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2010.10.21

再開します--2010.10.19白谷雲水峡の増水

しばらく遠ざかっておりました。再開します。

飛流落とし

奄美大島が豪雨と増水に襲われているころ、屋久島もかなりの大雨になっていた。

この日私は白谷雲水峡にいた。朝方の雨は上がっていた。昼食をとり、原生林歩道の奉行杉から楠川歩道に向かう頃、再び雨が激しくなってきた。気象情報の予測通りだったが、すでに雨が飽和して山は満水状態で、水が地面にしみ込まない。みるみるあふれて登山道は沢になった。

白谷川はこれ以上増水すると危険である。この時点で森歩きは中止して下ることにした。楠川歩道の白谷小屋跡徒渉点(左俣本流)を渡る。ここさえクリアできれば安全圏に戻ったことになる。

道下の白谷川は、みるみる増水してゆく。好判断だったなあ、と胸をなでおろしていると、下から登ってくる若者のグループがある。

「これから登るの?」

「そうですよ!」

先頭がむっとしたような、いやに強い口調で言う。しかしこの状況である。

「大丈夫かなあ?」

「一応ガイドやってますから!」

その男は勢いよく叫んで、お客さんなのだろう、不安顔な3人の女性を率いて行ってしまった。う~むガイドだったのか・・・余計な口出しをしたことになるか。

しかしなあ。

 

さつき吊橋に戻ると、白谷川はいよいよ大増水の様相だ。「飛流落とし」(↑トップの動画)もすごい迫力だが、その先がすごかった。

憩いの大岩

わかるだろうか?本流から左の旧川筋に水が勢いよいく溢れ、遊歩道が渡れない。ここまで増水するのは珍しい。

当然下から登ってくる人はいない。この場合、飛流橋まで戻って、飛流歩道から駐車場へ下山するしかない。弥生杉歩道を迂回することもできるが、途中滝で水浴びさせられる所があるだろう。

白谷広場まで戻ると、 ここの橋もなかなか迫力ある様相になっていた。

白谷広場

もし白谷に行って、入口がこんな状態だったら、考えますね。

白谷小屋跡の徒渉点には、非常用の岩と倒木を使ってなんとか渡れる箇所が一応ある。おそらくあのガイド君はそれを使えるという目算があったのだろう。

しかし明らかに増水が始まっている状況で、非常事態にそこならなんとかなる、という程度のルートをあてにして出発するという判断は、正しいといえるだろうか。リスク管理面から考えさせられる。

(ところで彼ら…無事帰ってきたんだろうね)

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コメント

おかえりなさい。
無理はせず、のんびり更新してくださいませ。

しかし、この白谷の映像はのけぞりました。パソコンの前で、思わずひとり、「おお!」と叫んでしまいました。
怖すぎます。

憩いの大岩がない。。。いつもはしたのほうにある水面が、ここまで上がるんですね。。。白谷入り口の映像もすごい。
こんな日は、無理せず、屋根のあるところで幸せをかみ締めながら、のんびりすごしたほうがいいですね。

道路の冠水の様子では、今年の夏、福岡も水害で、通勤ルートが3箇所ほど水没したときのことを思い出しました。自然の猛威の前では、一目散に退散するしかないですね。。。

すごいでしょ。爆発的な増水。よその鉄砲水とちがって、屋久島の増水はかなり長時間続くところがすごいのではないかと思ってるんですが。

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