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2010.01.14

ニュージーランド北島 ゴンドワナ森林紀行 1 カウリ博物館

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まずこの大きさを見て欲しい。

オークランドの北、ダーガビルに近いマタコヘにあるカウリ博物館。大きなホールの壁に、最大級のカウリたちの断面が描かれていた。左脇の人がスケールになってくれている。

最大の木は「ザ・グレート・ゴースト」。偉大なる幻。直径8.5m、周囲26.8mあったと言われている。この木は1890年に火事で燃えてしまったらしい。

2位はオークランドの東、コロマンデル半島にあった「ファザー・オブ・ザ・フォレスツ」。周囲22m、幹高(地面から最初の枝下までの高さ)24mあったという。1870年頃倒れてしまったらしい。

3位は公式に計測された最大の木「カイラル」。ワイポウアの南30kmのトゥタモエ山にあった。1860年に計測され、周囲20.1m、幹高30.5mだった。この木は1890年代から90年代にかけて繰り返し発生した山火事で焼けてしまった。

4位は現存する最も太い木、ワイポウアの「テ・マツア・ナヘレ」16.4m。

5位が“森の王”「タネ・マフタ」13.8mである。

日本では巨木を胸高周囲(地上から1.2mの高さで測った周囲)で評価するが、NZでは木材体積で評価する。最大のカウリとして名高いタネ・マフタは、太さでは2位だが幹高が17・7mあるので最大とされる。梢高は51.5mもある。

テ・マツア・ナヘレは幹高10.2m、梢高29.9mで、縄文杉に非常によく似た大きさだ。

なおカイラルは幹高30.5m、梢高65mと、ジャイアントセコイアとゆうに張り合えるサイズだったのだが、惜しいことをした。

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カウリ博物館は外観からは想像もつかないほど大きな施設で、丁寧に作られた、歴史と林業に関するいくつもの大規模な展示は見ごたえがある。カウリという手つかずの優れた木材資源の宝庫を前にして、どんなことがあったのか、余すことなく学ぶことができる。NZの歴史の精髄が詰まっているといった方がいいだろう。

こうやって過去の事実をきちんと整理し、明確に認識するところから、世界に冠たるNZの自然保護は始まっているのだなあ・・・。

ワイポウアの森を訪れる際は、必見だろう。

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これは第7位の「YAKAS」。愛ちゃんのガイドで訪れたワイポウア森林保護区にて。まだまだ苦労を知らない紀元杉、という感じです。

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コメント

おひさしぶりです。
明けましておめでとうございます。
想像絶する太さですね。
「ザ・グレート・ゴースト」半端ないっす。

今回のNZツアーでは参加者全員YNACリピーターの方々でびっくりしました。皆さんにお会いできてほんとにうれしかったです。皆さん私の成長を見守ってきて下さった方々ばかりで、屋久島と比べながら歩けるのもとても勉強になりました。また全体の感想ブログ楽しみにしてますね。

けんじり君
ようこそ。冬は何やってますか?小原ガイドはヤメテ(笑)。

愛ちゃん
ちょっと待っててください。
今年の秋口か来年の初めあたり、今度は年末年始をすこしはずして、企画できないかと思ってます。

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