« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月

2009.03.30

『俺は沢ヤだ!』 成瀬陽一 東京新聞出版局

Naruserimg0252_2

親友成瀬陽一の本が出ました。この衝撃的な表紙写真、「岳人」誌上に発表された時から話題になっていましたが、ついにカラーで堂々登場。もうしびれるなんてものじゃありません。かっこいいぞ!成瀬!

内容はそのおりおりの記録を中心に連載されたものの再編集で、国内はもちろん台湾や中国内陸部のほとんどありえないような記録、経験、思いなどがつづられています。

教員として優れた資質を持ちながら、束縛を嫌い非常勤のままでいるというのは、彼らしくもあり、ちっとはほのといぶきのこともまじめに考えろ!とつねづね指摘されてきたところでもありますが、こんな本を出してそろそろ一区切りとでも考えているのかと思えば、全然そうでも無さそう。

沢登りの世界にはまってみたい方は、ぜひご購入ください。おそらく沢登り界の伝説の一冊となるでしょう。

2009.03.29

『フィールドトリップ屋久島』創刊

Fieldtriprimg0255

『フィールドトリップ屋久島』創刊されました。ヤマケイの「屋久島ブック」の向こうを張っての登場です。

YNACからは市川の西部照葉樹林ツアーが収録されています。

注目の記事は、これです、「コケガイド図鑑」。

写真は、かつてコケ・シダ・キノコ・粘菌の写真職人として世界にその名を轟かせ、いまや「糞土師」として快(怪)著『くう・ねる・のぐそ』(山と渓谷社)をものされ関係者の大喝采とパニックを引き起こした、あの伊沢正名さんです。

コケの人々からこれが最後のコケの仕事か、と涙ながらに語られつつある仕事ですが、キャラクターを強調した美しく鮮やかなマクロ写真の数々は、ぜひとも手にとってご覧いただきたいものです。

監修は岡山理科大教授にして日本蘚苔類(コケ)学会会長の西村直樹さん。文は不肖小原が紙面をけがさせていただいております。

フィールドトリップ編集部Yさん渾身の仕事です。一家に一冊ぜひどうぞ。

2009.03.24

太鼓岩

Taikoiwa

人の少ない時を選んで太鼓岩に行ってみました。クリアな眺望がすがすがしく、天柱石もくきり見えています。ヤマザクラはまだ咲き切っていないようす。

 

Miyanoura

宮之浦岳と翁岳。安房川北沢左俣源頭部にちょこっと雪渓が見えてます。

ガマ岩@黒味岳

Gamaiwa

黒味岳のガマ岩です。いかにもダークな雰囲気を放っています。登山の際には探してみてください。それから頂上岩は友人のYUKOさんによると「白クマ」だそうです。そう言われてみればそうだな、と思うのですが、この写真だけではなんか違うかも。

 

Sirokuma

こちらの方がちょっと白クマっぽいかな。頭の上に人が乗ってます。

2009.03.22

サル標識の生い立ち

Saru090307_12_2

こんどはサル注意標識です。

実際のサルと比べて・・・と思ったら、普通に四足で歩いているサルの写真が意外と少ないことに気がつきました。座ってい物を食べている写真は多いのですが。

しいて探すと、あまり写りはよくありませんが、こんなのがありました。

Saruhananoego_066

花之江河で手で水をすくって飲む若いサル。

 

Sarudensen070814_126

泊川付近の電線を渡るサル。

 

Kozaru0604_070

生まれてすぐの子ザル。

これらからすると、ヤクザル(=ニホンザル)は手より足が長く、頭が下がり気味になる感じです。

そして手のひらを地面につけて歩きます。標識のサルは、確かにゴリラ的なナックルウォーク(?)をしてるんですよね。

ほかに尻尾がないとか、腹が白すぎるとか、いろいろ指摘はありますな。

でも私はこの標識に思い入れがあります。このイラストが、23年前に環境省初の女性レンジャーとして屋久島に赴任した小山真希さんの手になるデザインだからです。

(と、本人から聞いた記憶があるのです)

当時はまだ屋久杉伐採の盛んなころで、「自然保護など地域の敵、伐採を止めろなどとおまえは屋久島の人間に死ねというのか!」と面と向かって言われた時代でした。

そんな中に女性一人で送り込まれた小山さんは、文字通り孤軍奮闘していました。

サルについても、そのころはポンカン・タンカンを食い荒らす猿害が農業を崩壊させかねない深刻さで、サルの研究者に対しても、反発が非常に激しかった。

そんな状況の中で、人とサルとの共存を考なければならないと、小山さんは苦悩していました。このイラストはそういった時期に描かれたものです。手のひらさえ前に向けていれば、それほど文句言われなかったと思うのですけどね(笑)。

もっといろいろなサルの姿を記録しておかなければなあ、と反省させられました。

シカ標識のモデルは?

