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2008年7月

2008.07.20

慌しい今日と明日

Natuzora

ぽーにょ、ぽーにょ、ぽにょ、さかなのこ。

見に行ってる人、多いでしょうね。いいなあ。鹿児島へ日帰り映画鑑賞の旅に行きたいところです。

迫ってきた台風を高気圧がみごとにカット、西のかなたへ蹴り飛ばし(すみません台湾の皆さん)、屋久島は再び堂々たる夏の日に戻りました。

昨日のヤクスギランドツアーはこの上なく快適でした。なにしろ麓より1000mも標高が高いので、常春の楽園のようなものです。涼しいそよかぜの中くつろいで話し込んでいると動きたくなくなり、あやうく最終便の飛行機に遅れそうになりました。(すみませんでした、HさんMさん)

真夏の今日は次の修学旅行のためのスライド構成の日です。

明日は沢登りツアーで、スペシャルゲストがいらっしゃるので興味深々なのですが、その後別件でスライド講演を行います。ハード、というか、「IE!ツアー」ガイド業務の後は頭を使い切って働かなくなるものですから、高校生を相手にはたしてうまくしゃべれるかどうか、心配です。

2008.07.11

クライミング記録集『屋久島の白い壁』 米沢弘夫著

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『屋久島の白い壁』 米澤弘夫 (鹿児島黒稜会 九州大学山岳部OB)自費出版 ¥3000 

「モッチョム岳、七五岳、大障子岳。屋久島の巨大な岩壁を次々と開拓した伝説のクライマーが、その足跡をついに一冊に著した決定版!」

屋久島には大きな花崗岩の壁が多い。モッチョム南壁の突っ立ち具合など、人里から見える岩としては国内最大のもので、七五岳北壁(↑表紙写真にその登攀シーン。またYNAC屋久島イラストマップの左下部に描かれている岩山がそれ。)や、永田の村から永田岳左にちらりと見える巨大な大障子岳南西壁とともに、屋久島三大岩壁と呼ばれている。

他にも二又川オナゴニタ奥壁や鯛之川千尋滝左スラブなど目立つ壁は数多く、あんなの登れるのだろうかと、つくづく見入ってしまうこともある。

それらの壁をことごとく開拓したのが米沢先生である。先生とお呼びするのは、私の出身校である鹿児島大学の現役理学部教授でおられるからだ。

私はワンダーフォーゲル同好会に所属していて、沢登りをするために日々グラウンドで走ったりしていたのだが、そこへ毎日颯爽と現れて鉄棒できっちり30回懸垂をして去ってゆく米沢先生の姿には、なにか格の違いといったものが感じられ背筋がのびる気がしたものだった。

先生は1970年代の鹿児島大山岳部顧問としての活動からしばらく期間を置いて、90年代にはいり、本格的に屋久島の大岩壁のフリークライミングに取りくみ始め、2008年の現在まで毎年画期的なルートを開拓し続けた。

ロック・クライミングといっても、プロテクション(ボルトなど)の整備が行われグレード付けまで済んだ既成ルートの登攀と、まったく誰も登ったことのない壁にルートを切り開くのとでは、人間の事業としてスケールも重量感もまるで次元が違うのである。

この本は徹頭徹尾、一連の岩壁開拓登攀の記録集だ。テクニカルな記述はもちろんだが、開拓に賭ける熱意と戦慄、作業のなかでの恐怖と成功の爆発的な歓喜、仲間との強い絆や、身勝手なパートナーへの苛立ちなどがリアルに描き出されている。

岩登りの記録集として圧倒的なバイブルであることは論を待たないが、クライマーでなくとも、あのモッチョムの岩壁を見上げてなにか胸にぐっと来るものを感じた人には、ぜひこの米沢先生の人生を読んでいただきたい。

島内では宮之浦の「書泉フローラ」と、安房の「泊書店」で販売中です。島外の方は小原まで連絡いただければ手配します。

2008.07.07

YNAC新作Tシャツ@白谷

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YNACの新作Tシャツです。新ロゴと、新パンフの屋久島イラストマップをプリント。

このまま七夕飾りにしたら楽しいだろうなあと思いつつ、やってません。YNACへおこしの際は、屋久島みやげにぜひどうぞ。

初夏の海浜植物@栗生

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梅雨明けも間近の海岸には、美しい花が咲きそろいます。これはハマユウ(ハマオモト)。種の周りをぶ厚いコルク層がおおっているため軽々と海に浮き、黒潮にどこまでも運ばれてゆきます。屋久島から流れだした種が、伊豆や館山に打ちあがって芽を出すかもしれません。

