2009.4.27 宮之浦岳樹氷とショウジョウバカマ
氷の世界♪
宮之浦岳山頂の樹氷。でも4月27日です。すみません。
宮之浦岳山頂笠岩。この場合は岩氷・・・いや霧氷でしょうか。
気温は誤差含みですが、10:30現在なんと1.6℃。
この状態で雨が降ればみぞれつまり氷雨です。もし雨具なしで風に吹かれればそろそろ「凍死」に手がとどくかも、という状況。
連休にここまで気温が下がるのはめずらしいのですが、こういう状況もありです。
それでも宮之浦岳はけっこう混雑。すれ違いが縄文杉なみにたいへんです。環境省のデータによると、この日の入山者は淀川口で160人。(そんなものです)みなさん装備はしっかりしてます。
登山道のわきに可憐な花を発見。白い花は1cmくらい。なんだっけ、これ?
しばらく考えて、あ、ショウジョウバカマなのか、と気がつく。しばらく暖かかったので咲いたのでしょう。突然の冷え込みに遭遇して愕然としているかも。屋久島独特の矮小化タイプです。
これは真っ白なタイプ。たまにあります。
↓参考。本州のショウジョウバカマ。長野県赤沢自然休養林にて。
花びらがしどけなく開いてしまって、なんだか全然違う花のようですが、これが普通。雪解け直後に咲く、スプリング・エフェメラル(春の妖精)といわれる花々の一つです。
・・・そうか。雪解けあとに咲くぐらいだから、樹氷くらいは想定内というわけですね。たくましい。
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コメント
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滝壺祈願の写真を撮らせていただいた3日前に、たぶん同じところでこれを見つけました。天候も同じ(霧氷はつきませんでしたが)ガス。
このショウジョウバカマですが、ヤクシマ---とかツクシ---などの冠詞?は付くのでしょうか。
後日(キャンプ場に送っていただいた翌日)、リベンジ宮之浦岳しましたが、晴天下では何故か見つけられなかったです。ヤクシマコケリンドウを一輪、見つけましたが。
投稿: 臆崖道 | 2009.05.18 22:36
ヤクシマショウジョウバカマを変種として分けたい、という意見もあるようですが、分類というのは結構マニアックな世界で、私はよくわかりません。
ヤクシマシャクナゲについても、山頂部のこんもりしたものに対して、屋久杉林にある大型になるものを変種オオヤクシマシャクナゲとして「絶対分けたい!」とする意見があります。でもその違いは連続的で、とくに境界線がありませんので、私は区別する意味はないと思ってますけど。
投稿: モスフォレスター3 | 2009.05.21 07:53