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屋久島ガイド認定テキスト作成、GO出ました。
テキストの作成と、認定講習の試案作成をガイド部会に委託するとの方針が、先日のエコツーリズム推進協議会の作業部会での決定事項です。
作業部会は今回で実に第31回目という長丁場になります。錯綜した議論の果てに、かなりすっきりした形でまとまってきました。(松本部会長、その他の委員の皆さん、たいへんお疲れ様です。)
これを受けて昨日ガイド部会運営委員会が開かれ、近くガイド部会臨時総会を召集し、この件の受託と、テキスト作成委員会設立及び認定講習検討推進の了承を計るということを決めました。
(さーてそれで、そのテキストを誰が作るんだ~?)
写真はヤクスギランドで、ヤクスギ平木とバウムクーヘンを使ったケッサクなインタープリテーションを行うカシムラ@YNACです。
春の二つ玉低気圧の影響で、屋久島は一気にあたたかくなりました。
地の蟲たちもうごめきだしています。
啓蟄1。ブユ。天文の森の小沢や、頂上に集まっていて、人にたかってくることが多い。
啓蟄2。こいつは動画でどうぞ。⇒「070325_058.avi」をダウンロード
太忠岳、小花山の森。
本家の花山に比べるとややスケールは小さいものの、雨あがりに霧がはいるとなかなか荘厳な雰囲気の漂う美林です。このあたりは2段になった切株が見られるので、ほとんどはスギとヤマグルマの三次林でしょう。
天文の森から上部はモミの巨木が増えてきます。花粉分析の結果、モミは300年ほど前に急激に増えていることがわかっており、薩摩藩政時代の伐採ギャップに侵入したらしい。
モミの落枝に雄花のつぼみがついていました。花粉はスギの2倍ほどあり、車のフロントガラスなどにのっていると、肉眼で見えるほどです。
太忠岳の登りにかかるとツガの倒木が目立ってきます。’93年の台風でやられたもので、ギャップがヤブになっています。
ヤクシマベッコウ。ベッコウマイマイの仲間で、殻がとても薄い。雨あがりにヤマグルマの倒木などによく歩いています。着生している藻や菌類などを食べているようです。
ごぞんじ天柱石。
ヤクシマキムラグモ後姿@西部林道。
古生代の姿を残す世界的な貴重種です。ナチュラルな後姿、初めて撮影しました。サイズから考えておそらく雌です。
なお上半身は過去に一度だけヤクスギランドで撮影に成功しております。↓
なおキムラグモ類の詳細な解説はこちら。
屋久島南部最大の巨木、「モッチョム太郎」を見上げるKさんと0さん。千尋滝の登山口からここまで、なかなかけわしい道のりです。
この木の東側(右側)には、古い斧の切り口が残っています。試し切り程度の切り方ではなく、この太い木を半分ほども切断しておきながら何かの理由で中止した、という感じ。
いきなり天罰でも下ったのでしょうか。それともいったん切ろうと決めて作業を始めたが、途中でやっぱり使えないぜということになってやめたのか。
もしかすると単に急用ができて山を下り、それっきりになっただけなのかもしれません。いろいろと当時のことを想像させてくれる作業遺跡です。
ところでこの日の山行は、KさんとOさんが失礼ながらただものでなく、3人で会話がはずみすぎて大きく予定を割り込むという、ガイドの管理責任を問われかねない結果になりました(反省)。
日没直前になんとか無事下山という、本富岳では稀にみる喋りようでした(猛省)。
やってくれましたポンバルディア。なにかとトラブルの多い飛行機ですが、ついに高知空港で前輪扉が開かず、機首のみ着地の胴体着陸です。
6枚プロペラのQ‐400という機種で、現在屋久島‐鹿児島間の全便がこれと同じ飛行機です。
http://www.youtube.com/watch?v=OOptM7xwsSw
これが機首の車輪ではなくて、翼の車輪が片方出ない、なんてことになっていたら、やはり深刻な事態になっただろうと、考えざるを得ませんね。
そういえば昨晩、なぜかジェットフォイルが大波で転覆するのを安房の高台から目撃する、という夢を見たところでした。現実にジェットフォイルも材木に突っ込んだりクジラを轢いたりするし、強力なエンジンで全力を出したときのリスクはやはり軽視できません。
普段はなかなか意識しないものですが、つくづくフェリーは安全な乗り物だと思います。
志戸子ガジュマル園のアコウ。この木は急成長中のようで、年々赤みが強くなりパワーアップしています。ガジュマルとおなじイチジク属で、赤みがかった馬の尾のような気根から「赤尾」「アコウ」となったようです。(ガジュマルは白い)
種子島の西之表の古名を「赤尾木」といいます。
種子島鉄砲館(旧種子島博物館)のある「赤尾木城」には「榕城」という別名があり、この「榕」はガジュマルやアコウなど着生イチジク類の中国語名です。屋久島と同じように種子島にもアコウは多く、熱帯的な奇怪な姿が種子島を代表する木として首都の地名になったのでしょう。
むしろ奇怪な赤い尾の木のある港、という地名から、木にアコウという名が定着したのかもしれません。種子島が活気のある海外貿易港だった中世のころ、船乗りたちにとってエキゾチックその姿は、いよいよ南蛮へと胸を高鳴らせるものだったのではないでしょうか。
アコウの実。小さなイチジクで、中ではいま専属のポリネーター(花粉運び人)であるイチジクコバチが育ちつつあるはずです。熟するとあまりうまくはないが食べられます。
ところでガジュマル園の中にこんなものがありました。
コジミカンってなんだ?
普通のミカンの木のようです。
葉は翼がなく・・・翼とはミカン類にはふつうある、柄のところに残る複葉の痕跡のこと・・・トムヤムクンに使うコブミカンのよう。(「ブ」がひっくりかえって「じ」になったか? まさか)
小さい実がなるそうですが、コブコブの実かどうかはわかりません。はて、何者でしょうかコジミカン?
屋久島最大の滝、蛇之口滝です。昨夜の大雨のなごりで水量はやや多め。
滝の何をもって大きさとするかは定説がなく、高さだったり、幅だったり、水量だったりといろいろですが、高さ100m以上で幅30m以上の蛇之口を越える滝は島内にはありません。
上部の傾斜が弱いので滝壺から落ち口を仰ぎ見られないのが残念ですが、千尋滝の左岸スラブ(一枚岩)が滝になったくらい、といえば想像がつくでしょう。
ちなみに水量で最大の滝は、増水時の安房川トンゴ滝、ついで栗生川(小楊子川)お谷が滝です。
まあ、高さ、幅、水量のトータルスケールと眺望の印象では、やはり大川之滝と千尋滝の雄大さは全国的にみてもいい線行くと思います。だいたい水が飲めるし。
途中の川べりに咲いていたヤマモモの雄花。新緑も始まっています。快適な一日でした。

珍品種。ポンカンとタンカンを掛け合わせたミカンです。
麦生のポンタン館で購入。
全体の雰囲気と形はポンカンで、肌合いや色はタンカン、なので、タンカンの皮をかぶったポンカンという感じ。味は、ポンカンのようにどばしゃ!とほとばしるタンカン果汁、という感じ。実にうまいです。
名前はまだないが、『ポンタンカン』で決まりでしょう。大玉が6個くらいでなんと100円でした。
岡山理科大学の屋久島実習中。
好奇心全開の学生さんたちを指導するのは楽しいです。
明日3月2日は安房の鹿児島大学ステーションで岡山理科大の院生の研究発表の日。何人か出席希望者から連絡がありましたが、他に聞いて見たい方は小原まで連絡ください。
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