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2009.09.11

大量の浮き丸太により高速船が全便運休

種子屋久海域に、丸太が900本以上も浮かんでおり、危険なので10日・11日両日、高速船は、トッピ―、ロケットともに全便欠航しました。明日12日も欠航が決まったようです。

2006年の4月に、トッピ―の後部水中翼が突然流木に激突し、乗客のほとんどが負傷するという事故がありました。このときも流木が大量に漂っており、屋久島の海岸にはあちこちで打ち上がった大丸太が見られました。

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4月16日、永田いなか浜の漂着木。切り口を調べても年輪がはっきりせず、種類は特定できませんでしたが熱帯材かと思われました。

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この時、いなか浜の波間にはさらに丸太が3本、揺られていました。

島内では、どこかの木材運搬船が積み荷を崩してしまい、回収せずに逃走したのではないか、とささやかれたものです。

今回漂流している丸太も、こういうサイズのものが900本もあるのなら、回収はどう考えても無理です。現実的には、この海域から流れ去るのを待つしかないのでしょう。

高速船の定員はいずれも250名程度。トッピ―が5往復、ロケットが3往復で、合計2000人の行き来がストップです。困った事態ではありますが、2隻のフェリーと飛行機を合わせて1500人は乗れるので、不便はありますが、入島・離島は可能です。

白谷雲水峡やヤクスギランドなどは、このため人出が少なく、非常に静かです。

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コメント

回収船の写真から、漂流木は材木ではない印象でしたが、やはり自然木のようです。台風災害で台湾南部の山から流れ出した広葉樹らしいとの説が有力のようです。

それにしても奄美沖から薩南海峡までほとんど無尽蔵に浮いているようで、高速船が手も足も出ません。

こうなってみると高速船が屋久島への旅客運搬の大黒柱になっていることがよくわかります。9月のシルバーウィークにも影響は残りそうです。

困ったもんですねぇ。飛行機への代替も難しいでしょうし。
頼みの綱はフェリーでしょうか?

シーカヤックは出来るんでしょうか?

シーカヤックとか、フェリー屋久島2とかの、船本来のスピードで走るフネは問題なしです。

しかし台湾ではすごい規模の土石流が起きたのでしょうね。

台湾の沢登りでは、豊富に転がっている台檜(台湾ヒノキ)や紅檜の流木で盛大な焚火をしながら、何泊もビバークを重ねて進みました。流木の中にヒノキがあるかもしれませんが、あまり打ち上がっていないみたいです。

明日16日も高速船は全休。これで1週間の完全欠航です。

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