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更新が滞っておりますが、所用で今月末までこのまま更新ができません。
7月初に更新再開します。ごきげんよう。
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休みで家にいたところ、突然安房小のN先生から電話。
「実は小瀬田で傷害事件がありまして」
「はあ!?」
「安房で車を降りて包丁を持ったまま逃走してるそうなんです。K君を迎えに来てください」
おいマジかよ。屋久島だよここは。なんか都会みたいじゃないか。
で、息子を迎えに行く。家はいつになくカギを全部締めて。
屋久島高校から娘Mが帰ってこない。最終バスも行ってしまった。おかしい。あすからの文化祭の準備がおくれているのだろうか、それとも寝過ごしてあさってのほうへ旅立って行ってしまったのだろうか。娘の友人に(この子は携帯を持っている)訊ねてみると、
「強盗が屋久高に来て、女子を人質にしてたてこもってるらしいです」
「!!」 娘が帰ってこないのは、もしかするのか?
そこに娘Mから電話。「あのねえ、いま強盗が包丁を持って屋久高に来てね」
「・・・ああ !?」
「人質をとって立てこもっていたんだけど、つかまったの。それでこれから帰るから」
「・・・」
いやあ、スリリングな日でした。
西部ヒズクシ谷のマテバシイ。青海原に映えてまばゆいばかりの新緑です。
濃い緑の古葉の先に薄黄緑の新葉が広がり、よく見るとその中心にクリーム色の花穂が噴き出すように咲いています。
今のような、梅雨の入りかけの季節は、この色のおかげでどこにマテバシイがあるのか一目瞭然。西部はもちろん南西部の中間や栗生のあたりなど、不思議な「塗りわけ」が見られます。地形による分布と、炭焼の伐採跡の萌芽による復活ぶりが、分布を決めるのでしょう。
これが照葉樹林の新緑の最終段階です。マテバシイを最後に、屋久島低地の森はその色をひたすら濃緑に深めて行きます。
葉の組織を充実させ、頑丈にし、梅雨の豪雨、強烈な夏の光線、そして台風の暴風に耐えるように鍛えてゆくのです。
YNACの沢登り/Canyoning ツアーの花、といいますか担当者がもっとも力を入れているオプションは 「水上ボルダリング」 です。
これは単純にこの岩部分を登れるか、または横に伝いぬけられるか、という課題でありまして、「できる/できない」がはっきり現れるため、参加者の皆さんがもっともエキサイトするオプションでもあります。
普通のボルダーやクライミングは落ちるとやばいため、常に危機管理が要求されますが、「水上ボルダー」の場合は落ちると大笑いするだけで済むという利点があります。
そして担当を抑えてその課題の初登を成しとげた方には、その栄誉をたたえ、課題名に本人の名前ないし呼び名が冠せられるという特典が与えられます。
栗生川 「ドクターダイク」 「ドクターダイクダイレクト」 「たけしくんスラブ」
平地川 「カシムラトラバース」
鈴川 「あやちゃんトラバース」 「江戸川ボルダー」 「水島リッジ」
歴代のさまざまな冠ルート誕生時のエピソードを思い起こすと、担当(小原)はまぶたが熱くなるのを禁じえません。
そしてここに、また新たな冠ルートが誕生しました。鈴川 「益田トラバース」です。
この日はまだ水温が低く、落ちたくないぞ、という思いが緊迫感を増します。前半はかんたんな動きで大きな足場をたどり、中盤から左斜下するクラックをホールドにして遠いフットホールドをさぐり・・・
核心はあまりにも遠い横向きのガバホールドで体重移動をこなし、水中の岩に立って終了、という課題です。これは今まで見落としていた部分の再発見で、みごとMさんがこのルートを陥しました。
ガッツポーズを決めるMさん。
さあ、チキンさんもビビンバさんも、新たな課題に挑戦だ。
うちで初めて見かけたヤモリ。
屋久島のヤモリGekko属は、ニホンヤモリ、ヤクヤモリ、ミナミヤモリの3種のようですが、これはたぶんヤクヤモリ。なんとなくごつごつして爬虫類らしい風貌です。でも捕まえて足の裏とか鼻先のウロコとかをよく見ないと決定できないらしい。
在来種のヤクヤモリは森にも家にも住みますが、ニホンヤモリやミナミヤモリは船荷などについて移住してきたもののようで、もっぱら人家に住んでいます。まあヤモリ類としてはどちらかというと人間サイドということで、これからの梅雨時、灯火に寄ってくる数限りない虫やらそのへんを徘徊するムカデの仔やらを、どんどん食べてもらいたいものです。
自然の中に家があると、植物とか昆虫とか菌類とか、いろんなものが次第に生活圏に入り込んでくる。森が家を取り込もうとしているのがわかります。
わが家に忍び寄る生態系の脅威(笑)。
でもヤモリ(家守)は現れたし昨日床下のシロアリ防除はしてもらったし、これでわが家も万全! ・・・でももしかすると、床下の化学兵器戦から命からがら上屋に逃れてきた難民ヤモリなのかも(汗)。
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