コラム
2009.06.25
2009.03.22
サル標識の生い立ち
こんどはサル注意標識です。
実際のサルと比べて・・・と思ったら、普通に四足で歩いているサルの写真が意外と少ないことに気がつきました。座ってい物を食べている写真は多いのですが。
しいて探すと、あまり写りはよくありませんが、こんなのがありました。
花之江河で手で水をすくって飲む若いサル。
泊川付近の電線を渡るサル。
生まれてすぐの子ザル。
これらからすると、ヤクザル(=ニホンザル)は手より足が長く、頭が下がり気味になる感じです。
そして手のひらを地面につけて歩きます。標識のサルは、確かにゴリラ的なナックルウォーク(?)をしてるんですよね。
ほかに尻尾がないとか、腹が白すぎるとか、いろいろ指摘はありますな。
でも私はこの標識に思い入れがあります。このイラストが、23年前に環境省初の女性レンジャーとして屋久島に赴任した小山真希さんの手になるデザインだからです。
(と、本人から聞いた記憶があるのです)
当時はまだ屋久杉伐採の盛んなころで、「自然保護など地域の敵、伐採を止めろなどとおまえは屋久島の人間に死ねというのか!」と面と向かって言われた時代でした。
そんな中に女性一人で送り込まれた小山さんは、文字通り孤軍奮闘していました。
サルについても、そのころはポンカン・タンカンを食い荒らす猿害が農業を崩壊させかねない深刻さで、サルの研究者に対しても、反発が非常に激しかった。
そんな状況の中で、人とサルとの共存を考なければならないと、小山さんは苦悩していました。このイラストはそういった時期に描かれたものです。手のひらさえ前に向けていれば、それほど文句言われなかったと思うのですけどね(笑)。
もっといろいろなサルの姿を記録しておかなければなあ、と反省させられました。
シカ標識のモデルは?
シカ飛び出し注意標識です。
全国共通だと思いますが、屋久島でも西部林道などにたくさん設置されていて、左が旧バージョン、右が最近登場した新バージョンです。新しい方は角が鋭く、目がありません。
このシカのイラストが、ヤクシカ(=ニホンジカ)に似ていない、といいますか、変だということが、以前から指摘されていました。角の枝が前向きなのです。
ヤクシカのオスはこうです↑。枝角はもちろん後ろ向きですね。
以前アメリカのワシントン州でエコツアーに参加していたときに、車から見た標識が、日本の標識とそっくりだったのです。確認すると、このとおり→アメリカの標識のサイト。オジロジカの標識も載ってます。左右対称でした(笑)。
どうもオリジナルはアメリカであり、したがってモデルは北アメリカ産のシカでしょう。向こうで買ってきた動物図鑑をみてみると、こういうのが載ってました。
上がミュールジカ(袋角)、下がオジロジカ。どちらも枝が前向きになりますが、ミュールジカは角がこの状態からさらにヒョロヒョロッと長く伸びますし、耳が(ロバのように)いやに長いので印象が違います。オジロジカのほうが標識のモデルのようです。
どうでしょう?
でも、なにもこんなものまでアメリカの真似をしなくてもいいんじゃないか・・・と思うのですが。
なおある人が鹿児島県に問い合わせたところ、「ヘラジカである」と回答があったそうです。おい鹿児島県!(笑)。
ちなみにヘラジカはこんな風な動物です。↓
で、カナダのニューファンドランドにあるヘラジカ注意の標識はこれです (笑)。
2009.02.16
屋久島警察署の雪山技術訓練 2009.2.13.
昨年秋の登攀技術訓練に続き、今度は雪山技術訓練です。
↑これは高塚にちょっとだけ残っていた雪渓で、一応基本はすべてキックステップ!ということは指導しました。しかし、ここ以外の雪は融けてしまってぜんぜんありません(泣)。↑
まあ雪がないなりに、役に立つ搬出技術をいくつか指導しました。
①「要救」を背負ってロワーダウン搬出。
まず救助者が「要救」をこんな風に背負う。↓(写真はイメージ、モデルは愛ちゃんです)
このザックはロウアルパインの「ワープ」というモデル。スコップホルダーになっているフロントパネルをオムツ風に使って「要救」を人間ザックにできるので便利です。テープで「要救」とザックをぐるぐる巻きに固定するとさらに安心。。雨具を使う方法もありますが、ずれやすいのでいまいちです。
「要救」と救助者の二人はそれぞれハーネスをつけています。
まず「要救」のハーネスにメインロープをくくり、スリングでチェストハーネスをつくって胸のカラビナにロープをかける。
メインロープを半マストで上から確保。
「要救」を背負っている救助者は、メインロープにセットしたマッシャーからスリングで自分のハーネスにビレイを取り、そのスリングをチェストハーネスにかけてコントロール。
この状態でビレイヤーは二人をでビレイ、救助者はクライミングダウンで急斜面を下る、というわけです。
わかりますかね?・・・というわけで、救出二人組みを簡単な半マストビレイを使って安全に急斜面を下ろす方法でした。
②ザック担架搬出法
これは非常に使える方法です。ザックを3個用意し、ショルダーストラップ同士を4個のカラビナで連結します。
ここに人が横たわる。
ヒップハーネスやチェストハーネスで固定し、
ショルダーストラップを持って搬出します。4人でも驚くほど軽々と持ち上がりますが、長距離の搬出の場合は6人で持つのが適当でしょう。
また山から搬出されるのは、自業自得とはいえかなり苦しいものですが、どうしても遠慮して苦痛を我慢する傾向があります。その点この方法だと搬出される方も楽ちんです
大株歩道の階段は少し狭いですが、軌道や淀川登山道ならこれを大勢で運べばかなり効率がいいはずです。
2008.11.27
鹿児島大学ワンダーフォーゲル同好会OB会屋久島総会 2008.11.22-23.
KUWV OB会屋久島総会@『四季の宿 尾之間』 (温泉至近、ロケーション最高)
往年の猛者が集い、久しぶりの屋久島を堪能。屋久島の山をホームグラウンドとして縦横に尾根を谷を駆け回った面々です。鹿児島大WVはマイナーながら屋久島の沢登りに面白い記録があり、主だった記録が出揃った後に重箱の隅をさらった、というような活動をしました。
一見丸くなった先輩方に、凄み走った行動能力や夜の魔王ぶりは影を潜めたかと一瞬思いましたが、・・・そんなことはありませんでした(笑)。
今回の会場となった『四季の宿 尾之間』はこのところ精力的に屋久島を歩かれている顧問のK先生の定宿であり、まずモッチョム岳を借景としたコテージのロケーションに一同感激。
屋久島の魚や鳥などの盛りだくさんの食材に加えて、畜産関係の大物先輩お2人からの「超豪華差し入れ」で盛大な炭火焼が行われ、出席できなかった先輩からの高級黒糖焼酎2本組みに舌鼓を打ちました。かなり余るかと思われた料理ですが、ほぼ無くなったのが喜ばしい。
にもかかわらず、翌日は早起きして太忠岳登山というところがさすがくさってもワンゲルです。のんびり歩いてきましたが、「頂上もさることながら、登る途中の森というのも楽しめるものだなあ」と気付くあたりが年輪というものでしょう。この山行に臨んで新調したゴアの雨具のパンツだけをどこかにおいてきた人もいましたが、心配した雨もたいしたことは無く、いい一日になりました。
しかし当時最もタフとされていた先輩が、いまだに最もタフだったというのには考えさせられました。
なかなかそれなりの大義名分がないと、はるばる屋久島などへは来にくいものです。名目を作って屋久島旅行というのはいろいろ使える手かもしれません(笑)。
2008.11.20
屋久島警察署で登攀技術訓練2008.11.19.
10月に続き、屋久島警察署の委託業務で、山岳登攀技術訓練を行いました。
屋久島は近年山岳遭難が多く、警察署の出動回数も少なくないのですが、警察官は仕事の性質上移動が多いため、常に技術研修が必要になるのです。今年度は懸垂下降などを取り入れることになったため、YNACが委託されました。
といっても1日初心者5名対象の単発の研修を2回なので、できることは限られています。そこで屋内研修でみっちり基礎を行ったうえで現場研修を行い、安全管理の徹底をはかるとはどういうことか、リスクをつぶすには何が必要か体験してもらう、という内容にしました。
10月には安房ランド線沿いの滝で行いましたが、当日は今年初の冬型で、山は雨になったので、現場研修は天気のいい麦生港の高さ10mほどの法面を会場としました。
(続く)
2008.11.07
志水哲也屋久島写真展+講演会@屋久杉自然館
おすすめです!
