教育

2011.05.13

鹿児島大学共通教育「エコツアー入門」

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鹿児島大学共通教育の屋久島実習「 エコツアー入門」。今年も始まりました。

今日は鹿児島から高速船で到着、安房の鹿大研究ステーションに異動して、簡単なレクチャーの後、安房~紀元杉(標高1230m)の、垂直分布研修。

県道ランド線を登りながら、標高300mごとにポイントを決め、いろいろ見てゆきます。

エコツアー実習といっても、エコツアーやエコツーリズムのねらい、エコツアーと普通の観光の違い、エコツアーの楽しみ方、エコツアーの技術など、多岐にわたります。言い方を変えるとなんでもあり(笑)。

夜は自炊でカレーを作るとのこと。19人に対し、一升炊きの炊飯器しかないステーションで、学生たちは夕食にどう立ち向かうのか。

明日はさて、なにが起こるでしょう。

2011.05.11

教員免許講習、定員増へ

先日ご紹介した岡山理科大学の教員免許更新講習。定員20名のところ、募集3日目にして、はや満員御礼となりました。

岡山理大ではとりあえず受け入れ枠をひろげて、+10名、計30名としましたが、これも突破しそうな勢いです。

これほどの人気とは。さあ、どうするか。検討中です。

2011.05.09

屋久島フィールドワークで教員免許更新

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岡山理科大学で、教員免許更新講習の募集が始まりました。

選択領域の単位が修得できます。選択領域の講座は全国にいろいろありますが、ほとんどが教室で座学。そのなかでフィールドワークができるものは貴重かもしれません。

植物や動物はもちろん、地質から歴史まで、幅広く屋久島の自然を見ることのできる内容です。一度屋久島に行ってみたかった、という先生にもお薦めです。

詳細は下記のとおりです。

選択領域 (4) 屋久島の自然観察実習(24時間) ※変更する場合があります。

日程主な内容(順序は変わる場合があります)備考
8月26日(金)
10:00 「屋久島の自然観察実習」開講式
10:30 講義:屋久島の自然―気象、地質、植生
12:00 (昼食)
13:00 野外実習―屋久島の地形と地質
18:00 (入浴・夕食)
20:00 講義:顕微鏡使用法、まとめとディスカッション
21:30 第1日終了
計8.0時間
8月27日(土)
8:30 野外実習―照葉樹林の植生と動物
12:00 (昼食)
13:00 野外実習―中間針葉樹林の植生
18:00 (入浴・夕食)
20:30 水質測定器具使用法、まとめとディスカッション
21:30 第2日終了
計10時間
8月28日(日)
8:30 野外実習―屋久島の歴史、自然への人為的影響
12:30 (昼食)
13:30 まとめとディスカッション(評価テストを含む)
15:30 「屋久島の自然観察実習」閉講式
(アンケートを含む)
16:00 終了
計6.0時間
担当講師 岡山理科大学 自然植物園 西村直樹
岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 能美洋介
岡山理科大学 理学部 基礎理学科 北岡豪一
岡山理科大学 理学部 基礎理学科 山口一裕
岡山理科大学 非常勤講師 松本 毅 屋久島野外活動総合センター
岡山理科大学 非常勤講師 小原比呂志 屋久島野外活動総合センター
岡山理科大学 非常勤講師 高橋和成 岡山理科大学附属中学校・高等学校
対象 自然観察、環境教育、自然体験の教育への還元に興味のある
小・中学校、高等学校教員
定員 10~20名
申込単位 3日間一括で受け付けます(分割不可)。
納付金 18,000円(受講料)+ 12,000円(実習費)
参考 宿泊・食事費:約18,500円
現地までの往復旅費は別途各自負担です。
(注)

これは2011年度開設予定の内容です。
申し込み状況等により変わることがあります。

お問い合わせ: 岡山理科大学のサイトにアクセス

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2011.01.21

岡山科学Tryアングルワークショップ

岡山理大で行われる科学Tryアングルのワークショップのため出張です。

本日から1月25日まで不在です。ときどき右サイドバーにあるtwitterにつぶやいてます。ご用の方はtwitterでダイレクトメッセージくださるのが、一番早いと思います。

N先生からの連絡によれば、今は「牡蠣」だそうです!

2010.11.08

安房中学校3年生 縄文杉へ学級登山 2010.11.6

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11月6日、安房中学校3年生の学級登山がおこなわれ、生徒26名、先生2名、保護者5名の計34名が縄文杉を訪れました。

安房中学校の学校行事ではないのですが、3年生のクラスPTA行事として、わりと毎年縄文杉に登ります。当初7月の夏休みに予定していたけれども悪天のため延期。少しずれこんで気候のいい秋の日に再挑戦しました。

このメンバーは、安房小6年生の時、やはり学級PTA行事で、安房の奥岳である太忠岳に登っています。あれもよかったなあ。この日も「太忠岳楽しかったー!」という声がちらほら聞こえました。

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道中、他の登山客の邪魔にならないよう、道をあけて休憩するのですが、大勢なので場所を確保するのもけっこうたいへんです。それでもこの日は登山者が少なかったので、それほど苦労もなく、ラッキーでした。(実は登る前、そのことで気が重かった)

