シャクナゲ開花
高塚~湯泊と縦走してきました。シャクナゲは、平石付近ですでに満開。新高塚、焼野、付近は5分咲き、投石、湯泊歩道はぽつぽつ咲き始めです。今年のシャクナゲ登山はなかなかいいタイミングになりそうです。喜んでもらえるでしょう。
平石付近でいち早く咲く花には白い物が多いのですが、淀川や湯泊の暗いツガの森の下で6月に入ってから咲くシャクナゲは、名のとおり美しいシャクナゲ色を長く保つようです。これは紫外線による退色のスピードの違いだろうと思いますが、株による個体差もありそうですし、理由付けは難しそうです。
また詳しくは調べていないのですが、高塚・鹿之沢方面、宮之浦岳周辺のヤクザサ帯、花之江河・淀川方面で、それぞれシャクナゲの暮らしぶりが少し違うようです。
なお樹林帯にはえる大型の個体を「オオヤクシマシャクナゲ」として分ける向きもありますが、これはおそらく生態的な生え方の問題に過ぎないので、区別する必要はないでしょう。
« シカが喰っていたものは…2 @新高塚 | トップページ | コケ・トレール 湯泊歩道 »
「屋久島のようす(自然史)」カテゴリの記事
- ヤクタネゴヨウの新産地発見!(2015.09.23)
- シカの食圧を考えるために、宮島に行ってみたい(2014.03.18)
- 環天頂アーク 2012.5.4.(2012.05.23)
- アリに化ける~アリグモ(2012.05.20)
- 屋久島の人面岩(2012.05.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント