« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009.07.31

猿の母子2

Rimg0018

目を閉じたまま身動き一つしない子ザル。静かに母親が毛づくろいしています。

はっとして車を止めると、この小僧は目をパチクリさせてこちらを見、また気持ち良さそうに寝てしましました。

・・・おどかしやがって。

まあでもわかるよ。ヒトも日だまりの床屋や美容院で毛づくろいされていると、気持ち良くってウトウトするもんな。

そよ風吹く、朝のヤクスギランド線にて。

2009.07.25

猿の母子

Rimg0006

西部林道川原付近で、若いメスが地面に横たわる赤ん坊ザルの毛づくろいをしていました。

赤ん坊は死んでいました。車にひかれたのではないらしい。母親の経験が浅く、移動中に取り落してしまったのでしょうか。それとも自分で遊んでいて木から落ちたのか。

Rimg0007

スギやウミガメ、カエルのように、子供の予備軍を数打ちゃ当たる式にたくさん産む生き物とちがい、少なく産んで大切に育てる動物の、子をいつくしむ心の動きは、人間も同じことです。このメスは、もうだめだ、ということがまだわからないのかもしれません。

こちらの車が気になったのか、この母親は、死んだ赤ん坊を抱きかかえ、木に上って身を隠してしまいました。

2009.07.22

無念な人々~皆既日食@屋久島

10481101

2009年7月22日10時48分~11時01分。

皆既日食を観察している人々をインターバル撮影したものです。無念そうに空を仰ぐ雰囲気はよくわかりますね。

ああ皆既日食

Kumorizorarimg0233

皆既日食当日。朝から無情の雨。

 

Tennki

空模様は、前線が日食にドンピシャで南下。すごいことになってます。予報は雨、昼前には雷雨、降水確率は終日70%。

鹿児島本土側もかなりむずかしい。奄美大島はなんとか逃げ切れそうですね。

町からの放送がありました。

「・・・大変厳しい観測環境となっております。雲の間から太陽が見えることを期待しましょう。」

2009.07.19

屋久島世界遺産地域科学委員会

屋久島世界遺産地域科学委員会が2009年6月28日に発足している。

発足している、と書いたのは、正直仕事が忙しくて時間がなかったからだ。またこれに先立って27日には『「屋久島世界遺産」研究フォーラム~屋久島の価値と科学の役割~』が開催されているが、これにも出席できなかった。ただその日の午後、メンバーや関係行政機関の人たちが大勢で西部を歩いているのとはすれ違った。

九大の矢原さんが電光石火で科学委員会ホームページを作成されており、情報は逐次公開されるようだ。サブページに会議の資料などもすべて添付され、行政関係の仮死サイトなどとはさすがに違いを見せている。

科学委員会の顔触れは、なんとなく偏っているような気がするが、会議の資料を見ると、検討の方向性などは今のところまっとうなものである。

ただ、この会議に先立って例の読売の記事が出たところはどうもくさい気がする。

また7月16日の朝日新聞夕刊に、これまた例の須藤大輔記者の記事「img603082917.pdf」をダウンロード が掲載された。(黒さんありがとうございます。この記事は横向きになっているので、表示を左に回転させてご覧ください)

ここには、携帯トイレの導入と入山制限が、すでに既成事実であるかのように書かれている。その上「縄文杉まで300人、その上は80に限ろうという案も出ている」などとある。

このような具体的な数字は正式にはどこにもないはずだが、誰がどこに出した案だというのだろう? どこかの公務員の私見かなにかだろうか?

いずれにせよ、すべて公開された場で、科学委員会のメンバーのような顔ぶれが科学的に話し合えば、それほど間違った方針は出ないと期待する。おかしな感情論ではなく、地域の健全な発展につながる指針を作成してもらいたいものである。

トムラウシ山と美瑛岳の大遭難 2009.7.16

大雪山系トムラウシ山と美瑛岳で大遭難が起きた。今のところ地元北海道新聞の記事のシリーズが丁寧でわかりやすい。当日の行動記録は毎日新聞のこの記事が詳しい。これら十勝の北国境稜線は、高校時代に繰り返し縦走した思い出深い山々なので、他人事とは思えない。

