縄文杉ルート荒川線の車両規制 2009.1.29.
縄文杉の荒川登山口の、車両乗り入れ規制が拡大されることになった。
090129屋久島山岳部車両運行対策協議会(環境省、林野庁、鹿児島県、屋久島町、屋久島観光協会、バス・レンタカー事業者組合、鹿児島県警等、12団体で構成される)の結論。会長である日高十七郎屋久島町長が、記者会見を行った。
報道された発表の摘要は以下の通り。
規制期間は5月2日-5日、7月18日-9月22日の合計71日間に拡大する。08年度は合計33日間だった。
規制の理由は、「車両入り込みの急増による環境負荷の軽減や、路上駐車などによる交通混雑を回避する」(南日本)「登山口周辺の恒常的な路上駐車でバスや救急車の通行に支障を来しているため」(朝日)
シャトルバス料金は08年の片道800円、往復1500円から、片道1000円、往復2000円へと値上げする。
また貸し切りバス、タクシー利用者には、それらの運賃の他に3歳以上の利用者1人あたり片道250円往復500円の利用券購入を義務付け徴収する。
代金収入は、規制の運用や駐車場やトイレの維持管理費にも活用する(朝日)
縄文杉登山客数は、06年約6万3200人→07年約6万8200人→08年約9万2600人と増加している。
記者会見で日高町長は、「通年の車両規制実施も。入山規制を視野に入れなければならない時期。利用者の反応を判断材料にしたい」(南日本) 「登山客が増え過ぎると、縄文杉などへの悪影響が心配。入山者数の制限についても、国、県と協議していきたい」(毎日)等と語ったとされる。
規制に関する問い合わせは町商工観光課(0997・43・5900)まで
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