屋久杉自然館 11月11日(火)~12月10日(水)
TEL0997-46-3113
(11/11~16は志水さんが会場に滞在して随時写真解説します)
またこれに併せて講演会が開かれます。
◆志水哲也 講演会「幻の滝に挑む!~知床から屋久島まで~」
屋久杉自然館 11月12日(水)19時~
2004年お正月に「黒部幻の滝に挑む」がNHK総合で全国放送され話題を呼んだ。幻の滝に挑んだ写真家・志水哲也が、”屋久島の滝”に挑む! 日本中の滝を見てきた目線で、屋久島の渓谷や滝の特色を語る夕べ。
志水さんは日本山岳ガイド「上級登攀ガイド」資格を持ち、全国をフィールドにガイド業も展開されています。
講演会では、滝や森林について、ガイドについて、沢登りについてなど、いろいろ質問もできると思います。どうぞお誘い合わせの上、ご来場ください。
黒部にもまた行きたいなあ。立山杉も見学したいものですね。
2008.08.31
2008.06.30
あすは15周年
会社を立ち上げてもう15年も経ちました。
あまり実感がありません。あっという間だったような気もするし、でも思い起こせばずいぶんいろいろなことがありました。ずーっといい続けていながら結局口ばっかりで実行していないことも多いし、思わぬ展開になったこともありました。
しかし、時代を切り開く、などということは、実際出来るものではありません。しだいに高まる圧力に押されて、突破口が開いただけのこと。勢いづく大きな流れに乗って、転覆しないように一生懸命パドルを操っているような気分がいまも続いています。
結局は自然への信頼感なのだと思います。ブームとか人気とかではなく、生き物として拠り所になる確かなものへの。無意識の危機感がやむにやまれぬ衝動となって屋久島に向いているのではないか。
それは宗教のような形をとりやすいもので、縄文杉が端的なシンボルとなったのはそのためでしょう。
しかし自分の内部だけの達成感で充実してしまうのをあおるようなまねはしたくないし、それだけでは惜しいなあ、と、いろいろおせっかいを試みててきた結果がこの15周年ということなのでしょうね。
これだけの人が屋久島を訪れていながら、その真価はなお明らかにされてはいないと思います。訪問客の皆さんが、自分の刃物で屋久島に切り込むための仲立ちになれたらと考えると、残っている仕事はまだまだたくさんあります。
さて、まずこれから5年間の目標は・・・
2008.02.29
米軍海兵隊ヘリが何の用?
N3X@屋久島さんの27日の日記(mixi)から引用↓
「現在、屋久島空港に米軍海兵隊のヘリコプター2機、駐機中。」
28日の日記には写真も掲載されている。マリンが屋久島に何の用だろうか?大時化だったので荒天避難かもしれないが、馬毛島に米軍の訓練場を作る計画があるという噂が流れている時だけにいやな気がする。
屋久島付近はしばしば謎の偵察機やら双発ヘリやらが飛び、解せないことが多い。海上自衛隊も頻繁に停泊してるし。(←トビウオ漁船は気をつけてくださいね。冗談でなく。)沖縄の動きなども当然連動しているのだろう。気をつけていないといきなり何が始まるかわからない。
2007.12.21
白菜の日々
冬野菜を作りそびれているので、自前ではないけれど、このところ手に入る白菜がやたらにうまい。
昨日の白菜鍋。脂身のついた豚肉を油を敷かずに鍋でいためる→白菜を入れ水ひたひたで10分くらいコトコト煮る→醤油を少し入れる→完成。簡単です。屋久島塩と七味で食べる。
いろいろ内部の仕事をしているうちに年末が近づいてきます。明日…いや今日か、ついにデビューした小杉谷のバイオトイレを見学に、新品の「ストームクルーザー」を着て行く予定です。
2007.12.14
2007.11.18
それはワッシーじゃないよ
鹿児島のMBCニュースより
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とのことです。Fさんという方だそうですが、「ガイド」ということで、かなりおちょくられてしまいました。まあ案内人として看板上げているのに、山で迷っちゃうんでは仕方が無いですね。
ちなみにこの女性ガイドというのがYNACのワッシーだというガセネタが一部に出回っているそうなので、ご注意ください(笑)。
眠いので省略しますが、現代の登山技術において「山を歩ける」というのは、地形図を読んで動けるということと、ほとんど同義です。地形図を読めないのは楽譜を読めない音楽家のようなものです。
楽譜を使わない優れた音楽家が存在するように、優れた猟師は地図など使わずに山を動きますが、それはホームグラウンドに限定された膨大な経験からその付近の地形を立体的に把握できているからです。地形図を読めない登山者というものは、登山の世界では危険な素人として見なされるものです。
登山はテープを目印に歩くものだ、と思っている人がいるとしたら、それは道迷い遭難予備軍です。
2007.10.23
『ミシュランガイド東京』と屋久島のガイド事情
あのミシュランがついに日本へ、というニュースはまだ記憶に新しいが、その『ミシュランガイド東京』が、早くも11月22日に創刊されるそうだ。
まあ実際にはミシュランなんて見たこともないので、実際どれほどのものかは読んでみないとわからない。(フランス語だったら見てもお手上げである。)
5人の覆面調査員が1年少々の間に1300件ものレストランを調査したという。1人あたりの担当は実に260件! これだけの経験値があれば、いやでも目は肥えてくるだろう。
実は以前からミシュラン方式には関心があった。
屋久島の観光関連産業の評価というのは難しい。島内業者の立場では、狭い地域のなかのこと、どうしても他の業者の批判的評価はしづらく、第三者的な客観的な立場から物を言うということができない。
なあなあのぬるま湯で、お互い様状態を維持するか、結果を省みず気に入らないものを感情的に攻撃するかしかないので、島内発の正確な情報を訪問客に提供することができないのである。
島内がそんな状態であれば、利用者からのフィードバックも期待できない。利害関係のない純粋な利用者サイドからの客観的な評価を導入するほうが効果的だ。
そこでミシュランだ。覆面調査員が、ガイドツアーのお客さんに紛れ込み、ツアーの内容を正確にチェックするのである。これはいいぞ。実はこのところ屋久島では、質の悪いガイドがわずかながら増えているふしがあるのだ。
ビューポイントを占拠して、他の人が通してくれるよう頼んでも無視してしゃべり続け、人をにらんで舌打ちをして返す女ガイド。団体がきたので道脇に避けていても礼も言わず、それどころかそっちではなくこっちに避けろと横柄に指図する男ガイド。値踏みをするようにひとをじろじろと見る無礼な男ガイド。傍若無人にしゃべりまくり、周囲の迷惑をまったく気にしない女ガイド。解説なのかなんなのか、理解に苦しむような下品な小話を大声で話す男ガイド。自分の基準で他の登山客を当然のように怒鳴りつける爺ガイド。
まったく書いていて悲しくなってくる。とても常識ある人間の態度とは思えず、こんなのがガイドだと名乗っていること自体恥ずかしい。この手の連中は人の指導など聞きはしないし、それどころか自分はたいしたガイドだと信じていたりするのである。
こういうのに当たってしまったお客さんこそ不幸だが、その場合大半の人は「こんなところには二度と来ない」と思って去っていってしまうので、実情がフィードバックされないのだ。
そこでミシュランである。
調査員5人で手分けすれば、島内のガイドが150業者として1人あたり30業者の担当だ。たとえば縄文杉に30回も行けば、それが現実的にどうかという問題は別にして、だいたいガイドの全体像もわかり、筋金入りのお客さんとして、客観的な批評力も期待できるようになるだろう。ガイド側も、ミシュランにけちょんけちょんにこき下ろされるという(当然「星なし」?)危険があれば、一念発起、ここは一番頑張ろうという気にもなって、ガイドの質はいやでも向上するだろう。
評価基準も、ガイドの自己申告ではなく、利用者の立場からのものになり、情報は正確で利用しやすいものになるだろう。いい事ずくめではないか。
問題は縄文杉に行ったり白谷を歩いたり、カヤックに乗ったり海に潜ったり、来る日も来る日遊び続けてしかも屋久島側にばれない調査員がいるかどうかだが・・・どなたかいませんかね?
2007.09.14
上々颱風名曲撰ライブ@葛飾亀有 2007.9.17.
