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2011.04.26

環境省「携帯トイレブース」と新高塚小屋トイレ建設

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淀川小屋の携帯トイレブース。ふた部屋。

 

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花之江河のブースもできているらしい。見てません。

  

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 翁岳分岐のブース。ここに置いたかー。

 

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新高塚小屋。浸透式トイレ2室に携帯トイレブースを併設。無意味だと思います。意見交換会でも再三指摘されたとおり、 トイレを3室にすべきでした。

 

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 新高塚小屋は、トイレの建設のため、一大工事現場と化しています。コンクリート用ハンドミキサー、小型のユンボ2台、建設資材、コンテナ、作業員用の仮小屋。

ヘリの運搬力は凄いものです。カートリッジ搬出型トイレにする選択肢もあったはずなのですが、無視されましたね。

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同じく新高塚小屋のコンテナとベニヤの仮小屋(ブルーシートの下)。これはGWの混雑期に小屋をあけておくための配慮でしょう。

ともあれ、これで新高塚小屋のトイレの状況はかなり改善されることになりました。

しかし、山で用を足して何が悪いんですかね。非難がましく携帯トイレで持ち帰れなどと。北海道の高山帯ならともかく。

まあ、花之江河等で、補助的に携帯トイレを使用することは、あってもいいでしょう。

しかし、屋久島の森林帯の、水分も温度も十分な場所で、分解可能なことを見極めて、きちんと用をたすことを学んでもらうのも、国立公園にして世界遺産屋久島の重要な役割だと思います。

肝心なのは、現場で的確な判断を下す管理者の能力と、それを納得させるだけの説得力です。責任と権限を一元化し、まともな司令塔を機能させることが、今の屋久島には必要です。烏合の衆とはいいませんが、船頭多くして船山に上るという現状はあまりにもなさけない。しかもしれぞれの船頭がそのことを恥ずかしいと思っていない点もだめですね。

  

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コメント

トイレ問題については様々な立場の方がそれぞれの意見を述べられていて、観光で排泄する自分としては、何が正解なのか戸惑います。目的と方向性をまとめる議論がまだまだ足りないのでしょうか…

イメージで話をするからそうなるんです。現実はどうで、何が問題なのか、というところから始めれば、おのずと方向性と選択肢が明らかになってくるんですが。

先日泊ったときにはてっきり北アなどと同様のカートリッジ式に変わると思っていたのですが、新高塚小屋のトイレはカートリッジ式じゃないんですね・・・(^^ゞ

トイレ後ろの木が刈り払われていたので、カートリッジ搬出入用のスペースと思っていたのですが。

搬出入のコストの問題なのか、それとも人工の雇用の問題なのか(タクシーの運ちゃんとそんな会話をしました)よく分かりませんね。

翁岳直下のトイレブースの配置は驚きです。
「何もそこに置かなくても・・・」
という感想は私も同感です。
少なくとも、翁岳周辺まで来られる方はトイレに関する意識はかなり高めの方(=いわゆる山ヤ)が多いはずですから、稜線地帯の配置は必要ないと思います。

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