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2012年12月

2012.12.19

縄文杉の腐朽枝を補強する必要はない

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(このデッキの真上の大枝に、腐朽が発見された)

屋久島の森の荘厳さは、人為に関わらず、自然のままに長い年月を経たところに生まれる。

たとえ伐採されても、その後の年月によって破壊は癒える。「原生自然」に限りなく近い位置にあることが、屋久島の最大の価値であり、それが善意であれ悪意であれ人為が入ればその分、屋久島の森の真価は損なわれてゆく。
 
 
   
先日林野庁九州森林管理局が、縄文杉の大枝に腐食が見つかったと発表した。古い木になればそんなことは当然で、驚くほどのことはない。とりあえず、観察デッキの、枝が落下するの可能性がある部分を立ち入り禁止にするとのことで、なにか対応を考えるのだろうと思っていた。
 
ところが、林野庁は、縄文杉の大枝が落ちないようにロープで固定するのだという。これには大いに疑問を感じた。そんなことをする必要が、どこにあるのか。

デッキの立入禁止の状況はこちらでよくわかります。
⇒「ざるの洗い方」

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2012.12.07

青森県奥入瀬の『モスプロジェクト』について聞く

「青森県奥入瀬の『モスプロジェクト』について聞く」
 
12月13日安房公民館研修室 19:00~21:00


 
12月11日~16日、青森県奥入瀬のノースビレッジから丹羽さん、太田さんのお二人が、屋久島に研修に見えます。 ⇒ノースビレッジhttp://www.novi.jp/

 
この機会に奥入瀬エリアでいま取り組んでいる、コケを切り口にした新たなエコツーリズムの発展を進める『モスプロジェクト』や、十和田湖、奥入瀬エリアの自然観光の現状、そしていま始まった「奥入瀬自然観光資源研究会/隠花帝国プロジェクト」について、お話しをうかがいたいと思います。コケやシダの宝庫である屋久島としても、非常に関連性のある動きです。
 
   

面白そうだな、と思われた方、出方の多い季節ですが、どうぞふるってご参加ください。 なお、終了後は懇親会を予定していますので、こちらもぜひご参加ください。

2012.12.06

太忠岳の登山道

P1100313

太忠岳、釈迦杉の水場。水流のところのコケは、ヤクホウオウゴケの群落。
この場所は、以前からすると少々荒れた感があるところ。
水場では、ほとんどの人が無意識に小滝になってるところまで上がっていって水を汲もうとするんですね。足元で汲んだって同じことなのですが、どうしても人通りが増えると、裸地ができます。
 

     
 
 
 
登山道は、利用者の数によってコンディションが変化します。屋久島だと、おそらく年間利用者が数百人というあたりを境目にして、それより少ないとハイノキやヒサカキのヤブに埋もれてゆく、多いと度合いに応じて侵食が進行してゆく、ということになるようです
太忠岳の正確な登山者数はわかっていませんが、ここ10年くらいは、いつ登りに行っても(バイアスはあるはずですが、いちおうこれをランダムサンプリングと考えてみる)他のパーティーと会わないことがありません。すると私が2名、他に1名とすれば、1日3名は歩いていることになる。すると、少なくとも年間約1000名以上です。

登山道の全般的な状況は、このところ侵食が進みがちで、ところによって段差が大きくなり、歩きにくく、チョイ横に迂回ルートができたりしています。

観光協会のメンテナンス仕事でちょくちょく木段ステップや石積みがされたりして、道は維持されていますが、やはりルートぜん全体に侵食箇所が増えています。

縄文杉や宮之浦岳などメインルートでは、環境省/鹿児島県が早くから先手を打って登山道の木道・階段整備をしてくれてきましたが、この太忠岳やモッチョム岳など、その他の山でも観光オプション化が進むにつれて、状況が変わって来ているようです。

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