ついでに、というわけではありませんが・・・
3月18日、宮之浦の環境文化村センターで「語り継がれるマオリ・スピリットの世界とニュージーランド説明会」(主催:NZ政府観光局、共催:屋久町・上屋久町・観光協会、後援:屋久島環境文化村財団)なる催しが行われました。
私は不在だったのですが、行ってきた同業者友人2人の反応が対照的で面白かったので紹介します。
1人目→オフィスまなつの黒崎さん。ネイチャーガイドオフィスまなつスタッフブログ
2人目→YNACの高橋ヒロミ。ぴんくのなまこ
ど真ん中ストライクで賞賛を惜しまないスピリチュアル系と、内容は好き好きなんだろうけど何でこれがガイド登録の必須なのよ~と冷める自然科学系(一応。笑)
屋久島の若手ガイドはけっこうこの二手に分かれるみたいだな、と思っていたところでした。
実際のところ、このイベントはNZ政府観光局のセールス巡業が「世界遺産」屋久島にも回ってきたものです。NZの自然やマオリの文化には確かに学ぶことは少なくありません。そういう意味で屋久島のガイドがこのイベントに出席して見聞を広めることは悪くないと思います。
しかし、ガイド登録の必須要件のクリア義務が、行政のイベント動員のために利用されているのではないかと、多くの関係者が感じているのも事実です。
以前から、島内でなにかイベントが告知されると、その後で「このイベントはガイド登録のためのセミナー扱いとなりました」というような追加連絡が行われることが何度かありました。ガイドの資格がこんな「ついで」のようなことで決められていいのか、という意見も少なくありません。
行政側がこういう安易なことをしてしまうと、ただでさえ意義を維持するのが大変なガイド登録認定制が、しだいに信頼を失ってゆきます。このあたりを払拭しなければ、いま鋭意検討中の『認定制』も、むしろ意欲的なガイド業者側から支持を得られない可能性が高くなるでしょう。
NZといえば、あいちゃんは元気にしてるかな?
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