夜のヌカカ
夜、寝転がって本を読んでいると、たまにですが、知らぬ間に異常なかゆみに襲われることがあります。どうもその原因らしい虫・・・恐ろしく小さな虫を見つけ、捕獲しました。
こいつです。体長1.5mmほどの極小昆虫。ヌカカというやつです。羽根にうっすらと水玉模様があるのがわかります。網戸を通り抜けるので始末が悪い。なんか来てるぞ、というときは網戸のそばで蚊取り線香をたくとけっこう効きます。
小さいくせに口にはしっかり針があります。けっこう毒性が強く、人によってはひどく腫れてかゆみが残る事もあるようです。
こちらのサイトによると 、「イソヌカカ」という種のような感じです。幼虫の生育場所は広大で、水気さえあれば実に様々な場所に現れるらしい。屋久島では、ときどきかゆい、くらいで済みますが。イソヌカカであれば、ウミガメの産卵を見てるときなど、夜の海岸でときどきかゆくなるのも、こいつのせいかもしれません。
なおニュージーランドなどにいるサンドフライというのはこれではなくて、ブヨの仲間だということです。
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コメント
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こんばんは。
ヌカカ、かゆそうですね・・・。
オーストラリアで刺されたサンドフライは3~4日後くらいから腫れだした。刺された直後はアボリジニの方がグンバイヒルガオ(たぶん)の葉を焚き火であぶって刺された所にぺタッと貼ってくれて、痒みはそれほどなかったのに。アボリジニの人は平気なんですけどね。
投稿: 加地 | 2011.08.25 22:26