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2009.08.31

トムラウシ山大遭難の記事(十勝毎日新聞)

私の実家は大遭難のあったトムラウシ山の十勝側登山口の新得町にあります。先日法事で帰省しながら、日程がきつくて関係する方々の話をうかがうことはできませんでした。

少し時間がたちましたが、地元の十勝毎日新聞で、事故の全容がまとめられているので紹介します。

事故同日のドキュメント

「トムラウシ山の惨事」(上)

「トムラウシ山の惨事」(下)

どうも問題の核心は、ガイドが機能しなかった、というところにあるように思います。

装備の確認、参加者の能力チェック、ツアー登山の性格と行動判断の権限など、様々な問題はありますが、それらはどんな登山でも常に付きまとうブレのようなものであって、すべてを把握し取り込んだ上で、リーダーとして行動を決定するのがガイドの役目です。

ここが機能していなかったために、悪条件下でパーティー全体がなし崩しに全滅に追い込まれたのではないだろうか。

記事を読んだ限りでは、ガイドが早い段階で低体温症になって、それによる思考力の低下を起こしていたのかもしれません。←これは実際怖いです。ガイドはまず自分のコンディションを良好に保たないといけないのです。

屋久島でもガイドがなにかの装備をもってこなかったお客さんへ、自分が犠牲になって貸してあげたり、少し足を痛めたお客さんを背負ってあげたりと、自己犠牲的な行動を取るケースをよく見聞きしますが、かなり疑問を感じます。

ギリギリな状態で、そこにさらなる悪条件がかさなると、もはや打つ手なし、という事態に追い込まれるでしょう。2004年の鯛之川の遭難がまさにそうでした。

まあ屋久島の場合は、気候がいいこともあって、本来の意味で登山ガイドが必要なほどの山ではありませんし、ガイドがなにか技術上の失敗を犯しても、深刻な事態にまでなることは少なく、たいがいは事なきを得るのですが。

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