年末の大隈半島行
鹿児島県大隈半島大根占にある神川大滝。
海外溯行同人の山行が大隈半島で計画されたので、年末の忙しいときに抜け出して参加してきました。
中日が雨で、1日あちこち偵察がてらドライブ。写真の壮大な滝は、錦江湾に流れる神ノ川の大滝です。峡谷にかかる高さ65mの釣り橋からの展望は、屋久島の松峰大橋から眺める安房川のよう。
下流を見ても、なんだか水の無い安房川みたいです。斜面はなかなかいい感じの照葉樹林に覆われ、谷間は神川大滝公園として整備されています。
谷間から見ると、まるでボルネオの秘瀑のようです。高さ25mとのことだがけっこうな迫力。
この川はカワゴロモの生育地でした。この石にはりついているコケのような緑のものがカワゴロモ。葉も茎もなくして水中生活をする変わりダネ植物で、屋久島の一湊川に生えるヤクシマカワゴロモと同属です。
こちらは説明版。こんなものは誰も盗掘しないから気が楽ですね(笑)。
カワゴロモはカワゴケソウ科に含まれ、この科の仲間は国内では鹿児島県や宮崎県の比較的水のきれいな川にしか成育しません。
しかし水は濁り気味、なんですが、どうも屋久島の基準で川をみると判断を誤るような気がします(笑)。
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コメント
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追記:神ノ川大滝一帯は、実に水の気が豊かで、蘚苔類の多いところでした。コケの森百選にどうだろう? と思いましたが、私のまずしい眼力では見定めはなりませんでした。
遊歩道脇などにMicroホウオウゴケがたくさん生育していたのはたしかなのですが。
投稿: mosfo3 | 2009.01.06 00:25