トムラウシの事故は屋久島にもよく来ているアミューズトラベルのツアーである。死亡8名+ヘリ救出5名、自力下山5名ということで、一団体がほとんど全滅という事態はただ事ではない。

ガイドのはしくれとして察するに、ガイドが苦しむのは、なんらかの事情があってグループの人心を掌握できないとき、そして行動を決定する権限を持たされていないときである。

権限を持たされていなければリーダーシップを発揮できず、事態の変化に対応することができない。どんなばあいでも責任と権限は一体になっている必要がある。

逆に言うと、ガイドが安全の確保という責任を最優先するためには、上層部はガイドの権限を制限してはならないのだ。完全に任せなければならない。だからこそガイドのスキルが重要なのである。

これは屋久島の同業者としても他人事ではない。

会社とガイド陣の責任は免れないだろうが、現在のところ不可解なことが多すぎる。これからの検証を待つ。

2009.07.15

木漏れ日ピンホール

Rimg0016

西部林道の、緑のトンネルを歩いていると、木漏れ日がピンホール現象を起こして、太陽の像をアスファルト道路に投影していました。この丸い光の一つ一つが太陽の像なんですよ。

太陽が欠けてくると、このピンホール像も欠けて、だんだん三日月のような形になってゆくはず。そう。いよいよ皆既日食が近づいてきました。島内もみんなしだいにわくわくしてきています。

もうすっかり梅雨も明け、素晴らしい夕焼けが見られるようになってきました。こう暑い日が続くと、雨の一つも降ってもらいたいものですが、22日ばかりは晴れて欲しいものです。

2009.07.14

ヒメハルゼミの季節

Himeharuzeminukegara_2

島内あちこちで、ヒメハルゼミの羽化が進んでいます。枝切り後で羽化したセミの抜け殻。この切り口は径5センチ程度なので、抜け殻は2㎝ほどの小ささです。

歩いていて、唐突にセミが一斉に泣き始めることがありますが、あれがこのヒメハルゼミです。 

Himeharuzemi

登山道のすぐわきで体を伸ばしていた、羽化したての♀。体が固まっていないのでしょう。近くでみんなで接写大会をやって撮影しても、まったく動きません。体のサイズは4センチくらいです。

2009.07.12

屋久島高校インターンシップ職場体験授業 2009.7.8

090708_31

恒例になった屋久島高校2年生の職場体験授業。今年は「インターンシップ」と名称が変わり、7月7~9日の3日間行われました。(去年の分はブログに記事がありません。私は担当しなかったのだったかな?)

今年はT君が実習生です。8日、小原担当の沢登りツアーに同行してもらいました。これは救助ロープの仕込まれたスローバッグで溺れている人を救助する訓練です。バッグを投げる練習をした後、実際に救助をしてみます。溺れ訳はヒルマ研修生。

090708_32

一発で成功。そのままがんがん引き寄せます。

090708_33

う~ん、あまりうまくいきすぎて、実習にならないか。

まあこんな感じで3日間を、YNACスタッフやゲストのみなさんと行動を共にして、屋久島の自然観光の現場を体験してもらいました。

この期間、島内のいろいろな事業所でかいがいしく働く高校生を目ににされた方も多かったのではないでしょうか。

2009.07.10

UNDER PRESSURE

Hiruma

UNDER PRESSURE

アマガエル

090708_34

屋久島南部のとある渓谷の水たまり。1.5㎝くらいの緑色をしたカエルがちょろちょろしています。なりたてのアマガエルです。

090708_45

水たまりには足や手の生えたオタマたちがうじゃうじゃ。ヒキガエルと違って目と目が離れているのがアマガエルの特徴。親は卵塊を産まず、こういう水たまりを見つけると、5粒くらいずつだめもとで産んでゆくようです。

090708_50

子ガエルは子ヤマカガシのいい餌になります。

090708_57

でもアマガエルってなんとなく可愛くないですね。

2009.07.05

屋久島の森を歩く。 桑田瑞穂写真展  横浜エリスマン邸

 

Rimg0002_4

写真家の桑田瑞穂さんから写真展のお知らせが届きました。

屋久島の森を歩く。桑田瑞穂写真展

横浜 山手エリスマン邸 2009.7.6(月)‐7.12(日)

