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2009.03.22

サル標識の生い立ち

Saru090307_12_2

こんどはサル注意標識です。

実際のサルと比べて・・・と思ったら、普通に四足で歩いているサルの写真が意外と少ないことに気がつきました。座ってい物を食べている写真は多いのですが。

しいて探すと、あまり写りはよくありませんが、こんなのがありました。

Saruhananoego_066

花之江河で手で水をすくって飲む若いサル。

 

Sarudensen070814_126

泊川付近の電線を渡るサル。

 

Kozaru0604_070

生まれてすぐの子ザル。

これらからすると、ヤクザル(=ニホンザル)は手より足が長く、頭が下がり気味になる感じです。

そして手のひらを地面につけて歩きます。標識のサルは、確かにゴリラ的なナックルウォーク(?)をしてるんですよね。

ほかに尻尾がないとか、腹が白すぎるとか、いろいろ指摘はありますな。

でも私はこの標識に思い入れがあります。このイラストが、23年前に環境省初の女性レンジャーとして屋久島に赴任した小山真希さんの手になるデザインだからです。

(と、本人から聞いた記憶があるのです)

当時はまだ屋久杉伐採の盛んなころで、「自然保護など地域の敵、伐採を止めろなどとおまえは屋久島の人間に死ねというのか!」と面と向かって言われた時代でした。

そんな中に女性一人で送り込まれた小山さんは、文字通り孤軍奮闘していました。

サルについても、そのころはポンカン・タンカンを食い荒らす猿害が農業を崩壊させかねない深刻さで、サルの研究者に対しても、反発が非常に激しかった。

そんな状況の中で、人とサルとの共存を考なければならないと、小山さんは苦悩していました。このイラストはそういった時期に描かれたものです。手のひらさえ前に向けていれば、それほど文句言われなかったと思うのですけどね(笑)。

もっといろいろなサルの姿を記録しておかなければなあ、と反省させられました。

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コメント

深い思い入れのある標識だったんですね。

そー言えば屈斜路湖近くに、見通しの悪い長い直線道路で『農耕車注意』の標識がありました。こちらは見るからにトラクターでした。

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