お知らせです。上々颱風の9/17亀有ライブ、まだ席があるそうです。
http://mandi.blog.ocn.ne.jp/shangshang/
もし東京近郊にお住まいで、連休最終日9月17日の夕方、まだ空いてる方、最近どうもな~元気ださないとな、などと思っている方、ぜひ一度シャンシャンのライブに行ってみてください。(一人でもいいけど出来たら誰かと一緒に。あれを体験した後に、きっと話す相手が欲しくなると思うので。)
http://lovepeace.org/vos/photo/04report/040707shanshan_hana1.html ←以前リンク張ったことがあったかも。写真がきれいなのでもう一度紹介。
もはや伝説となった屋久島宮之浦河畔の野外ライブ。あの熱い夜の思いが、いまだ胸にこみ上げます。都合さえつくものなら、私も1泊2日で東京に飛んでゆくはず。
いいですよ。上々颱風。おすすめです。
2007.09.10
2007.09.06
糠平湖タウシュベツ川橋梁
身内に不幸があり、帰省してた北海道、残務処理もそろそろ終わった滞在最後の日、ちょっとドライブに行ってきました。
目的地は十勝の渋い観光スポットとして最近売り出し中の、上士幌町糠平(ヌカビラ)湖に残る旧国鉄士幌(シホロ)線跡の橋梁群です。
廃線の橋梁跡などいくらでもあるのに、なぜここが注目されているのかといいますと、要するにアーチ型で見栄えがするからです。
普通は「鉄橋」が使われるはずの鉄道橋梁が、なぜここだけこんなアーチ型なのかというと、なんと費用節減のためなのでした。鉄筋を使わず(!)、音更川の砂利をつかったコンクリートだけで作れるように石橋のデザインを採用したらしい。まったくなにがさいわいするか、わかりませんね。
(そういえば、せっかく歴史ある石橋を持ちながら、全部パーにした町もどこかにありましたが。)
帯広~十勝三股間を結ぶ士幌線は、はじめ糠平湖の東岸を走っていましたが、その後西岸に付け替えられました。このタウシュベツ川の橋は、東岸にかかっているもので、西側のものより古いのです。そのため表面が劣化してボロボロになっており、なんとなく古代ローマの遺跡、というような風情があります。
ダム湖のほとりでこの古い橋はなかなか味のある風景を作り出していました。
湖岸からは、私が登山を始めて3回目に登った、名峰ニペソツ山が見えていました。高校生の頃、このあたりの山に登るため、士幌線にはよく乗りました。なおこの糠平湖周辺はヒグマの多いところで・・・
橋を訪ねる際も、しっかり脅されます。
2007.08.21
2007.08.06
2007.08.04
ミサイル艇@宮之浦新港 2007.8.4.
佐世保の海上自衛隊からミサイル艇が屋久島に来ました。艦艇番号からすると、おおたか(826)、くまたか(827)、しらたか(829)の3艇。
44ノット(時速82km)というジェットフォイル並の高速で不審船を追いミサイルをぷっ放す攻撃用艦艇で、1艇100億円以上するそうです。
これを80トン級テトラポッドが130基ほど整列して迎えています。こちらはずいぶん安くて一基100万円程度のシロモノです。
なにか国家予算の使い道の、壮大な陳列式をみるようです。その合間に人々の姿がちらほら見えています。太鼓なども用意され、そういえば本日は上屋久町の『御神山祭り』初日なのでした。
島民とテトラポッドが総出で閲艦式に臨んでいるようでもあります。
2007.07.17
2007.07.13
参院選投票に行こう
参院選、公示されました。
みなさん、投票に行きましょう。
今月末に屋久島旅行を予定されている方。今日から28日まで『 期日前投票 』ができます。以前の不在者投票よりかんたんですし、旅行で不在、という理由でもOKです。
ぜひ投票を済ませてからお越しください。
(・・・そのころ台風5号が来そうだから、というのは理由になるだろうか?)
安房沖に自衛隊の駆逐艦が停泊しているのが友だちと話題になったらしく、「おとー、ニホンって戦争すんの?」と息子に聞かれてしまいました。
今回の選挙は年金と増税が重要な焦点になっていますが、さらに重要なのは憲法です。改憲問題に関心のある方は→こちらが参考になります。
それから、これをリンクするのはちょっと勇気が要りますが・・・、ええい、貼ってしまえ(笑)!
2007.07.09
COCCOと辺野古のジュゴン
天保14年(1843年)に薩摩藩が編纂した『三国名勝図会』の屋久島の部のなかに「海馬・・・栗生楠川の海に産す」という記述がある。別名「サン」とあり、これは沖縄でいうジュゴンのことだ。
なんと屋久島にもジュゴンがいたのである。
数年前一湊の元浦で潜ったときに、珍しい海草を採集したことがあった。ウミヒルモという。海藻ではなく「海草」。文字通り海に生える草で、ジュゴンの食草として知られている。楠川と栗生では確認されていないが、おそらくむかしはあちこちに群落があったのだろう。
ちなみにジュゴンの肉は豚のようでうまかったそうだ。
ところで先日行われた『LIVE EARTH』の東京会場にCOCCOが出演した。長田進のギターと2人で感動的な演奏を聞かせてくれたが、そのなかの5曲目『ジュゴンの見える丘』冒頭のMCには驚いた。
安倍総理や久間前防衛大臣が建設を強行させた辺野古の米軍ヘリパッドのことに触れ、海中に観測機材が設置されたその真上の海面に、2頭のジュゴン(親子らしい)が泳いでいるのが映像に納められた、と語っていたのだ。
ちょうど旅行中で、知らなかった。反省。(知ってました?)
辺野古に関する報道は、規制がかかっているのではないかと思われるほど少ないが、こういうことは自分できっちり調べておかないと目隠しされてしまう。
なお、ジュゴン親子の映像はこちらで紹介されています。意外と後ヒレ(足)が大きいです。→沖縄・辺野古を見る
2007.04.10
屋久島のライブカメラ
知らぬ間にリアルウエーブのライブカメラが動き出していました。
宮之浦河畔(標高5m)から羽神岳・白谷を見る →特設コーナーから入ってください
。山までやや遠いため、もやに視界を邪魔されやすいのですが、朝の白谷方面の雲行きはこれでわかりそうです。車が動いているのも見えます。そこにいって手を振ってみるなんて出来そうですね。
屋久島のライブカメラは、ほかに環境省の設置したヤクスギランドのものがあります。
ヤクスギランド森泉(標高1000m)から太忠岳を見る→1時間おきの更新ですが、積雪のときなど役に立ちます。
これで白谷とヤクスギランドの空模様が屋久島を離れたところからもある程度わかるようになりました。
また縄文杉の下に最近林野庁保全センターがライブカメラを設置しています。これも将来ネット公開を検討しているそうですが、そういう計画は積極的に取り組むべきですね。林野庁も情報公開の姿勢を示してどんどんネット化を進めてもらいたいものです。
2007.03.14
Q400胴体着陸
やってくれましたポンバルディア。なにかとトラブルの多い飛行機ですが、ついに高知空港で前輪扉が開かず、機首のみ着地の胴体着陸です。
6枚プロペラのQ‐400という機種で、現在屋久島‐鹿児島間の全便がこれと同じ飛行機です。
http://www.youtube.com/watch?v=OOptM7xwsSw
これが機首の車輪ではなくて、翼の車輪が片方出ない、なんてことになっていたら、やはり深刻な事態になっただろうと、考えざるを得ませんね。
そういえば昨晩、なぜかジェットフォイルが大波で転覆するのを安房の高台から目撃する、という夢を見たところでした。現実にジェットフォイルも材木に突っ込んだりクジラを轢いたりするし、強力なエンジンで全力を出したときのリスクはやはり軽視できません。
普段はなかなか意識しないものですが、つくづくフェリーは安全な乗り物だと思います。
2007.02.28
2007.02.27
伊豆の旅
伊豆の友人宅に一泊して、大瀬崎に行って来ました。ここにある驚くべきビャクシン群落を見るためです。
ビャクシンはヒノキの仲間です。そのヒノキの仲間とは、乾燥地や塩害のある海岸、高山、険阻な岩場などの、ひどい条件に適応したスギの仲間ということになります。ビャクシンの実は香りがよく、酒を蒸留するときの蒸気にこの実を潜らせたりしてつくるのがジンです。
ビャクシン類は屋久島付近だと、ミヤマビャクシンのようにヤクスギも苦労する黒味岳などの場所に、ハイマツのように地を覆っているか、種子島のハイネズのように海岸に生育するものがあります。物好きな連中だな~という印象ですが、この日の大瀬崎もまた折からの冬型の強風が吹き荒れ、寒いし塩はかぶるし大変な状況でした。
ビャクシンの樹林は予想以上にすごいものでした。植栽されたものでは湯河原にある城願寺のビャクシンが有名ですが、大瀬崎はほとんど自然林といっていい状態で、大きなものはほとんどヤクスギ並み(いちばん上の写真)ですし、えらいのは若木がどんどん生育していることです。
大瀬崎といえばダイビングのポイントとして有名です。こんなひどい日には誰もいないだろうと思ったらとんでもない、浜には300人を越える大変な人出でした。
岬のほうにも機材の台車を押してダイバーが入り込んできて、次々と荒波に突入してゆきます。写真はそんなようすを強風に縮み上がりながら、ビャクシンの木陰から見守っているところ。
2007.02.14
2007.02.09
2月末の予定
2月23日~26日東京方面へ行くことになった、のですが、24日~26日の日程がぽかっと空いてしまいました。
どうしようかな~。
この時期に東京近辺でなにか面白いことはないでしょうか?軽井沢のピッキオか、富士山のホールアース、あるいは伊豆の土橋イチゴ園を視察に行きたいとも思うのですが。
『ヤクシカ、厄シカ?』?
