ヤクスギランド~淀川登山口、開通しました。
屋久島町によれば、除雪作業が続けられていた紀元杉~淀川登山口間が、本日2月1日11時に開通とのことです。
宮之浦岳・花之江河方面の積雪情報は、まだ確認できていません。
屋久島町によれば、除雪作業が続けられていた紀元杉~淀川登山口間が、本日2月1日11時に開通とのことです。
宮之浦岳・花之江河方面の積雪情報は、まだ確認できていません。
2012年3月13日14:50、宮之浦岳から西南西を望んだところ。中俣の頭(中島の頭)北にある1650mピークの北面に、氷瀑がかかっています。小楊子川左俣右沢に落ちる小さな支流のスラブ滝が凍結したようです。
左俣本流には、屋久島の幻の大滝の一つ、小楊子大滝があります。この写真の右側を回り込んで宮之浦岳に突き上がってくるため、山頂からは見ることができません。
屋久島では3月上旬に雨が続き、積雪は消えましたが、12日の厳しい冷え込みで高地の湧水や水たまりがことごとく凍りました。この沢はふだんはまったく目立たず、私も気にとめたこともありませんでしたが、いいタイミングで凍結したようです。
地図で確認すると、この滝のある急斜面の標高差は約100m、氷の見える部分だけで50mほどあり、傾斜は緩いもののなかなかのスケールです。
こちらは北北東面の安房川北沢右俣。沢登りの名ルートとして知られる美渓の源頭部です。左岸に青い氷瀑が見えています。高さはそれほどありませんが、それなりに立派そうで、近くで見てみたい。
永田岳北尾根ネマチ峰にかかるすっきりした氷瀑。これも見えている部分は15mほど。下部が手前の鞍部に隠されているのでもうすこし高いかもしれません。
宮之浦岳周辺の登山道も、北面の焼野三叉路~平石、南面の投石平~翁岳分岐あたりが、このように氷のナメ滝になっている箇所が多く、なかなか気を抜けません。条件によっては軽アイゼンくらいはお守りに用意しておいた方がよさそうです。
丁度友人のZaruarai君と
「小楊子大滝って氷瀑にならないでしょうかね?」
「水量が多いと凍らないんじゃない」
なんて会話をしたばかりでした。この分だともしかすると、登山道からは見えない宮之浦川右岸とか永田川神様のクボあたりに意外な氷瀑が隠れているのかも。
問題はどうやってそこまで行くか・・・ですね。
なお写真集『水の屋久島』志水哲也.(平凡社刊)に、小楊枝大滝の空撮写真が収録されています。
11月19日、嵐で自然クラブ沢部の予定が中止になり、仕方がないので、懇親会を湯泊のKさんの新居で行うことになりました。県道を湯泊に向かう途中、尾之間と小島の境界、鈴川大橋にさしかかったとき、習慣でちらっと右をみると。
「!?」
なにか凄いものが見えた気がしました。
Uターンして、撮ったのが上の写真。
屋久島在住の方はお分かりでしょうか。鈴川上流の大スラブ(一枚岩)群に、雨の時にだけ見える滝が沢山あります。矢玉の滝というのはこのあたりのどれかだと思うのですが、そのひとつ、普段はスラブの中に白い滝が一筋見えるものなのに、今日は・・・スラブ全体が巨大な滝になっています!
普通はありえない水量です。
このレーダー画像だと、せいぜいちょっと強い雨くらいの予想しかできません。まさかこれほどの雨が降るとは想像しませんでした。
大橋からの鈴川(すすご)。川幅いっぱいのホワイトウォーターになっています。
こちらは旧道橋から。よく橋がおちないものです。ちなみに川に浮かぶ島のような岩は、径2~4mあります(笑)。
鈴川でこれほどの増水を見るのは、初めてです。蛇之口滝や尾之間歩道の途中の徒渉点はさぞ凄かったことでしょう。山に入っている人がいなければいいが・・・と思いました。
4月5-6日、白谷~縄文杉へ行ってきました。
このコースは快適。気温は8~10℃くらいで、やや肌寒い程度。
太鼓岩からの風景は冬のままで、新緑はこれからだし、ヤマザクラも全く咲いておらず、拍子抜け。例年4月上旬は絶好の花見シーズンなのですが、今年は1週間くらい遅れるのかもしれません。
宮之浦岳から新高塚小屋経由で降りて来た人に聞くと、やはり焼野~新高塚間の積雪が多く、登山道が判然とせず、テープをたよりになんとかルートを探した、とのことでした。
もう1人は、新高塚から宮之浦岳を目指したが、雪が多くて諦めて引き返してきた、とのこと。
さらにもう1人、アイスハンマーをザックにつけた渓流シューズの人が降りて来たので、沢ですか?と尋ねると、安房川北沢右股を登ったんですが、雪渓が多くて怖かった、とのことでした。
この状況では沢はそうだろうなあ。でもこれはけっこう「できる人」の話ですので、誤解のありませんよう。
例年になく、雪が多い、ということになるのでしょう。
しかし考えてみたら、3月~4月上旬の春休みシーズンって、昔はそれが普通でしたね。雪でルートが分かりにくいのが3月でした。
それをこなせる人しか山には入らなかったし。
今年は雪が少ない、というようになって、それが続くようになり、いつの間にか3月は山に行ってもいい季節だ、と思われるように変化してきたんですね。
高塚・鹿之沢では相変わらず雪の状態が悪く、一般登山は無理です。ガイドの友人や、縦走を試みた人からの情報を集めてみました。
「新高塚までは雪があるが行ける。その上はかなり条件が悪い」
「新高塚~焼野あたりまで無理して突破したが、大変な苦労した」
「淀川~宮之浦岳は積雪問題ない。登山可能」
と、こんな感じのようです。今年の雪は積雪と融解をくりかえし、性質の悪い硬さになっています。
ふつう3月末~4月始めであれば、残雪が残っていてもキックステップにストックで十分なのですが、今年はややあぶない雪渓歩きがあるようです。アイゼンとピッケルが必要でしょう。
気温が上がり、登山道につまった厄介な雪が消えるまで、要注意です。
鹿之沢の融雪はもう少し遅れる可能性もあります。
私は4月5~6日に縦走する予定ですが、条件はやや微妙なところ。
2011.1.16 8:30頃、屋久島平野(ひらの)に朝降る雪です。 積もるまえに融けてしまうのですが、風に舞ってます。
開通した、と思ったのもつかの間、本日1月16日、ヤクスギランド線・荒川線と白谷雲水峡線は再び積雪のため通行止めです。
今朝は屋久島平野(ひらの)で3℃。屋久島としては最寒値で、しかも・・・雪が降っている!アラレやみぞれではありません。雪。
観光協会からヤクスギランド線開通の連絡が来ました。
積雪により通行止めとなっていた荒川三叉路からヤクスギランドまでの県道は、
除雪作業完了のため1月13日午後4時より通行止め解除となりました。
今後の冷え込みによりましては路面凍結も予想されますので、通行には十分ご注
意下さい。
大晦日からちょうど2週間かかりましたね。低温が続いて標高1000m当たりではぜんぜん雪が融けなかったから、除雪に加勢がなかったんですね。
標高1300mの縄文杉の写真も届いています。いまだに積雪1m!
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