10:00-17:30 最終日 16:00まで

水曜休館

これはちょっと寄ってみたい。でも無理だなあ。お近くの方、もしお時間ありましたらぜひお出かけください。

桑田さんとは、屋久島の取材で御一緒したことがあります。エーゲ海の写真や、JALのSKYWARDの表紙でもとても有名です。

http://www.mizuhokuwata.com/

ホームページに出てくるサントリーニ島、まさにエーゲ海の青。⇐美しいですよ。ぜひご覧ください。

 

以下余談ですが、この美しいサントリーニの島々は、長径10キロほどのカルデラ火山です。桑田さんの写真でも、島々の断崖に、火山の地層がはっきりと見えています。

この火山は紀元前1600年ころに巨大な噴火を起こし、当時南のクレタ島で栄えていたミノア青銅文明を壊滅させ、この大惨事がアトランティス伝説の元になったらしいということでも有名です。

屋久島の北にある鬼界カルデラよりも小ぶりですが、同じカルデラの巨大噴火にやられた屋久島としてはなんとなく親近感があります。

竹島と薩摩硫黄島は、サントリーニ島はカルデラ火山の跡かた。また屋久島とクレタ島も噴火で壊滅した同士なので、それぞれ姉妹島のようなものか。

ふたたびカルデラ噴火など起きたら、まさにこの世の終わりですが、実は指宿の阿多南カルデラが、いつ噴火してもおかしくないらしい。

・・・してほしくないなあ。

ヒルマ研修中~ウォーターボルダリングの課題

090704_2

川原北谷、ウォータ―ボルダリングのトラバース課題。YNACスタッフはこれをクリアできないとつとまりません。研修生ヒルマがいまこの難関に挑戦!

090704_3

あ~、だめだ。出だしから少しで敢えなく墜落。でも落ちても笑ってすむのがウォーターボルダーのいいところです。

もう一度

090704_4

お、今度はホールドに手が伸びています。次の足が出るか・・・

090704_5

ありゃー。惜しい、スリップです。

090704_6_2

これは悔しい。さあ、精神的に追い込まれてきました。

090704_7

ラスト・トライ。お、今度は足がでています。手もいいところをとらえている。重心をコントロールできてるぞ。

いけるかっ? 頑張れっ!

090704

やった、やりました! ヒルマ研修生、難関を突破です。ギャラリーから拍手が起こっています。

これでまた一段高みへとのぼりましたね。

夏だ!沢登りだ!

080702_33

夏ですねー! 沢登りだー!

YNAC携帯サイト AVAILABLE

1

YNAC携帯サイト、できております。どうぞご利用ください。

2009.07.01

4ヶ国語表記の観光看板

Kanban

このような看板が全島に建てられました。4ヶ国語表示が、鹿児島県の「観光立県」の方針だそうです。

ずいぶん細かいところまで立ててあります。いままで英語表記すらなかったところが多いので、それ自体は前向きで悪いことではありません。

でも、こういうものの公共デザインって、変わらないなあ。左の島内地図と写真の部分など、なんとかならないものでしょうか。惜しむらくは、こういうものの機能を理解しているデザイナ―に頼んで欲しかった。

それから「MOCCYOMU岳(中国語)」って、どうなんでしょう。「本富岳」という漢字表記でいいのでは。万代杉もフォーマットどおりだからって、同じ文字で2つも書く必要があるのかな。

ガイド業者としましては、この手の島内の公共の看板などで、他にもいろいろネタにさせていただいてるブツは結構あります。

有名なのが「花山歩道」。“HANAYAMA SIDEWALK”になってます。サイドウォーク。鹿之沢小屋まで舗装道路が続いているかのような、響きです。

それからヤクスギランドの英語表記が“YAKUSUGIRANDO”になってるのも、よく知られてます。これはちょっとマレー語的な展開だな。

ほかにも三代杉の“THIRD GENERATION CEDER”とか、面白いのがいろいろあります。でも担当者に教えてやると、だいたい 「これこれで、間違いではないですから」 というような言い訳をされます。

そうじゃなくて、世界遺産屋久島を訪れて、これを見た人が何を感じると思う? という問題なんですけどね。

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

フォト

Twitter

リンク集

無料ブログはココログ