2007年2月4日付の朝日新聞全国版の社会面に、『ヤクシカ、厄シカ? 屋久島 植物荒らす/駆除にも壁』という記事が掲載された。ご覧になった方も少なくないと思う。
要旨を引用↓
- 屋久島で固有種のヤクシカが増えすぎて悪者になりつつある。
- シダやコケなど自然遺産の評価に関わりかねない植物を食い荒らし,激減させているからだ。
- ヤクシカ急増の背景には、観光客を呼び込もうと道路整備などで森林を伐採した影響もあるという。
- とりあえず駆除しようという動きもあるが、地形が険しいことなどから難しい。
- 対応に苦慮している間にもシカは増え続けている。
とのことで、桑原紀彦記者の署名記事。取材先は矢原徹一九大教授と、立澤史郎北大大学院助手となっている。
(矢原先生のサイトは非常に活動的で面白い。『空飛ぶ教授のエコロジー日記』は自然科学系で国内有数のアクセス数を誇る看板ブログだし、「屋久島研究ネットワーク」は屋久島に関わる研究者を網羅したリンク集で、その広い交友関係を垣間見せてもらえる。)
ヤクシカ問題をリードしている矢原プロジェクトは、自然科学系では最新の研究チームで、植物とシカの動向について今までにない角度から屋久島に切り込んでおり、その成果には学ぶべきものが多い。
朝日の記事は、ほぼこの矢原プロジェクトの趣旨に沿うもので、とてもわかりやすく、まさに屋久島のホットな話題に加油するものになっている。
ただ残念ながら間違いがとっても多い。
このことについて、立澤さんにメールで問い合わせたところ、回答をいただいたので、下記に一部引用。↓
「この桑原さんという記者は、昨年11月末に屋久町で行われた行政関連のイベ ント「南の風交流会」(南薩の行政が毎年テーマを決めて開く交流会;昨年は 屋久種子が会場で、上屋久町がヤクシカをテーマにしました)にヤクシカ問題 を取材に来られていました。」
「・・・私と矢原さんの発言をうまくつなぎ合わせて、わかり やすい=扇動的な表現にされているようです。よくあるパターンではあります が、この時期(ちょうど全戸アンケート配布時期)にこの内容は、誘導・操作 だととられてもおかしくなくまずいと思います。」
「・・・こ ちらの意図以上に関係者のステレオタイプ化が進むことを危惧する状況も生まれています。次の報告会(4月末or5月の見込みです)ではこのあたりの経緯も
あわせて、冷静な議論が進むよう気をつけます。」「桑原さんには上記のことを伝え、注意をお願いし・・・ すでに「以後注意します」の返事をもらいました。」
このように立澤さんは、事実に基づかない思い込みが一方的に過熱するのを危惧されている。
ヤクシカ害悪論はけっこう島内で定着しつつあるようだが、こういうことこそ思い込みではなく、科学的に正確な判断をしなければならないと思う。私の見解は以前このブログでも書いた。
白谷雲水峡のコケが美しいのは、実はシカがそこに生えてくる木の実生を駆除し「管理」しているからかもしれない、とYNACでは仮説を立てており、現在比較調査中。
シカによるコケ管理?動画→「060610_033.avi」をダウンロード まあ草むしりをしているのだが、もちろんこれだけで確かなことはいえない。
記事の本文と、立澤さんによる訂正箇所はこちらをごらんください→「070204asahiyakushika.doc」をダウンロード おまけで小原の書き込みもついてます。
2007.02.02
ハイゴケのディスプレイ
鹿児島中央駅アミュプラザ6F、アジアンカフェ『風東澳門(フートンマカオ)』。シネマコンプレックスのとなりにあるので、待ち時間になにかつまんでビールでも飲むのにちょうどいい。
↑ その内装がこうでした。
一見普通のボックス棚なのですが、左中と中央右のマスがになにやら詰め物のようなもので埋まっています。近づいてよく見ると・・・
なんと乾燥したハイゴケでした。
近年、高速道路の路側帯とか、ビルの屋上や壁面緑化とか、日常環境を少しでもうるわしく、という分野へのコケの進出にはめざましいものがありますが、インテリアにまで進出しているとは。
それにしてもこの乾燥ハイゴケ、どうするのでしょう。このまま鑑賞して心を慰めればいいのか。それともなにか機能があるのか。乾いた日には、これを霧吹きでしめらせて湿度を調整するとか? まさかね。
こういうの、増えているのかなあ。そういえば園芸分野に「コケ玉」というのがありますが、あれはインテリアというよりは、たまごっちみたいなものですしね。
2007.01.27
GoogleEarthがずれる
最新版のGoogleEarthで見た屋久島の栗生付近。海岸線から実際の画像が右へ(東へ)ずれています。
まんなかの栗生川の谷線は、右の斜面に乗り上げてしまっている。なんだか屋久島の皮をはいで100mほど東へずるっと引っ張ったような感じです。
こういう画像は、デジタル地図データ、をつかっています。緯度と経度を細かくメッシュにして、それぞれの標高を数値とします。これを使ってバーチャルに実際の地形を表現し(これがホネ)、そこに衛星写真や航空写真(これが皮)を貼り付けて、地形のミニチュアを表現するわけです。
このときに、もし緯度経度の座標軸がずれていると、皮とホネが合致しないことになります。
周りの国を見てみると、ずれているのは日本国内だけらしい。今回の最新版からゼンリンがいろいろデータを提供しているようなので、なにか手違いがあったのかもしれません。調べてみないと。
2007.01.22
2007.01.02
2007.01.01
2006.12.30
こたつアスベスト
大晦日に、こたつは不可欠。
本日宮崎から妻の母が来てお正月をわが家で過ごすので、物置のこたつをとりだしました。ほこりをはたき、ぞうきんでこすって、よし、OKだ。
おや・・・?
これ、なんだ?
発熱ランプの受けに、白いパッキン状のものがはさんであります。断熱クッション材らしいが、繊維状のものがぽろぽろしている。
このこたつはいつ買ったかも定かでなく、安物ですが長いこと使っていたものです。もしかしてこれは規制前の製品で、このパッキンはアスベストではないか?
けっこう安易にむき出しで使ってあります。
結論は、・・・正真正銘アスベストでした。これにはびっくりです。わが家のこたつはすべて年代物で、全部クロ。背に腹は変えられず、即決でこの機会にすべて交換することとなりました。
しかしアスベスト製品は、もはや捨てることも容易ではないのですね。年が明けてから屋久島クリーンサポートセンターに相談することにしました。
お宅の長年愛用したこたつ、・・・大丈夫ですか?
