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2007.07.26

アシジロヒラフシアリの猛攻

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梅雨明け+台風明けの屋久島を、席巻しつつある小さな“クロアリ”といえば、島内に住む方はすぐに、ああ、あのアリだ! と思うでしょう。

ふと気がつくとどこかのすきまから猛烈な勢いでアリの行列が入り込んで来るのを発見する。

行列をたどってゆくと、その先は、ゴミ箱(鹿児島では「ちり箱」という)のなかのアイスの袋であったり、生ゴミのタマネギの芯であったり、さらには、ござの下や棚の裏の手ごろなすきまに、新たなコロニーを建設しようと入り込んだ数千匹の群衆だったり(ギャ~と叫んでパニック!)。

大汗かきながら掃除機で吸い捕ろうと、熱湯をぶっかけようと焼け石に水で、結局家の周囲に白い粉を撒いて結界を張るしかなくなるのです。

このアリ、たぶん『アシジロヒラフシアリ』という種。アリの同定などしたことがありませんが、「日本アリ類画像データベース」を参考に立体顕微鏡でよーく見て、多分間違いないだろうということにしました。

体長2.5mmくらいの黒で、足が白い。どちらかというと炭水化物食で、ありがたいことに人に噛み付かない。

かのウォレスによってスラウェシ、セーラム、テルナテなどの島々で初めて採集された由緒ある種で、いまや人に付いて世界中の熱帯~亜熱帯に広がっているコスモポリタンだそう。上記サイトによれば、

“・・・しばしば働きアリの個体数が数百万に達する多巣性コロニーを形成する。”

亜熱帯林自然林を間伐(←これはほんとに無駄な作業なのですが)すると、このアリが増えるそうです。屋久島でも台風4号の後、森の中を歩けばこのアリがもの凄い勢いで活動しているのを見かけます。台風による森の撹乱をチャンスとみて、せっせとコロニーの拡大を計っているのでしょう。

・・・人間としては、家の中に支所コロニーを作られても困るので、毎朝大汗かいてアリ捕りに励む今日この頃です。

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屋久島のようす(自然史)」カテゴリの記事

コメント

ああ、アシジロヒラフシアリ・・悩まされますね・・・。。
実は、閑な時に、そこらにいる蟻を捕まえて、同定するのが私のひそかな楽しみです。
私の感想  この蟻は潰し易く、手で軽くこするとすぐ死にます。

アリは絵合わせできるから、コケに比べれば取り付きやすいよね。

たしかによわよわしいアリだけど、捕っても捕っても気にせず押し寄せてくるあの感じは、たまらんもんがありますね。

草刈してたら、一年くらい前に小積んでおいた木の枝が朽木化して、そのなかにコロニー作ってました。どうも家周辺を生態系に任せずに、骨惜しみしないで整理整頓することが大切のようですね(笑)。

(縄文杉再開オメデトウございます。)
(西村さん、なんかあったのかな。)

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