« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月

2006.12.30

こたつアスベスト

061230_002

大晦日に、こたつは不可欠。

本日宮崎から妻の母が来てお正月をわが家で過ごすので、物置のこたつをとりだしました。ほこりをはたき、ぞうきんでこすって、よし、OKだ。

おや・・・?

061230_003

これ、なんだ?

発熱ランプの受けに、白いパッキン状のものがはさんであります。断熱クッション材らしいが、繊維状のものがぽろぽろしている。

このこたつはいつ買ったかも定かでなく、安物ですが長いこと使っていたものです。もしかしてこれは規制前の製品で、このパッキンはアスベストではないか?

061230_004

けっこう安易にむき出しで使ってあります。

結論は、・・・正真正銘アスベストでした。これにはびっくりです。わが家のこたつはすべて年代物で、全部クロ。背に腹は変えられず、即決でこの機会にすべて交換することとなりました。

しかしアスベスト製品は、もはや捨てることも容易ではないのですね。年が明けてから屋久島クリーンサポートセンターに相談することにしました。

お宅の長年愛用したこたつ、・・・大丈夫ですか?

淀川線通行止め 2006.12.30.

町道淀川線(ヤクスギランド~淀川登山口)が、凍結のため当分のあいだ通行止めです。

昨夜はこの冬初めての冷え込みで、気温は21:00ごろすでに8℃を切り(・・・まあ屋久島ですから・・・)、なお下降中でした。山では積雪があった模様です。

今朝は日の出直後の7:30で10:00。高気圧が張り出して快晴となりましたので、回復は早いと思いますが、さしあたって淀川方面のアプローチが遠くなっています。

モッチョム岳2006.12.28.

061228_014   061228_011

やっかいな岩場を越え、険しい山道を緊張しながらのぼりつめた頂上からの太平洋。1000mの高さから見渡す180°の青海原です。

冬型の気圧配置になり、北西の寒々とした風が吹きまくり、屋久島中が大荒れの天気なのですが、こんな日もモッチョム岳はいい天気で、北東側(左)と南西側(右)を回り込んでゆく雨雲を尻目に頭上には青空が広がります。

屋久島の連山を全部まとめて『八重岳』と称します。

深田久弥の日本百名山で『宮之浦岳』が屋久島の山の代表名とされたこともあって、現在はあまり使われませんが、こちらの方が山の総体のイメージをよくいい表している。

この八重岳の巨大な山体が立ちはだかって北西の風の雲を左右に押しのけるため、風下にかくれてちょこんとそびえるモッチョム岳は好天に恵まれるというわけです。

061228_006

この季節、モッチョムで目立つのがアオキの大きな赤い実。モッチョム岳や蛇之口滝にはシカが少ないので、好物のアオキがたくさんあります。シカの多い白谷や西部では、私はみたことがありません。

061228_009

冬の花といえばこれ。生きた化石にして屋久島の固有種、オオゴカヨウオウレン。陽がよく当たって暖かいモッチョム岳は、島内でも最も早くこの花が開花し始める地域です。

061228_016

万代杉。いつも力強い。

061228_017

初春の定番の花、サツマイナモリ。この花が咲くと、春も遠からじ、という気になります。

寒さはまだまだこれからですが、屋久島南東部は寒波の直撃を受けずに冬をやり過ごせるパラダイスです。

2006.12.25

白谷の顔

061223_069_2

白谷の、とある朽木にあらわれた顔。

イスラムの老人? 智恵と苦悩をたたえた横顔、というところか。

 

 

061223_077_1

こんなのもありました。

「苦悩って、な~に~?」

白谷、昼下がりの光

061223

12月。昼下がりの白谷雲水峡。

尾根のむこうに陽が傾きはじめ、あたりはやわらかな光につつまれてゆく。

心やすまる時間です。

2006.12.20

山口道生さんを偲ぶ会 2006.12.19.

061219_1

屋久島ガイド協会主催。心のこもった、いい集まりでした。

2006.12.19

レスキュー訓練@春牧運動公園2006.12.19.

