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2009.02.16

屋久島警察署の雪山技術訓練 2009.2.13.

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昨年秋の登攀技術訓練に続き、今度は雪山技術訓練です。

↑これは高塚にちょっとだけ残っていた雪渓で、一応基本はすべてキックステップ!ということは指導しました。しかし、ここ以外の雪は融けてしまってぜんぜんありません(泣)。↑

まあ雪がないなりに、役に立つ搬出技術をいくつか指導しました。

①「要救」を背負ってロワーダウン搬出。

まず救助者が「要救」をこんな風に背負う。↓(写真はイメージ、モデルは愛ちゃんです)

このザックはロウアルパインの「ワープ」というモデル。スコップホルダーになっているフロントパネルをオムツ風に使って「要救」を人間ザックにできるので便利です。テープで「要救」とザックをぐるぐる巻きに固定するとさらに安心。。雨具を使う方法もありますが、ずれやすいのでいまいちです。

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「要救」と救助者の二人はそれぞれハーネスをつけています。

まず「要救」のハーネスにメインロープをくくり、スリングでチェストハーネスをつくって胸のカラビナにロープをかける。

メインロープを半マストで上から確保。

「要救」を背負っている救助者は、メインロープにセットしたマッシャーからスリングで自分のハーネスにビレイを取り、そのスリングをチェストハーネスにかけてコントロール。

この状態でビレイヤーは二人をでビレイ、救助者はクライミングダウンで急斜面を下る、というわけです。

わかりますかね?・・・というわけで、救出二人組みを簡単な半マストビレイを使って安全に急斜面を下ろす方法でした。

②ザック担架搬出法

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これは非常に使える方法です。ザックを3個用意し、ショルダーストラップ同士を4個のカラビナで連結します。

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ここに人が横たわる。

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ヒップハーネスやチェストハーネスで固定し、

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ショルダーストラップを持って搬出します。4人でも驚くほど軽々と持ち上がりますが、長距離の搬出の場合は6人で持つのが適当でしょう。

また山から搬出されるのは、自業自得とはいえかなり苦しいものですが、どうしても遠慮して苦痛を我慢する傾向があります。その点この方法だと搬出される方も楽ちんです

大株歩道の階段は少し狭いですが、軌道や淀川登山道ならこれを大勢で運べばかなり効率がいいはずです。

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コメント

おぉ、愛さん帰国したんですか?

ザック担架、参考になります。もっとも私は当事者ではないのですが、勉強になります。

愛ちゃん一時帰国しました。でもこの写真はけっこう前の写真です。訓練の時に僕が写真を撮ってなくて。

ザック担架いいですよ。大き目のザック2つとカラビナ2枚でもなんとかなります。スリングを使ってバランスをとり、ロープで岩壁をつり下ろすなんてことも出来ると思います。

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