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2009.06.11

白谷の白い花々 2009.6.9.

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梅雨を迎えた白谷は、旺盛に茂るコケの中に、小さな白い花がいろいろ点在しています。これはヤクシマスミレ。白谷川沿いのみずみずしい日だまり。

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蕾がダブルでついてます。これは・・・

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ヒメツルアリドオシです。この花は一年後に・・・

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こういう実になります。

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コガクウツギ。この季節のアジサイ類にはほかにヤクシマアジサイ(ヤクシマコンテリギ)とツルアジサイがありますが、つる植物ではなく葉が5センチ以下の小さいものはこのコガクウツギです。

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落ちていたサカキの花。ツバキの仲間で、花弁と雄蕊がくっついたまま木のまわりに落ちています。サカキやシキミは普段葉のついた枝を神仏に飾るので、花を見たことのない方が多いと思いますが、ちゃんと咲くし実もなります。

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エゴノキ。麓のほうでは春も早いうちに咲き終わっていたような気がしましたが、白谷はやっと今終わり、現在ヤクスギランド方面で咲いています。清楚な花で、落ちた後もいい香りがします。

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屋久杉の大切り株の中に咲いていたこれは、ギンリョウソウ。

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透き通るように白い花を覗くと、青い雌蕊に黄色い雄蕊。なかなかきれいです。

ギンリョウソウは複雑な暮らし方をする植物で、葉緑素を持たず自分では光合成をしません。キノコに寄生する、表現が難しいのですが、「菌根菌寄生植物(きんこんきんきせいしょくぶつ」。樹木と共生して炭水化物を得ているキノコ(菌根菌)に寄生して、炭水化物をだまし取っている植物とのこと。この季節にとつぜん花だけを地上に現します。今年の白谷ではよく目にしますね。

これらの植物、そういえば全部白いですね。

梅雨時の日光のなかで、昆虫の目には白がよく目立つからなのだ、という説明を聞いていますが、ずいぶん我々の見る世界とは違うのでしょうね。

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屋久島のようす(自然史)」カテゴリの記事

コメント

一番上のヤクシマスミレは紫がかっているのですか?
それとも撮影上の関係でしょうか?

白谷の憩いの大岩付近のものは真っ白ですが、飛流落とし付近のものは紫が強いようです。感覚的には日向のヤクシマスミレは紫色が出る!
これが光線の強さ・質と昆虫の色覚に関係するなら面白いのですが。

…でも普通のスミレって閉鎖花で繁殖するから昆虫は受粉に関係ないんでしたよね。ヤクシマスミレはどうなんだろう?閉鎖花あったかな?

ところで昨日お客さんとかからん団子に関して話が盛り上がりました。あれはやはり日本の植生と、縄文時代から現在にいたる食文化の歴史を秘める奥深い食品だという確信はますます深まるばかりです。

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