06121915_035

吉原くん主催のレスキュー訓練を取材に行ってきました。この日は遭難者を上に助け上げるための、引き上げ技術のおさらいが中心。

参加者は、吉原講師以下、山岳太郎、ネイティブビジョン、フィールド、YNACなどのスタッフたち。

上の写真は1/5引き上げシステムを試しているところ。5倍の力を作り出す、つまり30㎏の力で150㎏を引っぱり上げる仕組みです。なかなかの威力ですが、仕掛けがけっこう複雑で、現場で速やかにセットするには、熟練が必要。

普通、引き上げは1/3や1/4のシステムがノーマルです。

061219_003

道具の点検。吉原山道具奉行のコレクションより。白い冊子がレスキュー3のウォーターレスキューや、テクニカルロープレスキューのテキスト。球磨川での研修会で使われたものです。

冬の間はこういった技術研修をちょくちょくやってます。

屋久島ガイド連絡協議会 忘年会2006.12.18

061218_023

ガイド連絡協議会の忘年会がありました。1次会はグリーンホテル。

冒頭先日亡くなった会員の山口道生さんに黙祷。世界の秘境に通じ、みんなに敬愛された、いい人でした。

乾杯はゲスト参加して下さった、久保田さん。(林野庁屋久島森林環境保全センター所長)

2次会(写真)はウチ。送迎付き(理事の皆さんありがとう!)、お泊り(シュラフ持参)付き。こともなく、和やかに(笑)、夜も更けるまで飲み、語り合いました。

飲むと登りたくなる『黄楊野ウォール』、完登者はいきなりランジを決めた新会員K君と、小5のK坊だけで、あとのヨッパどもは全滅。

061106_033_1 

左は余裕で完登したK坊。その他はほぼ全滅。

ヤクスギランド東屋全焼

061218_1

ヤクスギランドの物置跡です。

合掌。

ストーブかなにかの燃料を入れていて引火、全焼したそうです。人のヤケドなどはなかったとのことで、何よりでした。

周囲のスギやヒメシャラが焼け焦げていますが、まあ、山火事さえ起こさなければ、焚き火をしたって別に構わないと思います。

この物置はもともと利用者のための東屋でした。雨の日などとても便利だったのに、林野庁が協力金を取るようになってから、いつの間にか物置に改築されてしまったのでした。

屋久島にたくさんあるといいもの。

それは東屋ではないでしょうか。

紀元杉の雪だるま2006.12.18.午前

061218

紀元杉@標高1230mです。

すこし雪が積もっていました。誰かが作ったミニ雪だるまがいくつか。

観光協会西川くんの宮之浦岳最新登山情報はこちら。すごい「エビのシッポ」です。

2006.12.17

西高東低

061217sora_011

さて、屋久島もじわじわと寒くなってきました。本日は西高東低、冬型の気圧配置です。

とは言っても屋外で14℃、室内で18℃くらいのものですが。

冒頭の写真は暖かい平野(ひらの)の空。こちらはいい天気なのに、北の方に暗い雲が見えています。これが安房の北、船行ではこうなるそうです。←菊池さんのブログ

昨日から種子島遠征に行っていた安房小ソフトポールチームは、コスモライン「ロケット」が欠航する高波のなか、午前だけなんとか走ってくれた「トッピー」で西之表から宮之浦に帰ってきました。

みんな船酔いで大変だったようですが、5年生の息子は「根性で吐かなかった」とか。

島の子はそれでいいぞ。

 

栗生川の沢登り

鴎庵さんのブログでYNACツアーがいろいろ紹介されています。とくに2日目は私の担当した栗生川沢登りツアーの日です。

よ~くチェックすると微細なずれはあります。たとえば・・・

誤: なんとガイドのさなえさんは20mを超える橋の上から飛び込んだことが・・・

正: なんとガイドのさなえさんは10mを超える橋の上から飛び込んだことが・・・

というような部分ですが、YNACサナが10mを飛ぼうと20mを飛ぼうとそれほど問題ではありません。

驚くべきはその細部にわたる記憶力です。よくぞここまで。解説から行動までこれほど細かなツアーの記録は、かつて拝見したことがありません。

(ただし、よそさまの話とか、YNACツアー部分以外についての正誤などは、もちろん私のあずかりしらぬところ。)

というわけで、ぜひご覧ください。→鴎庵さんのブログ

 

