日本最大のポットホール(甌穴)
(メモ書きです)
日本最大のポットホール(甌穴)を名乗るのは下記の二つ。
◆日本一の甌穴(埼玉県長瀞)
http://www.tabi2ikitai.com/japan/j1137a/a01006.html
まっすぐ円筒形にくりぬかれた穴は、さすがと思わせるものがある。4.7mと深くて危険なため、埋め戻されているという。
◆日本最大級のポットホール長野県豊丘村
http://www.vill-toyooka.jp/kikaku/syawakura21.htm
滝の横にあり、やや浸食されているがサイズが大きい。直径数メートルはありそう。これは本当に最大級だと思う。
屋久島の安房川や栗生川(小楊子川)にあるものと比べると、いま一つの感はある。事実上屋久島のポットホール群が国内最大であると思うが、ただポットホール(甌穴)と滝壺は分けて考えた方がいいのかもしれない。※上記リンクのYNACサイトのトップページにある穴は、屋久島最大ではない。最大のものは他にある。
岐阜県の飛水峡の甌穴群は規模が大きい。木曽川の寝覚の床にも大きな穴があった。愛知県の豊川方面にも花崗岩ポットホール群があると聞いている。また宮崎県都城の関之尾の滝にも小さいが無数のポットホールがある。
世界では、ミネソタ州とスカンジナビアに、雪解けならぬ「氷河融け水」で形成されたものすごいポットホール群が、またアフリカのザンベジ川には膨大な水量でえぐられた地球最大のポットホールがあると聞いたことがある。
屋久島・荒川のポットホール。直径2m弱。底の形状をみると、川の流れで石ころがぐるぐる回って穴をうがったというような単純な形成過程ではないことが分かる。
横に貫通したポットホールから、水がこんこんと流れ出ている。このような形もよく考えれば不思議ではある。
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