太忠岳の登山道
太忠岳、釈迦杉の水場。水流のところのコケは、ヤクホウオウゴケ の群落。
この場所は、以前からすると少々荒れた感があるところ。
水場では、ほとんどの人が無意識に小滝になってるところまで上が っていって水を汲もうとするんですね。足元で汲んだって同じこと なのですが、どうしても人通りが増えると、裸地ができます。
この場所は、以前からすると少々荒れた感があるところ。
水場では、ほとんどの人が無意識に小滝になってるところまで上が
登山道は、利用者の数によってコンディションが変化します。屋久 島だと、おそらく年間利用者が数百人というあたりを境目にして、 それより少ないとハイノキやヒサカキのヤブに埋もれてゆく、多い と度合いに応じて侵食が進行してゆく、ということになるようです 。
太忠岳の正確な登山者数はわかっていませんが、ここ10年くらい は、いつ登りに行っても(バイアスはあるはずですが、いちおうこ れをランダムサンプリングと考えてみる)他のパーティーと会わな いことがありません。すると私が2名、他に1名とすれば、1日3 名は歩いていることになる。すると、少なくとも年間約1000名 以上です。
登山道の全般的な状況は、このところ侵食が進みがちで、ところに よって段差が大きくなり、歩きにくく、チョイ横に迂回ルートがで きたりしています。
観光協会のメンテナンス仕事でちょくちょく木段ステップや石積み がされたりして、道は維持されていますが、やはりルートぜん全体 に侵食箇所が増えています。
縄文杉や宮之浦岳などメインルートでは、環境省/ 鹿児島県が早くから先手を打って登山道の木道・階段整備をしてくれ てきましたが、この太忠岳やモッチョム岳など、その他の山でも観 光オプション化が進むにつれて、状況が変わって来ているようです。
登山道の全般的な状況は、このところ侵食が進みがちで、ところに
観光協会のメンテナンス仕事でちょくちょく木段ステップや石積み
縄文杉や宮之浦岳などメインルートでは、環境省/
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こんにちは中馬です。太忠岳ルートはこの数年で荒れた登山道の一つですね。今年もグリーンワーカーの対象エリアとして取り組みましたが、来年も引き続き対象エリアにして登山道整備出来ればと思っています。
他にも色々やらなきゃいけないところもありますが観光協会の登山道整備委員会でも優先順位をつけるなら太忠岳は上位に入っていると思います。また色々教えて下さい。
投稿: ちゅうまん | 2012.12.06 18:15
太忠岳の他に利用が増えてるのはやはりモッチョム岳でしょうね。険しいだけに侵食が始まるとメンテが難しいところです。
仮にメンテナンスフリーで登山道の状態を現状キープするなら、年に利用者を500人~800人くらいの幅で推移させるといいかなあ。でもまあ、当たり前ですが、そういうわけにもいかないし。
投稿: mosfo3 | 2012.12.06 20:48