Photo_2

シカ飛び出し注意標識です。

全国共通だと思いますが、屋久島でも西部林道などにたくさん設置されていて、左が旧バージョン、右が最近登場した新バージョンです。新しい方は角が鋭く、目がありません。

このシカのイラストが、ヤクシカ(=ニホンジカ)に似ていない、といいますか、変だということが、以前から指摘されていました。角の枝が前向きなのです。

Yakusika

ヤクシカのオスはこうです↑。枝角はもちろん後ろ向きですね。

以前アメリカのワシントン州でエコツアーに参加していたときに、車から見た標識が、日本の標識とそっくりだったのです。確認すると、このとおり→アメリカの標識のサイト。オジロジカの標識も載ってます。左右対称でした(笑)。

どうもオリジナルはアメリカであり、したがってモデルは北アメリカ産のシカでしょう。向こうで買ってきた動物図鑑をみてみると、こういうのが載ってました。

Muledeer_2 Whitetaileddeer

上がミュールジカ(袋角)、下がオジロジカ。どちらも枝が前向きになりますが、ミュールジカは角がこの状態からさらにヒョロヒョロッと長く伸びますし、耳が(ロバのように)いやに長いので印象が違います。オジロジカのほうが標識のモデルのようです。

Ojirojika090307_10

どうでしょう?

でも、なにもこんなものまでアメリカの真似をしなくてもいいんじゃないか・・・と思うのですが。

なおある人が鹿児島県に問い合わせたところ、「ヘラジカである」と回答があったそうです。おい鹿児島県!(笑)。

ちなみにヘラジカはこんな風な動物です。↓

Rimg0192

で、カナダのニューファンドランドにあるヘラジカ注意の標識はこれです (笑)。

2009.03.14

日食の動き~インド、中国でも観測できる

しばらくエントリーをさぼってしまって済みません。
 
いま「屋久島ガイド登録」の更新手続き中なんですが、提出書類のなかにいろいろ自慢話を書き込む欄があり、そこに「ブログ記者として屋久島に関する情報を発信している」とか書いてしまいました(笑)。
 
ということで背水の陣を敷き、頑張って再開しますので、今後ともよろしくお願いします。
 
さて、日食の話題です。
遅ればせながら日食の勉強をしようと、Webを探ってみました。一番まとまっているのはさすがのWikipedia。

日本語版によると、今年の皆既日食は、トカラ周辺から上海・杭州~成都の長江沿い、ブータン、インドなどで見えるらしい。

それなら「世界中から屋久島に人が集まる恐れ」なんて悲壮な話はなさそうですね。

欠け方の程度の差はありますが、部分日食は日本全土で見えるのだし、「皆既」という点が夏の屋久島旅行のボーナスになるというだけのことなら、多少人が増えるというだけで済む話かもしれません。

そもそも皆既日食を見たいというだけであれば、苦労してトカラや屋久島に来るよりも、上海にでも行ったほうが相当安く上がりそうですね。

それはそうとWikipediaの英語版にすごいアニメーションがありました。日食の移動のGIFファイルです。これは必見です。

確かに影の中心が屋久島あたりを横切ってゆく。日食って月の公転が絡むので、西から東に進むんですね。なるほど。それは知らなかった。

日食を宇宙から見た写真はこれが有名です。この影がWikiのアニメのように時速2000キロくらいのスピードで移動してゆくらしい。
 
なお、屋久島では三年後の2012年5月12日に金環食も観測できるそうです。

金環食は皆既食と同じように太陽に月が完全にかぶる日食ですが、月の軌道が地球から遠くて見た目の直径が太陽より小さくなる場合に、太陽の周囲が金の指輪のように見えるというものです。
日食の名所ですね。屋久島は。

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

フォト

Twitter

リンク集

無料ブログはココログ