こういうときは、山歩きは楽しい!と感じてくれればいいのであって、解説などはあまりしません。歩き方とか注意事項とかは、ころ合いを見て締めておきますけど。

縄文杉は、安房川の流域にあります。考えてみれば、安房の若者たちこそ、もっとも縄文杉を訪れる資格のある者かもしれません。自分の地域の奥山に、全国の人から敬愛されている国内最大の木があるわけですから。

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帰りにぱらぱら雨がぱらつきましたが、大したことはなく、終日涼しくて快適な登山でした。でも麓の宮之浦や安房ではこの日ときどき大雨が降っていたとか。山の方がいい天気だったのですね。小杉谷の橋からは、霧に煙る幽玄な景色が楽しめました。

みんな(若干の保護者や先生を除いて)部活で鍛えてるので、さすがに足取りは軽やかです。途中ハイになった男子たちがやたらに他の登山者の方を励ましまくっていました。年配の皆さんは喜んで下さっていましたが、ちょっとうるさかったかもしれませんね。すみません。

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帰りは女子のテンションが上がりまくっており、橋にさしかかるたび、何が嬉しいのか「足がすくむぜ!」「足がすくむぜ!」と大騒ぎ。

スムーズに往復することができ、3時半にバスに乗ることができました。

いやー、思いがけず(笑)楽しかった。

2010.10.25

2010.9.1~6 岡山理科大屋久島実習「エコツーリズム技法」 沢登り編

岡山理科大学の屋久島実習「エコツーリズム技法」が今年も行われました。YNACが講師として山の歩き方とか沢の飛び込み方、海の潜り方などを指導します。

これがなぜエコツーリズム技法かって?それはですね、エコツーリズムの真髄は、自然の中で発揮される感性=センスを、知性で裏付けて骨太なものにするというところにあるからです。

ちなみに五感=センサーで取り込まれたいろいろな事がらを、仕分けして整理するのが知性です。

爽快、冷たい、フリクションが効く、滑る、重い、痛い(笑)、快い、水圧、落下する(笑)、登れる、この手掛かりでいける。沢登りではとにかく全身の感覚が全開になります。五感をびんびんに研ぎ澄ますにはこれに限ります。

まだ解明されているとはいえませんが、実は沢登りにはある種の画期的な教育的効果がある可能性があり、一部で注目されつつあります。ホントですって(笑)。

こういうことをたっぷりやってから自然教育に入る、というのが、最高の展開ですね。

2010.03.04

「科学Tryアングル岡山」2日目 湯泊・栗生

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科学Tryアングル2日目。本日は、海岸に見られる地質と海の生き物について。

まず湯泊海岸にゆき、小原が講師で屋久島の土台を形作る、4000万年前の四万十層の観察。

ここでは海底で平らにたまったはずの堆積岩がむちゃくちゃに褶曲したり逆転した様子や、泥岩層に残されたゴカイのような生き物の巣穴など(生痕化石)を見ることができます。

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当日のいい写真がなかったので、↑先日の地学同好会の巡見の時のもの。右上に見事な褶曲層があります。

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海岸にはこんな不思議な穴のあいた石がたくさん落ちていて、みんな「?」

これは何かといいますと・・・

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サンゴの骨格です。栗生タイドプール水族館のその名も「サンゴ池」。

講師は松本で、生きているハナガササンゴやミドリイシなどサンゴ類、ギンユゴイやシマスズメなどの魚類、ホンダワラ類、マフノリ、ミドリゲなど海藻類、等々、春めいた海で生き物たちを観察。ここはいつ行っても楽しいところです。

他に大川之滝でホルンフェルス(変成岩の地形)と、千尋滝(花崗岩の地形)を見て、宿に帰りました。

岡山からの実習は、リーダーである西村先生のポリシーで「みんなで自炊」を旨とします。大勢なので、巨大なミズイカや薩摩黒豚など、ローコストでありながらけっこう豪勢にやってます。

4日は大雨になりましたが、さて・・・?

  

2010.03.02

「科学Tryアングル岡山」 屋久島フィールド実習開講 2010.3.2~6

岡山大学、岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、津山工業高等専門学校がスクラムを組んで取り組む 「科学Tryアングル岡山

文科省の戦略的大学連携支援事業です。

目玉プログラムの一つ「屋久島で学ぶ自然の仕組みとフィールドワーク技法」
いよいよ本日から始まります。YNACスタッフが講師を務めます。

すでに定員(14名)に達し、各校から理系の教員のみなさんが同行します。本日は屋久島に全員集合、夜小原が「屋久島自然概論」をレクチャーします。

意欲的な学生指導はこちらとしても楽しいし、先生方は様々な分野の専門家なので、様々な切り口から充実したディスカッションができ、われわれも非常に勉強になります。

天気はドンピシャで木の芽流し突入(笑)。

好天はあまり期待できませんが、かえって照葉樹林の新緑の開始を目の当たりにできる、絶好のチャンスかもしれません。宿舎は尾之間で温泉間近だし。

楽しみ楽しみ。

2009.09.05

岡山理大の「エコツーリズム技法」

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 岡山理大の屋久島「エコツーリズム技法」講師はYNAC松本と小原。

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 10人ポットホール。

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虎の穴サーキットにて。第一課題

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台風の影響でときおり雨が襲います。早々に退散。とういうわけで山班でした。

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