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2007.11.08

『苔とあるく』 

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『苔とあるく』 田中美穂  WAVE出版.2007.10. 定価(本体1600円+税)

コケと遊ぶためのいい本が出ました。 (この写真では表紙の美しいサーモンピンクを現せず、申しわけありません。) 

屋久島の森で、コケっていいなあ、もうちょっとお付き合いしてみたいなあ、と少し本気で思った人には、とても役に立つ本です。おすすめです。

著者の田中美穂さんは、オカモス(岡山コケの会)会員さんで(私も会員末席です)、倉敷の古書店『蟲文庫』を経営されている方です。

・・・『蟲文庫』です。ビリッときますね。とにかく隠花植物系の血を感じるといいますか、ピンポイントでグッとくる箇所があちこちにあります。

まず見開きに、さりげなく永瀬清子の『苔について』が隠れています。

「秘密の清冽な水路があって」 「そのかすかな歓びがすこしも聴こえないけれども」 「極微のダム」 のあの詩です。( 田口ランディさんの本で目にした方はいませんか?)

それから・・・

「クマムシ」

「デリケートというよりは気難しい」

「 『小山さんゴケ』 」

「WRAYMER MICROSCOPE」

「コケボックス」

「コケを撮るなら、リコーのコンパクトデジカメが最適です。というより、これしかないのです。」

「あなたのための幕の内弁当」

って、すみません、なんのことかさっぱりわからないと思いますが、私の琴線にびりリと触れた内容の例です。 他に「サザエ丼」というのもすごいですが。

「8 遠征」 の章の最後に、初級Ⅰ:小石川植物園、初級Ⅱ:井の頭公園、中級Ⅰ:京都(苔庭群)、中級Ⅱ:江ノ島、とあり最後に、贅沢:屋久島、が収録されているのが嬉しいです。 屋久島、「贅沢」です。

青山ブックセンター本店、ジュンク堂池袋本店(←コーナー特設中)など大手新刊書店の他、中野〈タコシェ〉、経堂〈ロバロバカフェ〉、阿佐ケ谷〈ねこの隠れ処〉、仙台〈book cafe 火星の庭〉、京都〈ガケ書房〉 などのマニアックそうな本屋(?)さんなどで取り扱いされているとのことです。amazonでも買えます。ぜひ手にとって見ていただきたいと思います。

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ところで、全然関係ないのですが・・・

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私の好きな諸星大二郎先生の『栞と紙魚子』シリーズ。

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これが主人公の1人、紙魚子です。

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「あんたには古書マニアの心理がわからないのよ。」

・・・どなたか1人でもわかってくだされば幸いです。すいません。

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コメント

お・・・この本が出てきましたね・・読めなかった・・・(のだめにもっていかれた人)。なっとく(笑)。このシリーズは世界観がなんかAmaizingな感じでした。で、苔の本。結構、いい本ですよね。初心者向きなので、1冊持っていてもいいかなと思いました。
緑だった苔玉を白くさせたことがある人より。

面白そう!買わねば!!
amazonで注文しようかと思いましたが、明日池袋に行く予定があるので、ジュンク堂に行ってみます。
「特設コーナー」との言葉に誘われて♪

田中美穂さんにはいちどお会いしましたが,紙魚子さん田中美穂さんにそっくりですね!メガネとおさげが。しかも古書マニア。びっくりしました。ただ田中さんはこんなきつい表情はしてませんけどね。

彦根正人様

わかってくださった方、初めてです。う、嬉しい。
紙魚子はきついのではなく、確信を持って毅然としてるので、あんな顔なのです。

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