2006.12.14

スリップ注意@屋久杉自然館

06121214_104

暖かい冬の雨が降っています。

屋久杉自然館は明日からしばらく休館です。縄文杉の枝を展示するための改修期間とのこと。

この「雨天スリップ注意」など、敷地内の感じのいい標識やクラフト製品は、自然館の専属デザイナーOさんの作品。

06121214

雨に濡れるサルスベリ並木。別館エントランス。

屋久島ガイドセミナー第5期 2006.12.12-14

環境文化財団研修センターで、『屋久島ガイドセミナー(第5期)』が行われ、受講してきました。この受講が「屋久島ガイド」登録の条件になっているからです。

06121214kuwatasan_077

セミナーの内容は各方面にわたりましたが、なかでも圧巻はこの人。ピッキオのディレクター桑田さんの講義とワークショップでした。

ピッキオといえば、エコツアー業務と調査研究を両立させ、軽井沢地域のなかでクマの管理を主導するなどして、第1回日本エコツアー大賞を勝ち取った実力者で、YNACにとって同志であるとともに最大のライバル(!)であります。

エコツアーの仕事を試行錯誤しつつ独力で作り上げてきた過程は似ていますが、正直なところ、YNACがピッキオにかなわないのは、業務の体系化を非常にうまくやり遂げたところと、マーケティングの適切さ。

そのライバル会社のエースがわざわざノウハウを指導に来てくれたわけですから、感謝の気持ち一杯でいろいろ学ばせていただきました。

桑田さんとYNACスタッフは旧知の仲で、仲良しです。研修(という名目で遊び?)に軽井沢のピッキオにお邪魔したYNACスタッフもけっこういます。

その他の講師の先生方や普段話すことのなかったガイド同業者との交流もしっかりとでき、楽しいセミナーでした。

06121214_100

しかし現実的にみて、屋久島のエコツアーガイドを養成するというふれこみのセミナーがたったの3日間では、内容的には話にもなりませんから・・・。YNACのスタッフ養成なら、座学だけでも最低3ヶ月は欲しいところですね。検討中の屋久島ガイド認定制度とリンクさせられるような研修制度が作れるといいのですが。

2006.12.12

ガイド部会第2回全体会 2006.12.12.

紛糾した第1回全大会の挽回と、協力金についての検討でした。

結果: 屋久島観光協会ガイド部会は、屋久島山岳部利用施設管理等協力金の現在の案にさまざまな理由から反対し、行政機関がてんでに管理費用の名目で「協力金」を集めるのではなく、屋久島全体でお預かりして有効に活用する方法をじっくり考えることを希望します。

ついてはこの結果をまとめて、観光協会理事会に提出し、屋久島山岳部利用対策協議会の席で、提案されるよう働きかけてゆくことになりました。

入山料か入島料か、任意か強制か、など、調整の難しい問題がまだ残っていますが、この手の会議の構成メンバーは、ほとんとが管理側の行政機関で、利用者の立場から発言できるのは観光協会だけです。

私としては、島内の特典いっぱいで、だれもが欲しくなるような環境キップの販売(購入は任意)を押したいと思います。

「このキップを買えば、こんなことがお得になります」というものになるとすれば、みなさんは、どんな特典をお望みですか?

島内観光施設の割引券をつけるなら、YNACは一番にのりますよ。

2006.12.11

登山道整備リーダー会 2006.12.6.

04112730_010

リーダー会、11月のまとめと12月の予定は、だいたい次のとおりです。全域、利用にほぼ問題ありません。

淀川~花之江河間石組み工事(会田班): 地道な作業でやや改善。石組みはルーチンワークとして根気よく続けることで効果を上げてゆく作業だろう。木道の足部分が朽ちてきているところもある。12月に再度手入れをする。

蛇之口ハイキングコース(岩川班): 倒木処理と一部刈り払いをした。12月にさらに刈り払いを行う。

尾之間歩道(末野班): 倒木処理と刈り払い。おおむね終了。

縄文杉ルート(野々山班): 軌道のショートカット部分の石組みを行った。大株歩道の木道の整備を12月に行う。

永田歩道(松本班): 全般に手を入れ、おおむね問題はないが、鹿之沢~岳の辻間はヤブがまだ多いので、12月に刈り払いする。

花山歩道(古賀班): 全般的に刈り払いと小倒木の処理をした。永田岳の植生回復工事が進み、侵食箇所に使っていた「脚立」がフリーになったので、12月にこれを以前から問題になっていた大石展望台下の侵食箇所に、流用する。動じに土嚢で水切り工事を行う。