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2006.12.20
2006.12.14
スリップ注意@屋久杉自然館
暖かい冬の雨が降っています。
屋久杉自然館は明日からしばらく休館です。縄文杉の枝を展示するための改修期間とのこと。
この「雨天スリップ注意」など、敷地内の感じのいい標識やクラフト製品は、自然館の専属デザイナーOさんの作品。
雨に濡れるサルスベリ並木。別館エントランス。
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2006.11.15
霧島神宮・御池
安産祈願・・・だけじゃないけど・・・で霧島へ。
霧島神宮と、御池のあたりを流しました。
霧島神宮。ここにゆくと、バリのバトゥカウ寺院を思い出す。背後の森がなかなか深くて美しい。
掲示板に「山神祭」という行事が記入されていた。こういうのを見ると、傍神とされ、合祀されてしまった古い神社があったのかな~?と思う。
ご神木の杉。見事な巨木だが、屋久島の西部と同じように、乾燥のためここでも着生しているヒトツバが枯れている。
御池から高千穂峰。植物の垂直分布帯が見られる場所として、この湖畔から山頂直下までの森が、屋久島に最も近い位置にある。YNACもたまに研修に行く。
イチイガシ巨木の見事な照葉樹林から、モミの優先する温帯針葉樹林へと、狭いながらも屋久島と比較対照のできる場所。
帰りの鹿児島で串木野・ 冠岳の岳参りのポスターを発見。冠岳では行事を復活させたらしい。興味をひかれる。
鹿児島県では、時代は不明ながら、大峰山の修験道の行事が各地に伝わっていて、山らしい山にはしばしば岳参りの行事がある。屋久島の岳参りも基本的にはこれらと同じ構成になっている。
岳参りにはまだまだ謎があります。
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2006.11.05
石を立てる、石を積む2
さて、以前その「石立て」を見かけた場所に、↑こんなものがあった。
ケルン。登山愛好者なら普通そう思いますよね。わかりにくい場所に、目印として石を積んでおき、後に続く人々の安全のために「こちらが道ですよ」とアドバイスを送る、登山の基礎知識のひとつである。
でも、状況から判断すると、この石積みの作者は、たぶんそんな発想はまったくなかったようだ。登山とは無縁の人で、たぶん屋久島で初めて本格的な自然の姿に触れ、心楽しく石を積んで遊んだのだろう。
問題はここなのだ。いままで登山の文化が存在していたところに、そうとは知らずに観光の文化が急激にしかも大量に入り込み、無邪気に侵略してゆく。
侵略される方はいら立って、「山をなめている!」などとと叫び、けんめいにその非常識をなじるのだが、なじられた方はその「常識」なるものを共有していないので、そこに異文化の反発が生じていることになど気がつかない。きょとんとしたまま無邪気に遊び続ける。
いや、ケルンのことを言ってるのではなくて、全般的なことです。「常識」も「ルール」も、あくまでそれを共有している集団の中でのみ有効なのである。共有していない相手に「普通は」とか「日本人なら」とか、共有を強いてみても意味はない。
(自分の持っている「常識」を、普遍的なものであると思い込んで疑わない人は少なくない。)
地元受け入れ側にしても、突然観光にかかわることになって、求められるまま (よくわからないまま)、アドバイスをしてしまったりする。これもまた侵略される側にとっては、苛立ちのもとである。
つまり、よく言われる「観光客の侵略にいら立つ地元」という話ではなく、「島内外からの無邪気な観光侵略にいら立つ、以前からのごく少数の登山愛好者」という摩擦がひっそりと生じている、ということ。
登山技術というのはかなりのトレーニングと経験の蓄積を必要とされるものなので、山屋は一般に専門家としてのプライドを持っている。
なので、訪問客だろうと島民だろうとわかってないシロートがてんでにいろいろ言うのはやめてくれ~っ!と、もはや多勢に無勢の状況のなかで、ひっそりとつぶやきあっている現状なのである。
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石を立てる、石を積む
今年、なんとなく目に付いたものに、「立てた石」があった。川原とか、海岸とかに、誰かが石を立てて、おいてある。自然にはありえないスタイルで石がそこここに立っている。
やってみるとこれがけっこう面白くて、つい熱中してしまう。「コロンブスの卵は、じつは本当に立つ」 というトリビアがあるが、石の表面には卵よりも凹凸がたくさんあるので、重心をうまく探り当てれば、かなり安定して立つのだ。
なんとなく、天柱石の置かれている立場がわかるような気がする。
ちょっとアートした気分にもなる。↑筆者作。
でもこれが静かな森の中とかに無言でたくさん立っていると、賽の河原的な雰囲気をかもし出して、かなり気味が悪い。・・・これ、誰かがやってそのまま置いておいたんだろうけど、趣味が悪いね~、という感じ。
明らかに重力に逆らっている事実が、不自然で違和感が強いのだ。
楽しむのはけっこうだし、経験者としてはそのまま作品を残しておきたい気持ちもわかるが(笑)、後はやはりちゃんと自然な風景に戻しておいてくださいね。
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2006.11.03
2006.10.27
もらった魚は魚飯に
釣りをする知人がいると、魚をもらうことがあります。
たくさん釣れると、さばいたり保存したりの処理がけっこう大変で、あちこち知り合いに配って歩くことになります。こちらとしてはもちろん大喜びでもらうわけですが、大量においていかれるとこれまた処理が大変・・・。
いや、本当にありがたいのですけどね。
普通はまず刺身をとります。
さらにあらをよく洗って、しょうがを入れ、キャベツや大根などと味噌汁にする。
食べきれない分は、ウロコを落として腹を出し、しっかり塩をしてポリラップにくるみ冷凍。これは後日の塩焼きや煮付け用。
問題はこの塩焼きで、子供たちはあまりちゃんと食べないし、大きな魚だとけっこうボロボロの半身が食べ残しになってしまったりする。これもとりあえずタッパーに入れて冷蔵庫に放り込みますが、再びこれを取り出して、食べるかというと、・・・そうでもない。
この「塩焼きの食べ残し」の、うまい利用法をお教えします。
魚飯であります。作り方は簡単。
- 塩焼きの残りから、手で身をむしってほぐす。骨が入らないようにする。
- 一度レンジかフライパンで熱を通すといい。
- ほぐし身が熱いうちに、しょうゆを多めにふりかける。これを熱々のご飯にまぶし、混ぜ合わせる。
以上。これでうまい魚飯になります。 魚はなんでもOK。上の写真のときは、スマガツオとムロアジでした。子供もけっこう喜んで食べるはず。お試しください。
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2006.10.25
カシムラ近影@屋久島
YNACのエース、カシムラの近影@屋久島です。いい顔になってます。再登板まで、いましばしお待ちください。
もう一人のエースは近く発表される『重大ニュース』の公開待ち。
別のエースはある企画の進行をにない全社員を叱咤激励中。
他のエース2人はYNACの再起をかけた新プロジェクト開発中。
さらに本命のエースは来年度のある資格試験に向け決意表明。
弊社、エースだらけで実に頼もしい限りです。
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2006.10.01
雨具メモ
乾かし中のハイドロブリーズ。屋久島生活に「さし掛け」は必須。
この雨の多い屋久島では、当然雨具がもっとも大切なギアのひとつです。
私の最近の使用履歴は、レインダンサー(モンベル)⇒レインダンサー(モンベル)⇒ディアプレックス(フェニックス)⇒ストームセイバー(ベルグ)⇒ハイドロブリーズ(モンベル)
というものです。ハイパロン時代からモンベルが多く、たまに違うのを買ったりもらったりする感じ。
現在モンベルの雨具は、下位モデルから
- スーパーハイドロブリーズ ¥9,900
- レインフィールダー ¥19,800
- レインダンサー ¥24,600
- ストームクルーザー ¥28,600
というラインナップになっています。
「ハイドロブリーズ」は、昨年ミズノBergからコストパフォーマンスの高い「ストームセイバー3」¥11,550が発売されたことへの対抗策として登場したのではないかと思います。その安さにひかれて購入し、きのうの白谷で初めて使ってみましたが・・・。
結果⇒歩きにくい。
安価モデルは防水性はともかく着心地が悪いという平凡な結果におわりました。合羽の場合、通気性もさることながら、歩きやすさが重要なので、日々の労働着としては、やはり使えないかな。
レインダンサーはまあまあですが、歩きやすいというほどではない。
ディアプレックスは菊池さん(フェニックス⇒退職⇒屋久島在住フォトライターとして売出し中)からモニターに使わせてもらったもので、けっこう快適でしたが、アウトドア⇔タウン兼用ということもあってか造りがやわで、我々の酷使に耐えられなかった。(高級品なのでもったいなかった)
結局なにがいいのかなあ。
最近上下別売りが普通になってきたので、高くて手が出なかったストームクルーザーのパンツだけ、なんていいかもしれませんね。ジャケットは安いのにして。
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2006.09.06
季節の変わり目に温冷浴!?
季節が夏から秋へと移ってゆくようです。
屋久島の季節は、秋⇒冬、冬⇒春、春⇒梅雨、梅雨⇒夏と、それはもうさなぎから蝶へと羽化するように劇的に変化してゆくのですが、
この夏⇒秋の変化は意外とはっきりしない。
なんとなく涼しくなってきたなあ・・・と思ったらもう11月、ということもあるし、
クロイワツクツク(佐多岬以南にいる亜熱帯セミです)がまだ鳴いてるなあ、と思ったらいきなり山に雪が降って12月、ということもありました。
とはいえ盛夏は過ぎ、体調に変化をきたしやすいころです。皆さんお体にお気をつけてお過ごしください。
さて、知人のTさんの記事に「季節の変わり目に身体がついてゆかず、調子が悪い・・・」というふうにありました。
それにたいしてSさんという方から「温冷浴がいいかなと・・・」というコメント。
ほう、温冷浴か。
興味をひかれて調べてみました⇒西式健康法
- 温冷浴法 水浴、温浴の順に1分間ずつ交互に7回程繰り返し、最後は水浴で終わらせます。
理想的な温度は湯が摂氏41~43度、水は摂氏14~15度ぐらいです。
水浴槽がない場合はシャワーや桶で足から上に向かって水をかけていくのでかまいません。
なるほど。しかしなんだか違和感がないなあ。そんなこといつもやってるような気が・・・
・・・これって、わがYNAC沢登りツアーとそっくりではないか?
ツアーの場合、最初の水浴がおそらく合計で2~3時間でかなり長い。(が、その間に『天然岩盤浴』をはさんだりします。水温は22~24度でかなり高いか。)
そののち名湯尾之間温泉に移動し41~43度の理想的な温度で入浴。熱いのですぐ上がって上がり水槽から桶で水(たぶん22度くらい)をざぶざぶかぶる。
これを2~3回繰り返し、熱いのでそう長湯もせずに上がってしまう。
水温が高いのは夏の屋久島ではいたしかたない。それでも実際に一日の疲れから、すっかりよみがえるような心地がします
そういえば夏から秋にかけての私は疲労は少々たまるものの、体調はけっこういい。
どうでしょう、夏場の体調維持には『日帰り沢登り+温泉』がずばりGOLDではないかと!
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2006.06.28
成分分析
最近話題の“成分解析 on Web” やってみました。
↓結果
====== モスフォレスター3の成分 ======
モスフォレスター3の82%は花崗岩で出来ています
モスフォレスター3の7%は純金で出来ています
モスフォレスター3の6%はマイナスイオンで出来ています
モスフォレスター3の5%は理論で出来ています
========================
花崗岩が82%・・・。 マイナスイオン・・・。
なるほど、というのか、なんというのか・・・。
それで思い出したのが、以前に試みた“台風占い” のおまけにいきなり「屋久島で」というのが出て、のけぞったものでした。・・・もう一度やってみよう。
↓結果
====== 台風占いおまけ ======
あなたを好きな人が
屋久島で
お魚くわえたドラ猫を追いかけるでしょう!
