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2007年4月

2007.04.19

屋久高環境コース実習@西部林道

屋久島高校には環境コースが設けられています。

YNACスタッフはたまにその講師を依頼されますが、本日は西部林道で実習があり、小原が担当しました。

それなりにカリキュラムを考えて臨むのですが、実際には生徒の顔を見て、少しジャブを打ち、その子たちの持っている知識を計ってからどういう内容にするか決めてゆきます。

しかし生物・地学、地理・日本史を選択していない人を相手に話すのは、なかなか大変です。逆に言うと、この4科目を履修しておくと屋久島旅行が楽しくなる、といことになるでしょう。

高校の授業って、大人になって面白い旅行をするためにある、というのはけっこう真実だと思います。

この日の実習は2時間しかなかったので、かなりシンプルなものになりました。前半は路上の落ち葉をあつめてリストを作り、後半は炭焼きの遺跡やイチジクの仲間の生態を解説。

さて、多少は役にたちましたかどうか?

YNAC WEBSITE ENGLISH VERSION AVAILABLE

YNACサイトについに英語バージョンが登場!

http://www.ynac.com/

シンプルで見やすいデザインになっています。日本語より英語のお得意な方はどうぞご利用ください。

2007.04.18

寄らば苔樹の陰

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2007.04.16

黄砂

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可愛い愛車。 旧式デリカ。

洗ってやっていません・・・ではなくて、朝からもの凄い黄砂です。北西のゴビ砂漠方面から風に乗ってやってきます。

桜島などの火山灰だと、水でぬらすと強酸性を発揮して車が猛烈にさびるのですが、黄砂は炭酸カルシウムが多く、pHはアルカリ性に傾きます。炭酸カルシウム、つまり海の生き物由来の砂なのです。

なぜかというと・・・それはまたこんど。

2007.04.12

BSハイビジョンにYNAC登場

お知らせです。

4月22日(日) NHK BSハイビジョン で「地球と出会う!エコツアースペシャル」14:00~18:00(前半)、19:00~21:00(後半)が放映されます。

全6時間に及ぶ大番組で、カナダやカメルーン、屋久島など世界のエコツアーがとりあげられています。このうち前半の終盤16:30~17:30あたりに、YNACがご案内する屋久島IEツアーの様子が登場します。

旅人として画家・イラストレーターの 下田昌克さんと、女優・タレントの坂本三佳さんが、YNACの屋久島IEツアーを体験し、スタジオでもその魅力を語る、という趣向です。

下田さんが『黒味岳登山』 『「ヤクスギランドフォレストウォーク』 『焚き火で語る』(担当ガイド:小原)、 坂本さんが『西部林道MTB』 『蛇之口滝フォレストウォーク』 『安房川カヤック』(担当ガイド:市川・古賀) という内容です。

木の芽流しの悪天の中、ツアーに肉薄した積極的な取材が続きました。制作スタッフの皆さんの努力により、なかなかの力作に仕上がっているとのことです。

NHK BSハイビジョンは数々の優れた番組を世に送り出していますが、まだ普及率が低く、自宅で見ることのできる方は少ないと思います。

この際地デジ対応大型液晶/プラズマテレビを導入の上、あるいは大手の電器屋さんにお出かけの上、ぜひご覧くださいますよう。

「けずりかけ」

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小杉谷の大山神社のわきに、みごとな「けずりかけ」が供えられていました。

これは中部地方から東北、北海道にかけて分布するもので、北海道ではアイヌ語で「イナウ」とよばれています。九州の僻地にもあるようで、屋久島の近くの黒島では最近でも作られています。

右脇にキノコの生えた古い同形のものがありますので、この奉納者は昨年もここに来たようです。どういう方でしょうか。

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近くの小杉谷小学校の階段にも同じものが供えてありました。

2007.04.10

屋久島のライブカメラ

知らぬ間にリアルウエーブのライブカメラが動き出していました。

宮之浦河畔(標高5m)から羽神岳・白谷を見る →特設コーナーから入ってください

。山までやや遠いため、もやに視界を邪魔されやすいのですが、朝の白谷方面の雲行きはこれでわかりそうです。車が動いているのも見えます。そこにいって手を振ってみるなんて出来そうですね。

