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2007.01.16

原生フォーラム2

続きです。

生命の島』編集長、日吉真夫さんによる基調講演。

われわれ人類がいかに地球を独り占めし生態系を破壊しているかを改めて正しく指摘し認識させ、自分が何をするべきかを問う、オーソドックスな論旨をぎらりと研ぎ澄まされた言葉でたんたんとたたみかける。

なかでも最も重要な指摘は、ことばの真の意味を考える、ということだったと思います。

「自然と共生する」というようなことばの意味をおろそかにするな、あやふやにされた耳あたりのいい決まり文句で語って安心するな。

そこで暮らしていて近くに自然がある、というような生ぬるい解釈で使われているが、「共生」の真の意味はとは互いにのっぴきならぬつながりをもって、生きなければならない宿命のことだ。そのことばの意味を、言霊を正確に考えなおせ。

という意味だったと、私は理解しました。

趣旨が明快だとはいえなかったこのフォーラムに、深々と柱を打ち込むような1時間だったと思います。

後に続くパネルディスカッションの冒頭で、座長の日下田屋久杉自然館館長が、「これはいい加減な言葉を使えなくなってしまった」と、やりにくそうに言って会場の笑いを誘っていました。

このパネルディスカッションは、指定地域をどう保護するか、というより、原生自然を有する自治体として何を考え、実行してゆくか、という趣旨だったらしいのですが、屋久島をネタに屋久島関係者+知床ゲストが語る、という人選になっていて、狙いがイマイチ。

むしろせっかくはるばる来ていただいたゲストの皆さんに大いに語ってもらうべきだったと思います。現にパネラーで一番おもしろかったのは、知床を擁する斜里町の村田環境保全課長だったのです。村田さんの話はもっと聞きたかったのですが、時間切れでした。

北海道の新得町、南アルプス深南部の川根本町小笠原村などの話や意見を、5分程度の報告などではなく、もっとさまざまな面から聞きたかった。もったいない。

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