麦生のコスモス畠
麦生のコスモス畠です。昨年その美しさが島内で大評判になりました。『生命の島』終刊号の表紙もこれでしたね。
農地の景観形成事業として補助金が出ているらしく、国内のあちこちでコスモスがきれいに咲き誇っているようです。
麦生の県道下の農地は、畑地帯総合整備事業(畑総)で20年ほど前に整備されたところです。千尋滝の展望台からよく見ると、滝の下に取水堰のようなものが見えますが、あれがこの畑を灌漑するための水源です。
思えばそれ以前の屋久島は、秋の渇水がひどい時には、雨乞いの儀式が頼みの綱だったのでした(笑)。・・・いや、笑いごとではありませんね。
しかし、春夏の気候が厳しい屋久島では、秋冬が屋久島の換金作物を育てる中心的な時期のはずなのですが、億単位の予算を使った畑も現在は余っており、いまや景観形成の一環をにない、みんなの目を楽しませて、少しは元を取っているというわけでしょう。
それでも畑地としてはちゃんと機能していますので、造成した後にそのほとんどを原野に戻してしまった畑よりは・・・いや、ウチの畑も実はそうでした。よそのことをあれこれ言う資格なし!
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