけっこういます。
その他の講師の先生方や普段話すことのなかったガイド同業者との交流もしっかりとでき、楽しいセミナーでした。
しかし現実的にみて、屋久島のエコツアーガイドを養成するというふれこみのセミナーがたったの3日間では、内容的には話にもなりませんから・・・。YNACのスタッフ養成なら、座学だけでも最低3ヶ月は欲しいところですね。検討中の屋久島ガイド認定制度とリンクさせられるような研修制度が作れるといいのですが。
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