栗生歩道(佐藤班): 花之江河~遠望石間は力を入れて刈り払い。全般に倒木処理が多かった。大きな倒木は、越えやすいようにホールド、スタンスを切り込んだり打ち付けたりした。

湯泊歩道(菅班): 全般に整備・点検した。ジンネム高盤岳巻き道の岩場は、ホールドになっていた木がはがれてしまったので、12月にロープを設置する。花之江河~高盤岳間の潅木帯も、12月に刈り払いをする。

永田岳~鹿之沢小屋(斉藤班): ササ刈り。おおむねOK。

楠川歩道(野々山班): 楠川登山口~辻峠~軌道まで、問題なし。

なお、黒味岳の道も、12月に刈り払いをする予定です。

2006.12.04

観光協会ガイド部会 第7回運営委員会 2006.12.4.

前回、紛糾して終わったガイド部会全体会のやりなおしに向けて、運営委員会奮闘中。

混乱して収拾のつかなくなった議論を整理し、事実確認をやりなおし、重要な議題について原案を確認し、タフに働いています。

こんどの全体会は、入山協力金(施設管理等協力金)について検討です。

ついにこの時が来ました。

地元観光業者が「行政がてんでに金をむしろうとするのは、あれはおかしい」と立ち上がる日も近いか。

2006.12.03

栗生歩道整備 2006.12.2-3.

0612023_015

栗生歩道の巨大倒木 『大洞杉』。(2人とも身長180cmくらい)

 

観光協会の登山道整備。今回の佐藤班は栗生歩道の担当(佐藤・吉原・小原)です。

屋久島の数ある登山道の中でも、栗生歩道ほど歩くと幸せになる道は他にありません。山小屋はなく、長くわかりにくいところもあるため、シロウトさんには無理ですが、深い森の中の、やわらかくどこまでも心楽しく歩いてゆける細い道は、YNACスタッフの一番人気。

花之江河周辺の標高1550m以上は、厳しい気候で高木が育たず日当たりが良いため、ほっとくとハイノキやシキミなどの低木がわさわさ茂ってしまいます。この部分の刈り払いをおこたると、2~3年後には泣きたくなるような刈り払い作業をやらされることになるのです。

また今年は台風の直撃こそ免れたものの、13号接近の際の強風はかなりのもので、森林帯に入ると、そこここに倒木がありました。

0612023_022

こういう斜めになった大きな倒木が一番厄介です。今回チェーンソーはなし。

そこで、この木を乗り越えるために、いろいろ小細工をします。たとえば・・・

0612023_026

登山道をふさいでいた木を適当な長さに切って、足場を打ち付ける。

0612023_029

木が大きいので落ちると怖い。そこで姿勢が安定するように、ノコとナタで手がかりを刻む。

0612023_001

標高1250m付近のモミの木。栗生歩道にはモミやツガの大木が多く、これらはヤクスギほど耐久性がないので、枯れたり倒れたりしやすいのです。

0612023_006

朽ちて倒れたモミの処理は、毎年恒例の大仕事。

0612023_041

とはいえそれほどの難工事はせずにすみ、順調に2日間の日程をおえました。上は標高950m付近からの栗生沖の海。雲の影が海面に映っています。

2006.12.01

大太鼓岳

Odaikodke

明日から2日間、栗生歩道の整備に入ります。

下山用の車を登山口にデポしに行ったので、ついでに大太鼓岳に登ってきました。

頂上は藪の中ですが、近くのヤマモモの木に登ると、なんとか↑こんな展望写真(合成)がとれました。

小楊子川流域の、『原生自然環境保全地域』の森が広がる向こうに、右に黒味岳や翁岳、左に永田岳。まんなかの中島の頭の奥に宮之浦岳もちょっと見えてます。

それにしても栗生歩道、狭いながらも巨木の照葉樹林が続き、いつ行ってもいい道です。あまり歩かれていないので若干わかりにくいですが、そのぶん道はふかふかしてます。

061201_

頂上近くからは七五岳北壁が望めました。

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

フォト

Twitter

リンク集

無料ブログはココログ