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グンバイヒルガオ。葉っぱが軍配(大相撲の行事が手に持ってる奴)の形。こちらは種を撥水性の密毛がつつみ、海面を駆けあるくように移動します。火山島ができると、真っ先に上陸して繁茂するのがこの花です。

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ハマゴウ。葉っぱや種にスパイシーな香りがあり、くせのある肉料理によく合います。草のようですが樹木で、幹は普段砂に埋まっており、地上には小枝だけをだして光合成をするという、まるで『砂の惑星』の植物のような生き方をしています。

この他にもあえて体内に塩分を蓄積してしょっぱくなり、浸透圧を高めることによって海水をかぶっても塩干しにならないようにしているものや、葉っぱをクチクラ層でガチガチにかためて紫外線や潮しぶきに耐えるものなど、海浜植物には工夫を凝らしたくせものがいろいろあります。

ぎりぎりの線で塩と戦いながら生育場所を獲得するこれらの植物にとって、梅雨期はまさに天恵の慈雨というべきなのでしょう。1ヵ月間たっぷり大雨の続いた今年の6月は、屋久島のすべての海岸で、みごとな花を楽しませてもらいました。

2008.07.03

15周年記念2日目エクスカーション@安房川

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記念パーティー翌日のエクスカーションは、島外からの参加者が少数精鋭だったため、安房川本流下部の沢登りを敢行しました。そういえば10周年記念の際にも縮小版を計画したものの、増水で中止したのでした。上の写真は下部ゴルジュ核心の1ピッチ。

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標高80m(笑)美濃沢出合付近。このあたりは安房川でも有数の大ポットホール地帯で、側壁や水底のいたるところに大きな穴が開いています。 正面の巨大なチョックストーンには一瞬唖然としますが、石の下の洞窟を潜るか右のスラブをへつって突破可能。(このあたりを通過する様子の映像を、屋久杉自然館ロビーの映像で見ることができます。

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これだけ谷が大きいと、飛び込みポイントも各種とりそろえられており、遊び場所には事欠きません。花崗岩の真っ白な谷なので照り返しが凄く、相当時間水につかっていても暑い感じがします。写真もコントラストの処理が難しいところです。

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あの「YNACポットホール」です。

遅く出たのですでに夕刻。涼しくなり始めた森を分けて鍋山林道へ下山→尾之間温泉→今日もピール。

久方ぶりの安房川本流でしたが、うまく水量が減りいい条件で溯行できました。この谷は荒川ダムが満水の場合、雨でオーバーフローが始まる危険があり、事前の調査が必要です。核心の4級上1ピッチは、一見簡単そうなのですが、かぶり気味の嫌な動作を要求されるところ。以前はなかった錆びた残置ハーケンが一本あり、気分的には少し安心します。その後溯行したパーティーによるものでしょう。

YNAC15周年記念パーティー 2008.7.1.

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安房の『散歩亭』にて、15周年パーティーが始まろうとしています。外ではわっしーが太鼓の支度に余念がなく、テラスでは小原が手持ち無沙汰の皆さんに手伝ってもらって新しいツアー用のタグを用意しています。入口付近には送っていただいた花や作品などを展示しました。

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店内ではゲストのみなさんがビールなどが配られるのを待ち受け中。じつに40名のご出席をいただきました。横断幕(?)は、YNAC樫村によるものです。

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オープニングはYNACの誇る屋久神太鼓チームが『トロッコばやし』を高らかに演奏。これはかっこいいです! メンバーは松本・内室・樫村。

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太鼓装束のまま、松本社長の挨拶。

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風の旅行社水野さんの乾杯の音頭に続き、総合司会市川の進行で、ゲストのみなさんから次々にスピーチが贈られます。たくさんの祝電やお便りもつぎつぎに披露されました。ドラえもん祝電やウルトラマン祝電も登場し、うけてました。皆さん大変ありがとうございました。余興は某3人トリオによる島内ガイドのものまねという微妙な芸が登場。これには賛否が分かれました(笑)。

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散歩亭の料理が次々に運ばれてきますが、おいしいのであっというまにお皿が空になってゆきます。

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最後に小原の挨拶と、牧瀬一郎さんの5本締めで、パーティーは終了。

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2次会は同じ安房川沿いの『やしま』でした。三岳と鹿刺しを前に、にこやかに語り合う真津さんと松本社長。

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涼しい川べりの楽しい一夜でした。

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