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安房岳巻き道のあたりに座っていた、若いヒキガエル。性別はまだよくわかりませんが、鼻先のちょっととんがった感じが♂っぽいかもしれない。
標高1700mというこの高地で暮らしているのでしょうね。冬場はどこにいるのだろう。産卵時にはどこに集まるのだろう。屋久島のあらゆるところに現れる生き物ですが、その生態は謎につつまれています。
小さな名花イッスンキンカ。
各地に生育するアキノキリンソウの屋久島版固有種とされていますが、これとべつにヤクシマアキノキリンソウというやや背の高い種も、イッスンキンカと同じあたりにあるらしい。私は未見です。
これがわからない。宮之浦岳山頂付近のイタチの糞のそばにいた謎の黒いカタツムリ。
九州・南西諸島の貝類を多く収録した『貝の図鑑 採集と標本の作り方』 行田義三 南方新社2003.を見た限りでは口永良部島~トカラ列島に産し、屋久島にはいないはずのクロマイマイに似ている。もしかして新産?特別保護地区内だったので採集するわけにはいきませんでした。どなたか見当つきませんか?
ヤクシマオニクワガタ♂。タンナサワフタギの枯れ木にとまっていました。夏場に森の中でたまに見かける固有種です。大あごの上に一対の立て向きの歯がそそり立っているので、これを鬼の角に見立てての命名らしい。
屋久島を代表する固有種ヤクシマリンドウ。
シーズンはずれなので期待していなかったが、うれしいことに一株だけ咲いていました。
YNACのスタッフは、日々研鑽を重ねています。本日は小原が講師で、シッデワタイノ川でロープワーク講習。夏期アルバイトスタッフを対象に、実践的なロープワークを行います。これはF6の懸垂下降。ラペラーはモリヤ、見守るのはジンノ。ちなみにF6とは6番目の滝(Fall)という意味。
スラブ滝のF6の登攀はけっこう難しいが、右コーナーをなすフレークの下が割ときれいなクラックになっていて、カムデバイスのよい練習になります。
F6で修行を始めるタザキ。7月からいてくれている彼は、いまやアルバイト頭のような存在。
F5を懸垂下降するワキカワ。つるつるのスラブは振られやすくバランスをとりにくい。右手に力入ってますね。
つるつるのF5核心部で苦労するモリヤ。傾斜はゆるいがホールドがなく、右足元コーナーのレイバックと渓流タビのジャミングでなんとかするしかありません。
「ホールドがありませーん!!」
「うん、ないよ!」
「どうすればいいんですかー??」
「いや・・・がんばって。」
滝たった二つで実に充実した午後になりました。
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