====================
・・・。
これって、こちらの情報が読まれている、なんてこと・・・あるんでしょうかね?
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信州旅行その1
所属している海外遡行同人の総会と合わせて、4日ほど「信州旅行」してきた。
いい響きですね。信州旅行。
JRで、と思っていたが、いまはほとんど高速で移動するのだと教えられ、バスとレンタカーをフルに利用。東京~伊那谷~名古屋間の、行きたかったところをざっとつないできた。
まず長坂高根近くの『Team Serpa』。著名な友人が自宅脇ではじめた店で、日本手ぬぐいの在庫がなかなかのもの。今後の看板商品になるとされている「ふんどし」にも惹かれたが、まだデザインが少なく、今後に期待することにした。
コーヒーもうまかったが、驚くべきは強く勧められたドーナツ。そのもちもちとしたテクスチャーたるや、その辺で売っているものとは明らかに別次元だった。高速の通りすがりに長坂ICで一時降り立ってぱくついてゆく価値はあるものだ。どなたにも強くお勧めする。
自作の家もよかったが、ロケーションもすばらしい。なにしろ西に甲斐駒、北に八ヶ岳、東に奥秩父、北アルプスも小川山もすぐそこ。全部日帰り圏なのだ。
もちろん屋久島だって縄文杉も宮之浦岳も日帰り圏なんですが、やっぱり広がりがちがうんですな。
翌日向かったのは、『尖石縄文考古館』。茅野でレンタカーを借りて走る。
八ヶ岳といえば、縄文中期の一大文化中心として数多くの遺跡が知られているが、なかでもこの尖石は特別史跡として名高い遺跡だ。
ここの目玉はかの有名な国宝「縄文ビーナス」である。
お尻のかわいい縄文ビーナス。
また新たに発掘された「仮面のビーナス」や、これでもかといわんばかりに爛熟した、ありとあらゆるデザインの装飾土器の数々。
そして石製刃物の材料として世界最高のものだった黒曜石の鉱山がここにはあり、原料ないし製品が多い。尖石一帯はこれらの製品や半製品の交易の中心地だったふしもある。
次に高遠へ向おうとすると、そこに「諏訪大社本宮⇒」の指導標が立っているではないか! あの御柱祭の諏訪大社上社である。これを見落とす手はない。
二之御柱にて。
諏訪大社の四隅に、例の斜面を引きずり落とされた4本の樅製の御柱が立てられている。一と二の御柱を見たが、期待したほど太くはない(下社のほうが、御柱は太いようだ)。二之御柱の脇には、巨大なケヤキが目を惹く。御柱はたびたび交換するが、このケヤキはその間ずうっと長く生き続けてきたのだから、この太さが、伝統の古さを物語っているということなのだろう。
前回の上社御柱のためのモミは、蓼科山で伐採されたらしい。八ヶ岳の斜面に広がる縄文の斜面を諏訪湖に向かって柱を曳く。ほとんど星野之宣『ヤマタイカ』の世界である。
(続く)
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2006.06.19
雷害!
ここしばらくADSLの調子が悪かった。スピードが遅いだけではなく、すぐに途切れてしまうのでダウンロードもアップロードもままならない。
それどころか電話さえもつながらない状態になってきたので、さすがにおかしいと、NTTに連絡して見てもらうことにした。
4月に1ヵ月間待たされた経験があるので、全然期待していなかったのだが、今回は即日修理の人が来てくれた。
彼はまず外回りを調べ、県道沿いの本線から分岐している支線のどこかが腐食しているのを発見し、その部分を交換した。新しく引いた線ではなくて、もとからあった古い部分だ。
「屋久島はよく電線に水が入り込むんです」とのこと。う~む、そりゃあそうだろうな。
次に家の内部をチェックし、電話のモジュラーが焼けているのを発見した。
・・・これじゃあつながらないのも無理もない。
屋久島ではしばしば「雷害」がある。雷の電流が瞬間的に電線に流れ込み、電化製品を壊してしまうのだ。遠くでごろごろ鳴り出すとあわてて電化製品のコンセントを引き抜くのだが、電話線に入り込むとはね。(へたすりゃ火が出る可能性もありそうだ。)梅雨に入ってからの雷雨だろうか。
「これで大丈夫です」といって帰ろうとする彼を引き止めて、もう一つ、ネットを使っていると、しょっちゅう接続が途切れてしまうことを訴えた。
「スピードの遅いのが極まると、切れるということになるようなんです」といっていたが、今度はパソコンの接続をたしかめて、ADSLモデムそのものがおかしいことを探り当てた。
新しいモデムに取り替えてみると、IEは快適に動き始めたのである。二ヶ月以上も満足に使えなかった我が家の通信システムは、みごと復旧した。
ADSLは局から離れると遅くなるものだ、と思い込んで悪口ばかり言っていたが、能力がないのではなく、能力を発揮させてやれない状態だったわけだ。まったく思い込みというのは不毛です。事態の把握を怠ると、ほんとに見当違いな判断をしてしまう。
また、プロにチェックしてもらうという作業は大切ですね。
逆に言うと、メンテナンスの専門家がいないとどうにもならず、バックアップもしようがないシステムやネットワークは、非常事態にはあてにできないぞ~、ということでしょう。
モバイルや携帯、無線のほうが、やはり非常事態に役に立つ、ってことかな。ラインがないだけに、「もと」が生きていれば何とかなるわけだから。
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2006.06.16
明日から福岡
明日から1泊2日で福岡行き。ほとんどとんぼ返り。
うちのスタッフの結婚式なのだが、あれ、もうどこかに書いてましたっけ?
こういうとき、何を着ればいいのかわからなくて当惑する。もともとわからないのが、島暮らしでますますわからなくなっている上に、まともな服も当然ほとんんどない。
困ったなあ。どうしよう。
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2006.05.27
シカの役割
2006年5月30日 19:00~21:00 屋久町総合センターホール
このタイトルを見ると、どうも主催者は「シカは植物を食い荒らすので悪者だ」という定説を島内で打ち立てたいと思っているように見える。これは本当に科学的な態度なのだろうか?
シカが異常に増加すると植物が食べられすぎて森が荒れる。このことは正しいと思う。
しかし前にも書いたように、屋久島では、シカが増えすぎないよう、植物が牽制・コントロールするシステムがあるように思う。ここでシカが爆発的に増加するということは、考えにくいのだが。
それどころかシカが植物と拮抗することで、現在の屋久島の森を作り上げたともいえる。現在の屋久島の森が大切であるとするなら、シカの果たしてきた役割を無視するわけにはいかない。
また、もし問題ありとするなら、国有林の大規模伐採の影響を避けては通れない。シカを悪者にしてしまえば済むという問題ではない。これに比べれば林道など小さな問題に過ぎない。
もちろん畑の食害は大変な問題で、有害獣駆除は必要だが、それとこれとは分けて考えないと。 感情的になりやすい問題も含まれているし、ごっちゃにしてはまずいでしょう。
まあとにかく、出席してみます。
今日も大雨。県道は通行止めだし、淀川林道も崩れてシャクナゲ登山も中止です。
安房西では降り始めから466mmいきました。
⇒気象庁
南東部に赤い雷雲。これは千尋滝が大増水してそうだ。
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2006.05.17
台風1号
台風1号が近づいてきそうな気配。香港方面で梅雨前線に合流するらしい。
午前中は本当に湯気の中にいるようだった。夜になって過ごしやすくなったものの、KYC時計は湿度79%を示している。
発達した前線はカオス的な動きをするので、予測きわめて難しい。さあて、明日明後日はどうなるだろうか?