屋久島のライブカメラは、ほかに環境省の設置したヤクスギランドのものがあります。

ヤクスギランド森泉(標高1000m)から太忠岳を見る→1時間おきの更新ですが、積雪のときなど役に立ちます。

これで白谷とヤクスギランドの空模様が屋久島を離れたところからもある程度わかるようになりました。

また縄文杉の下に最近林野庁保全センターがライブカメラを設置しています。これも将来ネット公開を検討しているそうですが、そういう計画は積極的に取り組むべきですね。林野庁も情報公開の姿勢を示してどんどんネット化を進めてもらいたいものです。

NZ観光イベントは役に立ったか?

ついでに、というわけではありませんが・・・

3月18日、宮之浦の環境文化村センターで「語り継がれるマオリ・スピリットの世界とニュージーランド説明会」(主催:NZ政府観光局、共催:屋久町・上屋久町・観光協会、後援:屋久島環境文化村財団)なる催しが行われました。

私は不在だったのですが、行ってきた同業者友人2人の反応が対照的で面白かったので紹介します。

1人目→オフィスまなつの黒崎さん。ネイチャーガイドオフィスまなつスタッフブログ

2人目→YNACの高橋ヒロミ。ぴんくのなまこ

ど真ん中ストライクで賞賛を惜しまないスピリチュアル系と、内容は好き好きなんだろうけど何でこれがガイド登録の必須なのよ~と冷める自然科学系(一応。笑)

屋久島の若手ガイドはけっこうこの二手に分かれるみたいだな、と思っていたところでした。

実際のところ、このイベントはNZ政府観光局のセールス巡業が「世界遺産」屋久島にも回ってきたものです。NZの自然やマオリの文化には確かに学ぶことは少なくありません。そういう意味で屋久島のガイドがこのイベントに出席して見聞を広めることは悪くないと思います。

しかし、ガイド登録の必須要件のクリア義務が、行政のイベント動員のために利用されているのではないかと、多くの関係者が感じているのも事実です。

以前から、島内でなにかイベントが告知されると、その後で「このイベントはガイド登録のためのセミナー扱いとなりました」というような追加連絡が行われることが何度かありました。ガイドの資格がこんな「ついで」のようなことで決められていいのか、という意見も少なくありません。

行政側がこういう安易なことをしてしまうと、ただでさえ意義を維持するのが大変なガイド登録認定制が、しだいに信頼を失ってゆきます。このあたりを払拭しなければ、いま鋭意検討中の『認定制』も、むしろ意欲的なガイド業者側から支持を得られない可能性が高くなるでしょう。

NZといえば、あいちゃんは元気にしてるかな?

2007.04.09

桜ダージリン@小杉谷

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桜ダージリン。小杉谷小中学校跡にて。

春陽光の花吹雪のなかでランチ。

 

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小杉谷の桜は盛りを過ぎた、などという話もありましたが、どうしてどうして満開で素晴らしいながめです。

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小杉谷橋より。周囲の皆伐跡地はいまや桜の山となっています。花坂爺の再生のイメージそのものです。

宮崎の河野耕三先生(植生学)の言葉によれば、「照葉樹林は伐採後50年目が桜の見ごろ」とのことで、80年前から30年前まで伐採され続けた小杉谷は、いままさにそれを証明する景観になっています。

おいしい食べ物を用意して、のんびりピクニックを楽しみました。

ガイド部会臨時総会2007年4月8日

屋久島観光協会ガイド部会臨時総会が開かれました。

この会では、屋久島エコツーリズム推進協議会からの、ガイド認定性教本編集の要請の受託と、これに応じて編集局を作ることへの承認を得ることが目標でした。

結果は「承認」。これで教本作成の開始が決定しました。

屋久島@浜松町

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羽田モノレールを、浜松町で降りるとそこには!

階段上に屋久島JRホテルの広告が。

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