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2010.06.28

旧暦五月十六日は山の神祭りの日

6月26日は、旧の五月十六日。山の神祭りの日です。

「山の神祭り」というものは全国にいろいろあり、その祭神も期日もさまざまです。日向から大隅にかけては旧暦の正月、五月、九月の十六日が山の神祭りの日とされて、杣師や猟師は仕事を休むことになっています。

屋久島にもこの山の神祭りは伝わっており、江戸時代から「山の供養」「山祭り」などといわれていました。よく知られた「嶽参り」とはまた違った系統の祭りのようです。

祭りの日にちや内容、それに祭りの解釈は、時代や集落によって変遷がありますが、今はおおむね、山にかかわる仕事をしている者が、この日は物忌み(という建前)で仕事を休み、親方の所で、あるいは適当に組んで、飲み食いをする、ということになっています。YNACでは山仕事に携わるものの末席として、会社創立以来この山の神祭りは順守することにしています。

というわけで昨日も、小瀬田愛子岳の山裾にある「石除神社」に詣でたあと、松本親方宅で午後いっぱいかけて延々と会議・・・というのかいろいろ語り、それを19時半まで続けてほとほと疲れ果て、それから本宴席となったのでした。

そのうち最近市川が書き足したホームページのヤクスギランドツアー紹介の中に、荒川の河原がサンとモロの出会った場所のモデルだとあったのが話題になり、ビデオ・・・DVDではなく・・・を出してきて検証が始まり、どうもイメージと違う、とか言いながらなんとなく最後まで見てしまったり(笑)。

そういえば白谷雲水峡の景観が原画のモデルに使われているところも、再確認しました。乙事主(大イノシシの神)とサンが祟り神になりながら敗走するシーンの陰惨な森がそれです。・・・なんだか口蹄疫にかかった牛や豚たちを想像してしまいました。

(まあ、看板も撤去されたことですし、いつまでももののけ姫でもないだろうと思いますが、お好きな方はこちらから資料をダウンロードできます。⇒『もののけ姫を読み解く』 file7、112pにある美術の田中直哉さんの証言をどうぞ。)

ところで屋久島の山の神って、いったい何なんでしょうね? 

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コメント

日本中の多くの、古くからある山の集落や、また鉱山や炭鉱で山神祭の風習がありますね(訓読みでやまがみ祭りとかやまのかみ祭りという人と、音読みでさんじんさいという地方があり、両方使う地方もありますね。屋久島でも音読み訓読み両方の言い方聞きました)。
でもって、日本中どこでもあるのに、日付が違いますね(鉱山のような近代的な場合を別にすると、旧暦基本で、かつ地域性が顕著です)
祭る神様もまちまちです(瀬戸内では海の神様の大山祇神社が、東北では山の神になっていたりします)。
屋久島では林業関係者はもちろんですが、山岳ガイドさんの多くが仕事を休むというのが特徴的で、新しい移住者が多いのに面白いですね。
地域の美風を守るという意味では、個人的には大変いいことだと思っています。
で、参拝やらなにやら終わると、どこの組織でも「飲み方始め~♪!」になっちゃうというのも、美風であります(爆)

美風ですね(笑)

何かを祭る(あるいは祭らせる)の「何か」の中身が重要だったはずなのに、「祭る」の中身のほうが肝になっているという(笑)。ここに真実があるのでしょう。

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