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2012年4月

2012.04.29

2012年4月28日淀川小屋の利用状況. 29日の新高塚は…

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連休初日4月28日17:00の淀川小屋はこんな感じでした。

小屋はおおむね一杯ですが、詰めればもう少し入れそう。テント9張りで、周辺にあと2~3張りはなんとかなりそう。

29日の新高塚小屋、高塚小屋は特に混雑しそう。30日の利用数すこし減ると思われますが、天気は大荒れの予報なので、けっこう厳しいことになりそうです。

小屋には管理人がいません。テントのない人は、どうしようもなくなる可能性があるので、新高塚小屋の利用は見合わせた方がいいでしょう。

28日の夕方に、石塚小屋(たぶん)を目指す登山者が十数人登っていきました。鹿之沢小屋、石塚小屋などもこの時期は予想外の満員状態になることもあります。

自衛のため、テント必携です。

こういった小屋の状況把握とリアルタイムな情報提供は、環境省からも屋久島町からもありません。観光協会の登山情報は3月16日で途絶えています。

屋久島側からの情報提供は、期待しないでください。天候を含め、自己判断・自衛が大切です。

2012.04.15

屋久島自然クラブ沢部 花揚川 2012.4.14 

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4月の沢部は屋久島南東部の花揚川~前岳(965m)。沢登りグレードでいうと、2級程度。初~中級者向けの谷。それほど悪いところはないが、大滝と上の二股の高巻きがカギになる。

花揚川は、下部は亜熱帯ぽい照葉樹林に包まれた緑濃い平凡な谷、上部は大滝や二股の滝など高巻きを強いられる迫力のある谷で、詰めはやや倒木ヤブが多いものの、すっきりと尾根に上がることができる。

 

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下部はだいたいこんなかんじ。標高400mあたりまで登ると、白谷雲水峡と似てくる。

 

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たまに滝っぽいところが現れるが、難しいところはない。ただし、沢の詰めにも、前岳からの下降にも読図が少々難しく、地図をぼんやり見ていると、ルートを誤ってしまう。読図のトレーニングにぴったりなのである。

 

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みんな、だいぶ読図力が向上しましたな。

 

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谷がやや狭まってくる標高560mで、唐突に大滝30mが現れる。水量は少なくシャワー状だが、ここまでの谷が平凡だっただけに衝撃的。

初溯行の際は右側を登ったが、今回見るとその登った部分が崩壊して、ルートが消滅していた。新しくトラバースルートをひけそうなバンドはある。今回は人数が多いので、パス。

 

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大滝を大高巻きして谷に戻ると、いくつか滝が続く。二股の両門の滝を高巻いて右谷に入り、前岳の西鞍部に詰めあげ、前岳頂上に登った。なんだかんだで溯行時間9時間。初溯行時には3時間で登ったので、3倍かかったことになる(笑)。

 

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初級向けとは言え、1000m級の山を越えるちゃんとした溯行ルートである。ほぼまったくの素人グループとして活動を始めた沢部だが、1年でだいぶ力をつけた。

沢登りの指導法もそれなりに分かってきた。これからまた1年、どんな展開にするか、いろいろ検討中です。

 

 


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