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2008.07.07

初夏の海浜植物@栗生

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梅雨明けも間近の海岸には、美しい花が咲きそろいます。これはハマユウ(ハマオモト)。種の周りをぶ厚いコルク層がおおっているため軽々と海に浮き、黒潮にどこまでも運ばれてゆきます。屋久島から流れだした種が、伊豆や館山に打ちあがって芽を出すかもしれません。

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グンバイヒルガオ。葉っぱが軍配(大相撲の行事が手に持ってる奴)の形。こちらは種を撥水性の密毛がつつみ、海面を駆けあるくように移動します。火山島ができると、真っ先に上陸して繁茂するのがこの花です。

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ハマゴウ。葉っぱや種にスパイシーな香りがあり、くせのある肉料理によく合います。草のようですが樹木で、幹は普段砂に埋まっており、地上には小枝だけをだして光合成をするという、まるで『砂の惑星』の植物のような生き方をしています。

この他にもあえて体内に塩分を蓄積してしょっぱくなり、浸透圧を高めることによって海水をかぶっても塩干しにならないようにしているものや、葉っぱをクチクラ層でガチガチにかためて紫外線や潮しぶきに耐えるものなど、海浜植物には工夫を凝らしたくせものがいろいろあります。

ぎりぎりの線で塩と戦いながら生育場所を獲得するこれらの植物にとって、梅雨期はまさに天恵の慈雨というべきなのでしょう。1ヵ月間たっぷり大雨の続いた今年の6月は、屋久島のすべての海岸で、みごとな花を楽しませてもらいました。

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