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2006.05.16
ADSLモデムと『ゲド戦記』
ここは安房のADSL圏にぎりぎり入っている。しかし通信速度が遅いのはともかく、接続が異常に不安定なのが不便で仕方がない。
いろいろ調べると、ADSLモデムを動かすソフトを更新すれば、ましになるらしいということがわかった。不安定な回線と根競べしつつダウンロードとインストールをやりとげ、無事工事完了。深夜3時。なんとかましになった。
頑張ったのはスタジオジブリの公式サイトで、『ゲド戦記』の予告編がアップされていたからだ。さっそくダウンロード。
・・・途切れ途切れでちょっと苦しいが、見られないよりましである。
ル・グインは好きな作家だが、とりわけ『ゲド戦記』は印象深い。この宮崎吾郎監督の初監督作品には、ずいぶん『ナウシカ』が入っている。登場人物の服装も、街の様子もそうだし、ゲドとアレンのたたずまいはなんとなくユパとアスベルだ。でもそれはそれでいい。もとはといえば『ナウシカ』に『ゲド戦記』がしっかり入っていたのだし。
テルーが現れるところは、なんとなく『シュナの旅』の感じもある。
予告編から想像される作品の全貌を、全編に流れる挿入歌『テルーの歌』の色調が支配している。世界が不可逆的に変化してゆくのを岩につかまってみているような、滅びへの戦慄のような。
胸に深く染みとおるような声。手嶌 葵。
作曲が谷山浩子だった。もうこの歌なしには考えられないような存在感がある。
7月の公開が待ち遠しい。鹿児島まで行ってでも見ないとね。
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2006.05.15
2006.05.01
2006.03.26
引越しします
あすは私、引越しいたします。
ADSLの住所変更の電話がなかなかつながらず、転居後のネット環境がいつ回復するかわかりません。次のエントリーは、環境が整い次第ということで。
それではごきげんよう。
おまけ⇒水晶玉
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2006.03.23
2006.03.01
熊本2
町の中心はなんといっても熊本城。市電を降りて櫨方門をくぐると、いきなり飯田丸五階櫓の威圧的な石垣がそそり立つ。まさに難攻不落の要塞という迫力です。来年の築城400年祭にあたって、城郭建築の全復元を目指しているということで、石垣も新しい石で修復されていました。石の種類は近郊にある金峰山の安山岩。
竹の丸長塀のかたわらにある大クスノキ。
場内にはこのように胸のすくような巨大なクスノキが何本も、高々と立っています。築城前からある木で樹齢800年との解説でしたが、ここは長塀の上のフラットな造成地です。本当にその樹齢なら、築城前にすでになにか建築があったということになります。
天守閣から西を見ると、修験の霊峰、金峰山です。石垣の安山岩はこの山から採掘されています。市内には電柱がないので見上げる空がきれいです。
意外だったのは、城を訪れる観光客の大半が韓国人だったこと。大家族のグループごとに大いに盛り上がっており、私もカメラのシャッターを頼まれました。加藤清正公は韓国では蛇蝎のように嫌われていると聞いてましたが、そうでもないのかな?
熊本大学五高記念館前庭の大ソテツ。種子島の大ソテツも凄いが、これも凄い。建造した時に一緒に庭の植栽もしたのなら、樹齢100年ほど、ということになるのでしょうか。
熊本は旧陸軍の町でした。もともと軍用に造られたこの記念館と前庭ですが、見るからにすばらしい設計です。熊本城といいこの記念館といい、軍事的なモニュメントが本来の用途から開放されて、地域の精神的中心となっているわけですが、なかなかいいものでした。
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熊本
九州新幹線。鹿児島⇒熊本がたったの1時間でびっくり。地元木材製(確か)のシートは快適。
熊本駅周辺は、意外とこぢんまりしてましたが、新幹線と平行して再開発するらしい。写真奥のJRホテルの垂れ幕に注目。
熊本城北側の街路樹ですが、これを娘のフウコは「バイキンの木」と表現しました。なるほど。
しかし木の本名は「フウ」だった(笑)。たしか台湾にあった木です。
今回の目的の一つはスイゼンジノリ(藍藻)の自生地を見ることでした。これは上江津湖の湧水。クレソンが茂ってます。熊本は阿蘇からの伏流水が豊かに湧き出る町で、スイゼンジノリはその湧水の環境でのみ生きてこれた種なのでしょう。しかし周辺をうろついてもそれらしいものは発見できない。
熊本動植物園にお邪魔して質問したところ、自生地は壊滅状態で、栽培を試みてはいるのだが復活のめどはたっていないとのことでした。
(現在の地球生態系の基礎を作ったのが藍藻の仲間です。)
つづく
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2006.02.22
林野庁の花粉データ「粉飾」2
(前の記事から続く)
なぜこのような情けないことをするのか。それはこの事業のために、2002年から2005年までの4年間に5億2000万円の予算が使われているからだ。
⇒http://www.asahi.com/national/update/0221/TKY200602210399.html
花粉症を克服できる、と自信満々で獲得した5億2000万もの予算=血税が、ほとんど何の効果もなかったとなれば、これから始まる来年度の予算折衝に当然暗い影がさしてくるだろう。「握った金は事実を曲げてでも離さない」という信念には恐れ入るしかない。(それ血税なんですが。離せよ)
ところで133箇所のうち残りの56ヶ所はなぜ追跡できなかったのか。
どうも追跡調査をその土地の自治体にさせたらしい。なにしろ、2年以上の継続調査は「自治体の協力が得られなかったために出来なかった」というのだ。それなら56ヶ所については、最初からまったく追跡していなかったということだ。要するに林野庁は金(血税)だけ出して業者や地方自治体に仕事をやらせ、自分たちでは何もしていないのだ。データの重みがわかっていないから、平気でいじれるのだろう。
花粉の追跡調査は1年では不十分で、数年は継続調査を行う必要がある、という指摘もある。⇒http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060221it06.htm
誤解のないように(笑)行っておくと、間伐そのものは、今の人工林をなんとかたてなおすために必要な作業だ。
だから、林野庁が税金を使って間伐事業を進めることには異論はない。
問題は、「あんたたち、ほんとに森林経営のプロか?」という疑問だ。
この事業のほかに、林野庁はいくつも花粉症対策を行っているし、それらのなかには、成熟して開花し始める前に伐採して回転させてゆくとか、不稔性のスギを品種改良する、といった使えそうなアイディアもあると思う。しかし今回の対応は、いかに林野庁の手法が科学的でない胡散臭いものであるか、明らかにしてしまった。
ヤクスギランドや白谷雲水峡では訪問者が自然保護のために協力します、といって一人300円ずつの浄財を預けてくれており、現在その総額は年間4000万を越えている。しかしデータの処理が確実に出来ない機関に「協力金」の管理は無理だろう。浄財の管理はなによりもガラス張りの明快さを必要とするからだ。もし握った金はなんとしても離さない!と頑張られたら、花粉根性ですね、とでも言ってしまうだろうなあ。
どう考えても「協力金」の管理は林野庁だけにまかせず、屋久島全体で責任を持ってきちんとをお預かりする仕組みを作る必要があると思う。
さて、この件をすっぱ抜かれた林野庁はHPの該当箇所を「約50%程度減少した例もあり・・・」と書き直した↓
平成15年度の事業実施個所の測定結果については、本数で20%~30%を伐採することによって、雄花着花量が事業実施前に比べ約50%程度減少した例もあり、高い効果が期待しうる方法であると考えています。⇒http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/situmon.htm 林野庁HPより
(傍線筆者)
・・・まーだ諦めてない !?
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林野庁の花粉データ「粉飾」
林野庁は、花粉症対策のため、2002年より人工林のスギの中から雄花の多い木を
20~30%選んで間伐し、雄花の量を減らそう、という事業を行ってきた。試験地は全国に133ヶ所。
⇒http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/nukigiri2.html
ところが結果が芳しくなく、1年間の追跡調査をすることの出来た77ヶ所のうち、雄花が50%以上減少し期待通りの効果があったのは23ヶ所、30%に過ぎなかった。これに対して雄花の減少が20~30%以下に留まった、つまり残された木が間伐で日照を得て活気付き、それぞれ間伐前よりも雄花を増やしたところが31ヶ所40%あり、そのうち6ヶ所では間伐前よりも面積あたりの雄花の量が増えた。
これら新聞記事に引用されたデータから判断すれば、期待に反して「間伐はかならずしも効果的に花粉を減らすわけではなく、下手にやるとむしろ残された木を元気にして花粉を増やしかねない」という結果が読み取れる。
⇒http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060222ddm041100158000c.html他
さて、林野庁の担当者はこの結果を受けて、どうしたと思いますか?
想定を覆す70%のデータを隠蔽し、期待通りの結果が出た30%のデータだけを発表して、「20~30%選択的に皆伐すれば、花粉は50%減少する」と林野庁のサイトで宣言したのだ。
各新聞はこれについて「粉飾」「誇張」「ずさん」などと表現している。また林野庁整備課の担当課長は「データを偽造したつもりはないが、誤解を招くおそれがあるかもしれない」と語ったそうだ。⇒http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060221it06.htm
しかし都合のいい一部のデータだけを発表し、残りを隠蔽するするという手口は、ウソの一つである。事実上の改竄であり、偽造と同じことではないのか?
