ハナヤマツルリンドウ~秋の高地の花
秋の名花ハナヤマツルリンドウ。ヤクザサ帯のすきまに絡みつくつる草で、いま満開になってます。これは驚いたことに1984年に新種として発表されたもの。それ以前にもそこに「ツルリンドウ」があることは知られていたのですが、実の形が本当のツルリンドウの赤紫の液果と全然違って、小さなオクラのような朔果であることがわかったのです。灯台下暗しといいますか。
ウメバチソウ。屋久島のものは超小型。
ヤクシマアザミ。葉のとげとげしさは国内最悪。シカの食圧が強いところはアザミもトゲの強いものが増えるといいますが、この様子からすると屋久島は、シカの食圧国内NO.1ではないでしょうか。花はそろそろ終わりです。
イッスンキンカ。矮小植物の代表格のひとつで、高さが1cmくらいしかありません。非常に近い関係にあるアキノキリンソウは全国各地に生えていて、先日北海道の然別湖でみたものは草丈40cmほどもありました。
おや? この季節にシャクナゲ! 夏の暑さが影響したのか、うっかり狂い咲きしてしまいましたね。
おお、今年よく休んだだけあって、宮之浦山頂付近のシャクナゲはぎっしりと来年用の蕾をつけています。
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