太忠岳の森
太忠岳、小花山の森。
本家の花山に比べるとややスケールは小さいものの、雨あがりに霧がはいるとなかなか荘厳な雰囲気の漂う美林です。このあたりは2段になった切株が見られるので、ほとんどはスギとヤマグルマの三次林でしょう。
天文の森から上部はモミの巨木が増えてきます。花粉分析の結果、モミは300年ほど前に急激に増えていることがわかっており、薩摩藩政時代の伐採ギャップに侵入したらしい。
モミの落枝に雄花のつぼみがついていました。花粉はスギの2倍ほどあり、車のフロントガラスなどにのっていると、肉眼で見えるほどです。
太忠岳の登りにかかるとツガの倒木が目立ってきます。’93年の台風でやられたもので、ギャップがヤブになっています。
ヤクシマベッコウ。ベッコウマイマイの仲間で、殻がとても薄い。雨あがりにヤマグルマの倒木などによく歩いています。着生している藻や菌類などを食べているようです。
ごぞんじ天柱石。
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