それは事実の一部なのだから、ウソではない、というのであれば、こういう理屈が成り立つ。「一部の担当部署がウソをついたのは事実なのだから、林野庁とは、役所全体がウソをつく機関であるというのはウソではない」
それとも「そんな腐ったセクションは一部だけで、あとの本体は実にまっとうな役所なんです」とでもいうのだろうか。確かに「一部の特殊例で全体を代表させることはできない」というのはまさに今回の失態で再確認された命題ではある。
(この項続く)
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2006.02.17
2006.02.05
2006.02.01
屋久島のうまいもの
屋久島の美味いもの。果物か魚介類・・・に、なってしまうなあ。
確かにポンカンとタンカンはうまい。なんといっても有機栽培のものに限る。
野菜もうまいな。
魚は本当のところ、どれくらい採れているのだろう? よくわからない。
貝は本格的に資源が枯渇してきたと思う。
「ヤク」の名がなにに由来するかについてはまだ定説が無いが、古代から貴重品として珍重されてきた「夜光貝(ヤクガイ)」と同根であるという説は非常に説得力がある。現在はヤコウガイというが、おそらく当てられた漢字の読みから二次的に発生した音だろう。
ヤコウガイは巨大な肉食の巻貝だが、13年前に栗生で見つけて以来、一度も見ていない。(その貝を採らずに見逃してやったのに、S氏が採ってしまった。)
スイジガイの大物も、ホラガイも見なくなった。シャコガイ類もめっきり減った。
イソモンとりはもう穴場狙いか他島への侵略、でなければ外道狙いくらいしか収穫の手がない。セ(カメノテ)も同じだ。
観光化攻勢で直撃をくらったのは、実はイソモン採りではないだろうか。
島内のちまたでは、「どこそこのガイドが客に採らせているのでいなくなった」式の批判がやっぱり出るようだ。YNACのシーカヤックツアーなどでもたまにイソモン採りをしておかずにしたりしているが、それが原因だとはとても思えないなあ。
一般に狭義のイソモンと呼ばれる貝は「イボアナゴ」という種のことだ。
ナガラメ(トコブシ類)は統計資料があるのではないかと思うが、(まだ問い合わせていません)イボアナゴのように市場に出ない水産物には比較データがないので、あまり確かな話は出来ない。それでも10年以上前から獲物は減少気味ではあったと思う。
それが店や宿で郷土料理、地のものとしてイソモンやカメノテをもてはやすようになり、経済に組み込まれてから、目に見えて獲物が少なくなってきた、というのが、イソモン採り好きとしての生活感情的実感。これらの生態もまだ調べられていないはずだ。
採り過ぎだけでなく、他の原因も考えられる。
イボニシという巻貝が極めて微量の有機スズ(トリブチルスズオキサイド)を海水中で嗅がされるとメスはオス化してしまう。この事実が明らかにされたのか、日本で環境ホルモン問題が知られる嚆矢となった。
私は20年ほど前に、奄美大島でまさにその有機スズ剤をつかった養殖魚網の汚染除け作業や船底掃除を行っていたので、他人ごとではない。その後厳しく規制されたとはいえ、影響がないと言える根拠はない。
海はつながっており、屋久島の海洋生物は関係ないなどということはありえない。
・・・
さて、やまけんさんのブログに種子島出張の記事がでたのでびっくり。ブダイの竜田揚げ以外は屋久島と同じ料理だ。こうやって紹介されてみると、じつに美味そう。焼酎「安納」もうまそうですね。
・・・『若竹』、行きますか。
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2006.01.31
2006.01.24
2006.01.21
米産牛脊柱@成田検疫
やっぱり。とみんな思ったでしょう?
そんな時には『屋久島ふるさと館』のレストランで、鹿児島県産最高級黒毛和牛on屋久島産炭火焼をどうぞ♪
しかしどうもプリオン説の真偽がよくわからないな。と思っていたら、こういう本がありました。
「もう牛を食べても安心か」福岡伸一.文春新書2004
池澤夏樹の書評を読んで取り寄せたもの。これはおすすめします。すこし引用。
「・・・分子のレベル、原子のレベルでは、私たちの身体は数日間のうちに入れ換わっており、『実体』と呼べるものは何もない。そこにあるのは流れだけなのである。」
驚きませんか?
細胞が分裂したり死んで垢になって、という話ではない。そこにかわらずあるように見える細胞さえ、はるかに小さなNやPなど原子や分子のレベルで短期間にすっかり置き換えられてしまう、いわば物質の流れがそこでしばし「たゆたう」だけのこと、というのだ。
この「動的平衡」という事実から、私たちはなぜ食べ続けるのか、そして狂牛病にどういう意味があるのか、分析が展開されてゆく。
商売柄、私自身は「動的平衡にあるからこそ、修復も早く、環境に対応してすばやい変化も可能、変化し続けることが安定をもたらしている」という捉え方が、ヤクスギの更新のあり方に似ているな、と思いました。(脱線)。
『食物崩壊―出揃った滅亡のシナリオ』 西丸震哉 講談社2002
↑読売新聞の書評を、かの田中清彦が書いています。が、田中先生プリオンに関しては勝負を避けておられるか?
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2006.01.19
道草
昨日は、というより今朝方だが、引っ張り出した日吉さんの本にはまってしまって、結局読み通してしまう。
午後の会議の準備を(ちょこっと)している。なんとなく煮詰まると誰かと話したくなるのだが、相手がいるとは限らない。そういう時は知り合いの日記に出かけて道草を食ってたりする。
Sometime Somewhereさんのサイト。
日々の感覚に、小さな共振をところどころに感じる。
今日の宮之浦は、朝からびしょびしょした雨が降っている。長女はセンター試験のため、今日から低気圧の荒波を分けて鹿児島へ向かう。島の子は人生の節々に、いちいち海を渡る。
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2006.01.15
2006.01.13
建て直しをはかります。・・・近いうち
「屋久島の自然史についてのブログじゃないのか?」 とご指摘あり。
はあ・・・ちょっと取り込んでおりますが、その、近々立て直しを考えています。
「本題の自然クラブや土曜日の森はどうなりましたか?」
え~っと、近く立ち上げの予定ですので、その、お楽しみに。
昨日は鬼のように原稿を書いていたのに、全部メールになってよそにいってしまった。なんてこった。締め切りはとっくに過ぎているというのに。
しあわせ絶頂のはずの○ナちゃんのやさしい顔が、次第に引きつり始めたのが目に見えるようだ。
「・・・遊んでたんですか?」
いや、その~、・・・なんとかしないと。
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2006.01.07
再び冬型
屋久島は穏やかな正月日和だったが、昨日からまた冬型が強くなり、今日6日は白谷雲水峡やヤクスギランドで降雪があり、車は通行止めになった。 麓の上屋久側では強い雨が降り、日本気象協会http://www.jwa.or.jp/ranking/ame/のアメダスランキングを見ると、1月6日の日降水量に、わが屋久島測候所(屋久島空港のとなり)が20.5mmで5位にランクインしている。 ⇒2006年1月6日(アメダスランキング日降水量) 日本気象協会http://www.jwa.or.jp/ranking/ame/より引用 5位の屋久島と8位の八丈島とは雨。しかしそれ以外はすべて日本海側なので、当然これらは雪による降水量だ。 雪の降水量は、ふつうヒーターで溶かして水に戻したものを測定する。 雪山登山では、テントの外の雪をコッヘルに詰め込み、それをバーナーでし熱して飲用や炊事用の水を作る。大きなポリ袋にかき集めた雪も、せいぜい大鍋一つにしかならない。降りたてのふわふわ雪であれば、・・・たぶん1/4~1/5くらいの体積になってしまう。 とすれば、新潟県各地のこのデータを、おそらく4~5倍にしたものが、実際の積雪の深さだろう。 1位の十日町では、6日だけで16cm(5倍として)。 ただしその下には、前日の雪が積もっている。前日の1月5日は・・・ ⇒2006年1月5日(アメダスランキング日降水量) 日本気象協会http://www.jwa.or.jp/ranking/ame/より引用 29.25cm。 雪の重みによる沈み込みを考えなければ、・・・2日間で45.25cm、ということ。 この調子で降リ続けば、すぐ2~3mになってしまうだろう。1
32.0
十日町
新潟県 2
28.0
塩沢
新潟県 3
27.0
関山
新潟県 4
26.5
大湯
新潟県 5
20.5
屋久島
鹿児島県 6
19.5
松代
新潟県 7
18.5
石狩
石狩支庁 8
17.5
八丈島
東京都 9
17.5
入広瀬
新潟県 10
17.5
川谷
新潟県 2
58.5
十日町
新潟県
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2005.06.27
屋久島が荒れている?
鹿児島で乗ったタクシーの運転手さんから、「・・・屋久島は、世界遺産で自然が荒れて、大変なことになってるんでしょう?」とたずねられました。
彼のイメージは、いまや大量に人が山に入り込んで、貴重な植物を採集しまくっているためにどんどん荒廃が進んでいるらしい、というものでした。なるほど~。そういう感じなのか。
これに似た話を複数の人から聞いたことがあります。
①屋久島という島があって、その真ん中に山があって、その中腹に縄文杉が生えているっていうイメージだった。
・・・!! それはそのとおりなのですが・・・、ちょっと、かなり、ちがうかな・・・。
②「白谷の森」というから、車に乗ってゆくと、そういう森の入り口の看板があって、そこから歩いてゆくと、だんだん山が険しくなってくるのかと思ってました。
ああ、なるほど、ね。
私もだんだん解ってきました。だからいきなり山になって驚くわけだ。屋久島側も、外からはわからない、ということが解らなくなるわけですね。
このときの衝撃効果って、なんだかうまく使えそうだな。
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