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2007.01.09

「日本の貴重なコケの森」

050530_180_1 ヤクスギランドの蘚苔林

昨年末、「蘚苔類研究 第9巻第4号」が届きました。

目次のなかで目を惹いたのが「日本の貴重なコケの森」選定の告知です。

これは日本蘚苔類学会の事業で、選定委員長は屋久島のコケ愛好者の導師(メンター)である西村直樹さん(岡山理科大教授)であります。

屋久島では、白谷よりも、「荒川流域」を私は推したいな~。年間降水量記録日本一を誇る圧倒的な蘚苔林にして、コケ多様性のホットスポット!アクセスがよく、淀川にもヤクスギランドにも入れるし太忠岳もビャクシン沢もあるし。フウチョウゴケの再発見というイベントもあったので、範囲を本流筋まで拡げて「安房川流域」でもいいのかもしれません。

まあ『屋久島のコケガイド』もあることですし、いずれにしても屋久島が選ばれるのはまちがいないでしょう。

この選定事業は、単にめでたくコケの森100選をえらぼうというものではなく、その芯には重要なコケの生育地を破壊から守る、という切実な問題があります。「その『種』の生育を可能にしている『地域』全体を保護・保全する」 ために 「私たちに何ができるか?」というコケ研究者・愛好者の自問への回答としてこの事業は計画されているのです。

地域フィールドに生きる私たちにとって、この問いは永久にのしかかる重い課題でもありますが、まあそれはおいといて、楽しそうな選定の試みに注目したいと思います。

070109_018_1

この第9巻第4号は兵庫県立人と自然の博物館秋山弘之さんのご活躍(といいますか孤軍奮闘?)により、屋久島特集の感もあり。

また、あの「ナンジャモンジャゴケ」の発見者として有名な故高木典雄先生の追悼記事が載せられています。

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コメント

百選の1番目は,やはり,屋久島だろう!と思ってます.宜しくご協力の程.

当確! ありがとうございます。
奄美大島や沖縄方面のコケは調査されているのですか?

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